三十路の奥座敷とは…

酸いも甘いも噛み分け尽くした吉田みどり小野優子佐藤麻美の3人が、
これまで磨いたアナウンス技術は傍らに放置して、
ただ気分の赴くままに話すという…

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今回のお題
喝!
出演
小野優子・吉田みどり・佐藤麻美×藤村ディレクター

「オレは言いたいこといっぱいあるぞ」!…「水曜どうでしょう」の藤村ディレクターが今回の雑談で何度も言った言葉です。


プロローグ:いきなりのダメだし…

藤村ディレクター
奥座敷のページ見たけどさー。写真多すぎねーか。ちょっとうっとうしいな、あれ。 もっと聞きたいんだよねハナシを。だって普段しない話をするんじゃないの。だから聞きたいのに、やたら写真でかくてなんか話飛んじゃうんだよなぁ。

佐藤麻美
早速ダメ出しから入りましたよっ。笑
 

藤村D
ほんとに見せたいもんだけでいいんだよ、写真は。あとはいらねーなぁ。ホントは話もっと聞いてんじゃん?だったらその話、だーーって書いてった方がいいと思うぞ。必ずみんな読んでくれるから。

3人
・なるほどぉ。

小野優子
もっと前に聞きたかった。もう一年近くやってるんですけどぉー
 

藤村D
あっそうなの。ごめん、俺さっき見た。
 

3人
・え====(><)(見たことなかったんだ、とほほ。)

藤村D
最初のとこで3人で結婚の話してんのあるじゃない?(第一回の奥座敷で私たち3人は「結婚観」をテーマに話しました)あれだってもっと聞きたいわけ。それをさ、余計な写真を載せたりするもんだからさー。

吉田みどり
余計な写真って……(><)
 

3人
・苦笑

それはそうと、センパイ!! はじめて見たはないっすよ…(^^;)

第一章:藤村さんから見たあたしたち

藤村D
そんで? なんなの今日は?
 

吉田
改まって聞くのもなんなんですが、
藤村さんの目からみて私たちってどう映ってんのかなーっと思いまして……

藤村D
おーおー、なるほどね。
あれだよなぁ。こっちの2人(みどりさんと小野を指差し)は酒飲んで話したことあるからよくわかってんだけど、お前(麻美ちゃん)とはまだ飲んだことないからなぁ。まだよくわかんないのね。

佐藤
えーっ、“まだ”ですかー?!(“まだ”をことさら強調する麻美ちゃん)
 

藤村D
いまさらって感じもするけどさー。爆笑
 

小野
でも麻美ちゃんは分かりやすいタイプですよね?
 

藤村D
分かりやすいっていうか、実際にそんなに深いとこまで話聞いたこともないからねー。
 

小野
えっ。それ言うなら、あたしもそんな深いとこまで話した覚えないですけどぉ??
 

藤村D
まぁまぁそうだよね。あなたの場合、結婚観だけはずいぶんと聞かされましたけどね。
 

小野
えーっ?!あたし何を話したんですか?
 

藤村D
覚えてないのかぁ。酔ってたんだな、あれ。女3人で(小野のほかに女性が2人いたんです…(^^;))ぺらぺらしゃべってさ。おれはしらふだよっ!しらふのオレに向かって3時間くらい話してくれちゃってさ。

吉田
ほんとー?そんなことあったんですかぁ??
 

藤村D
そう。“私は男の人を束縛しないと気がすまないから怖くて結婚できないー”って、ゆってらっしゃいましたよねぇ、あなたは。

小野
えーーーーーーーーーーーーー?!?!うっそ。覚えてな〜いっ(><)
 

吉田
コレは奥座敷で3人で話したときにも出てこなかった話ですよっ!!
 

佐藤
それって何年前の話ですか?
 

藤村D
1年くらい前かな。
 

小野
はぃ、そうですね……
 

藤村D
見かけによらないもんだなと思ったもん。
 

吉田
見かけによらないですか。どう見てたんですか?
 

