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ワンルーム、日当たり普通、天使つき。 #3「つめたい友達」

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めぐみ横丁

2018年01月16日(火)

映画が、好きです。
邦画、洋画。
単館で上映されている
ドキュメンタリータッチの作品に、
白黒のフランス映画。etc......

学生時代は、一人暮らしをしていた
6畳ひと間のアパートの近くに 
名画を2本で1200円で見られる映画館があって、足しげく通っていたっけ。
当時、韓流ブームが到来。ウォンビンさん、チャンドンゴンさんら、
韓国の俳優が登場する映画もたくさん上映されました。
記憶をひもとくと、たしか、 
初めて観た韓流映画は『猟奇的な彼女』。
この作品をはじめ、 数々のラブストーリーを紡いできた 
クァク・ジェヨン監督最新作『風の色』が、
今月26日(金)に公開されます。

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先日、クァク監督にお話をうかがいました。

「懐かしい寒さですね」
撮影以来、およそ3年ぶりに訪れた北海道、柔和な笑顔でつぶやきました。
オホーツク海を漂う"流氷"に魅せられて、 
北海道を舞台にした映画を製作されたそうです。 

『風の色』は、突然目の前から消えた恋人の死から100日後、
マジシャンになることを決意した青年・涼 (りょう) が主人公の物語。
胸の奥が少し苦しくなるような、壮大なラブストーリーです。 

「"風の色"・・・ 監督は"何色"だと感じますか?」

インタビュー終盤にお聞きすると、このような言葉が。 

"風の色は、白に近い色。
虹色は、全部混ぜると白と言われている。
人によっていろんな色に見えると思います" 

たしかに、
"順風"や"逆風"という言葉もあるように
心持ちや環境によって、
冷たくもあたたかくも感じますよね。
そよ風のような優しさだったり、
一陣の風のような厳しさだったり。 
そんな"風"のように、多角的に楽しめる作品だと、私は思います。 


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インタビュー終了後に記念撮影。
"韓国ではこれがハートマーク"なんですよ" と、
柔らかい笑顔を浮かべながら
自ら、指の組み方を教えてくれました。

監督の含蓄に富んだ言葉の数々は、近日放送のLOVE HOKKAIDOで。