藤村D
もうちょっとね、強い人だと思ってた。なんかちょっと独立心がある人だと思ってたんだよ。だから、『あぁそうなんだ。よりかかってないとダメなんだ。それも、イヤ!!ってくらいに束縛してないとヤな人なんだ』って。人は見かけによらねーなーと思ったよ。

3人
・爆笑
小野
いやーよかった。この話まとめるのがあたしで。ここは丸ごとカットですっ!!笑
 

……と思いましたが、事実じゃないこともないので載せました…(^^;)


第二章:お前ら見てるとヒヤヒヤする!!

藤村D
これは前々から思ってることなんだけど、会社の中で一番目を配んなきゃいけないのは女子アナなんだよね。だって、一番会社辞めるでしょ。だいたい10年いるかいないかじゃない?これってもったいないことだよね。

小野
でも、年を重ねるごとに仕事の幅は狭まるから、ある意味しょうがないかな…と。
 

藤村D
なんでそう思うのかね。だって考えてもみろよ。はたから見ると、“女子アナ”だよ!!こんなにいい商売ないわけでしょ。あんたらなんかさ、なんかうまいもの食いに行って、やれおいしいですねーとか言って、それでいい!!みたいなさ。いや、そんなんじゃないのはわかってますよ実際は。でもはたから見ると、そうみえるでしょう??

3人
・そうですねっ。はたから見るとね…はははっ。(3人顔を見合わせ爆笑)
藤村D
例えば自分の担当番組が終わったってなったら、そりゃあそれは一つの区切りだろうけどさ。じゃあ、番組終わったらクビになるのかい?違うだろ?アナウンサーの見聞を広げるっていうのもアナウンサーの大切な仕事だろ。だから、別に堂々と映画観に行けばいいんだよね?うまいもん食いに行けばいいんだよ!それをどっかで還元すればいいんだからさ。還元するためにいろいろな企画を立ち上げればいいんだと思うけど。

………言葉もなくただただうなずく3人
藤村D
だろ?
だから!そういうことをやらずして、なんで30過ぎてこれから女ざかりって時に辞めんのかなーって思うわけ。

佐藤
でもそういう意味では、私たちはみんな10年以上選手なのでー……
 

藤村D
いやー、それでもこっちはヒヤヒヤしてるよ。あいつら辞めんじゃないの?って。周りみんなそう思ってると思うよ。
 

小野
たしかに…。正直、10年過ぎた頃から『どうしようかなー』って思いは時々浮いては消え、浮いては消え、してますね。2人はそういう思いはない?

吉田
あたしは実はずっと居たいのだけど、居られるかなって思ってる。
 

藤村D
それはおめーが自分でそう思ってるだけじゃないの!
 

吉田
でも現実そういうことがあったんですよ。前に結婚しても仕事したいって話をしたとき、会社の先輩に「えー」なんて言われて…。会社に残ったら迷惑なのか?!って思っちゃいましたね。

佐藤
それは冗談で言っただけじゃないですかぁ?
あたしは、絶対居続けてやるって思ってます!!

藤村D
おー、いいじゃない。
 

吉田
ホント三者三様だね。
 

4人
大爆笑。

第三章:年齢は武器?!

佐藤
あたしは、年を重ねてもアナウンサーをやっていけるパイオニアになりたいんです!だって、仕事の幅はたしかに狭まるけど、その一方でキャリアを重ねたからこそ見えるものってたくさんあると思うから。だから、そこから新しい分野に可能性を広げていければいいなぁって思うんです。

藤村D
分野っていうか、おれ単純に年齢だと思うんだよね。そんな人間さー、こう簡単に能力なんて上がるわけないからさ。単純に年齢に裏打ちされた経験値ってのが可能性を広げるんじゃない?今は三十路そこらだけど、絶対四十になったら考え方コロっと変わると思うんだよ。その感覚って大切でさ、テレビを見てくれる視聴者は幅広い年齢層なんですよ。
その感覚生かさなきゃいけないのに、みんなその前に辞めちゃうから生かせないんだよな。だからもったいないんだよ。

小野
じゃあ、結婚しても続けるべきだと?
 

藤村D
結婚の形はいろいろだから何とも言えないけど、逆にあなたたちは『結婚がすべてだ』と思ってたらこの仕事には就いてないわけでしょ?

吉田
働き始めた時はそこまで考えてなかったけど…
でも親にはいつまでこの仕事するのって最近言われるんですよね。この仕事に就くことに関しては私の夢だったから応援してくれてたんだけど、30を過ぎた頃から『いつまでしがみついてるの?』って。結婚しても共働きっていうのには反対みたいだし…。

佐藤
それは、親御さんは結婚したらこの仕事は辞めて欲しいと思ってるってことですか?
 

吉田
子供を授かったら家庭に入って欲しいと思ってるんじゃないかなあ。
 

藤村D
子供ができたから辞めるっていう考え方はできればやめてほしいなー。人それぞれいろんな環境があるからしょうがない部分はあるけど、テレビってことだけを純粋に考えればやっぱ辞めてほしくないよね。だって、ママさんたちがテレビからいなくなったら、誰がママさんのためのテレビ作るんだよって思うもん。

説得力あるなぁ……


第四章:のっかってこーぜー

藤村D
…・でも、確かにどっかで力抜けるとこはあるよね。30超えて…・。
 

佐藤
いや、あたしはいま逆に頑張ってやろうって気持ちでいっぱいですね。
 

藤村D
君みたいな人はいいよぉ〜!
 

佐藤
まぁちょっと今、十二指腸潰瘍の疑いあるんですけどね…。
(※ちなみに、十二指腸潰瘍でなかったことが数日後わかりました。よかった、よかった!!)

藤村D
やられてんじゃん。気持ちの中に何かあんじゃないの?十二指腸潰瘍ってストレスだって言うからさ。それとも単に食いすぎか?

佐藤
「食べ過ぎが原因じゃないか」ってみんなに言われましたけどーぉ。
 

一同
大爆笑
佐藤
あたしは、今のアナウンス部をもっと発展させていきたいと思ってるし、いろいろ考えてますよ!
 

藤村D
やる気あんだよな、おまえは。
 

小野
ホント麻美ちゃんはやる気あるよね!!
 

佐藤
年齢が上になればなるほど、出演番組が減っていく傾向がありますけど、そういう人のためのものを作っていかなきゃって思ってます。

藤村D
こーゆーねー、やる気のある人にはね、みんなおんぶされていけばいいの。
 

吉田
はははっ、そうですね!
 

藤村D
結局こういうタイプの人は一人でやらなきゃ気がすまないんだけど、でも横で「いいっ!!」みたいなことをね、言っていくことが大切なんだよ。

小野
なるほど〜。「いいっ!!」みたいな盛り上げを、ねっ!
 

藤村D
あんまり無責任に言ってるとダメだからね、ちゃんと真剣にな。笑
そういうことをそれぞれがやっていけばおまえはアナウンス部変えられるよ。

佐藤
いやー、更に頑張ろうって思いが沸いてきたーぁ。
 

頼もしい限りです!


エピローグ

藤村D
けど、席も単純に悪いよなぁ、アナウンス部の。ものを作るオレたちと近いところにいるべきだよな。そういう環境にいることで、部としてのクリエイティブなこともやりやすくなると思うもん。

吉田
こっちからコミュニケーションをとっていかなきゃってことですかね。
 

藤村D
それもそうだと思うよ!是非来て…
 

小野
いいんですか??
 

藤村D
いいですよぉ。
 

小野
なかなか近づきづらい空気があったりするんですけど…
 

藤村D
そんなことないだろっ!!
 

佐藤
じゃあ次回はお酒を飲みながら奥座敷ってのも?お誘い申し上げてもいいんですか?
 

藤村D
いいよ!
 

小野
じゃあ、次回は「結婚観」なんかも交えて、ですかね…(^^;)
 

吉田
今度はしらふじゃない状態で…笑
 

藤村D
おーっ、みんなの話をもっと聞きたいしな。
 

小野
今日はこんな狭いとこで、いろんなお話聞かせてくれてありがとうございました!
 

って、ここ、どうでしょう部屋ですけど……

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