番組向上への取組

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あなたとHTB

このページは平成26年2月23日放送分から引用しています。

タイトル

オープニング

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2/5 さっぽろ雪まつり

大野恵アナ

2月。冬の祭典、さっぽろ雪まつりが開幕です。大通会場8丁目にある雪のHTB広場、今年の大雪像はインドの歴史的建造物「イティマド・ウッダウラ」です。使われた雪の量は5トントラック450台分。大雪像は高さ12メートル、幅21メートル、奥行きが23メートルと、およそ3800人の陸上自衛隊の隊員が1カ月かけて完成させたものです。夜は大雪像に映像を投影するプロジェクションマッピングも行われ、道内外やアジアからの観光客を集めました。

遠藤雅也アナ

おはようございます。「あなたとHTB」の時間です。 「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに よりよい番組作りや放送の在り方を目指すための番組です。

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大野・遠藤両アナ

大野アナ

冒頭の映像は今月11日に閉幕した「さっぽろ雪まつり」雪のHTB広場の大雪像の様子です。大雪像「イティマド・ウッダウラ」は17世紀に建てられたインドの歴史的建造物をおよそ1,100個のアイスブロックで再現したものです。

遠藤アナ

プロジェクションマッピングも素晴らしかったですね。65回となるさっぽろ雪まつりは、240万2千人と昨年を超える人出だったそうです。

きょうの「あなたとHTB」は今年1月23日の第460回放送番組審議会で審議いたしましたHTBスペシャルドラマ「別に普通の恋」についてです。

まず、昨年11月の放送番組審議会から委員の任期満了に伴い、新しく3名の委員の方が審議会のメンバーとなられましたのでご紹介いたします。

大野アナ

恵和ビジネス株式会社代表取締役社長の渡辺淳也(わたなべ じゅんや)さん。札幌で活躍する人を365日毎日ウェブで紹介する札幌人図鑑を主宰するインタビュワー、パーソナリティの福津京子(ふくつ きょうこ)さん。北海道を代表する女性クライマーで、現在は日本ディスカバリー常務取締役を務めるクライミングインストラクターの高橋留智亜(たかはし るちあ)さん。



以上新しい3名の番組審議会委員の方々が加わり、HTBの放送番組審議会は男性5名、女性5名の合わせて10名の委員構成となっています。

遠藤アナ

審議対象番組についての委員意見を紹介する前に、HTBのスペシャルドラマについてです。

1996年から地方局では異例のドラマ制作を続けているHTB。ほぼ一年に一作品のペースでドラマ制作を手掛けています。

大野アナ

これまでに文化庁芸術祭賞や民間放送連盟賞、ギャラクシー賞受賞を始め、海外でもアメリカ国際エミー賞やアジア太平洋放送連合賞に選ばれるなど国内外で高い評価を受けています。昨年12月に北海道ローカルで放送した、「別に普通の恋」は、HTBスペシャルドラマとして17作目となります。脚本は演劇界で高い評価を受ける劇作家の前田司郎さん。丘のまち、美瑛町を舞台に、ちいさな恋の物語をユーモラスに描きました。このドラマは現在のフルハイビジョンの4倍の解像力を持つ、「4K(よんけー)」と呼ばれる次世代カメラで撮影され、フィルムのような質感が作品に独特のニュアンスを与えています。

遠藤アナ

それでは、放送番組審議会の委員の方々の意見を紹介します。

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「別に普通の恋」

大野アナ


◇ゆるやかな丘陵にのどかな農村生活、北海道の魅力がたっぷりと伝わる映像に見とれ「美瑛に行きたい!」と強く思った。これといった大きな事件も起きない恋愛話で、ともすれば小さくまとまりがちだ。しかし、北海道ならではの広大な田園風景のおかげで、心が開放されて気持ちよく最後まで見ることができた。

◇1人の女性を10年以上も思い続ける奥手な農家の青年、春夫の純情と、故郷を離れ都会で暮らして、訳ありで戻ってきた律子。その二人の葛藤がわかりやすいコントラストで描かれていた。信代の気持ちに気づかない春夫の鈍感さにいらだちながら、エンディングまで興味を持って見た。

◇さえない主人公を金子貴俊(たかとし)さんが好演、律子役の安藤聖(せい)さんは嫌味なく、サチ役の福田麻由子さんや敏子役の藤田弓子さんも適役だった。特に、きたろうさん演じる神様と小林きな子さん演じる信代の存在感は群を抜いていて、甘くなりがちな恋愛ドラマにしっかりとスパイスを利かせていた。

◇「田舎は重力が強い」という律子の台詞が印象的。律子と信代、信代とサチの女性同士の会話も自然で、シナリオの良さがドラマの軸をしっかりと作っていた。見終わって、久々に若い頃の瑞々しい気持ちが蘇ってきた。人は恋愛に悩み傷つくことで成長できることをあらためて感じた。

◇このドラマに「すれっからし」は登場しない。昭和の青春ドラマのようだった。10代や20代の若者は逆に新鮮で共感できる部分が多かったのではないだろうか。40代、50代にとっては、かつて純粋で輝いていた自分を思い出したに違いない。広い世代にアピールできた作品だ。

◇家族三人で視聴したが、妻は律子と敏子、娘は年齢の近いサチに感情移入していた様子だった。見終わって、エンディングの後の物語の結末はどうなったのだろうと意見を交わし、思いがけず家族とのコミュニケーションの機会に恵まれた。視聴者がどの登場人物に共感するのかによって、それぞれが期待する結末を自由に想像して楽しめる巧みなエンディングだった。

◇印象的なシーンも多い。夕日に映える雄大な自然の中で春夫と律子が別れを告げるシーン。春夫と神様の軽妙なやりとり。サチが春夫に飛び蹴りする画面の隅を絶妙なタイミングで横切る飛行機雲。/ラストの春夫がバイクで疾走するシーンはこのドラマのテーマである切なさと愛しさを描き出して素晴らしい構成だった。

◇バイクで農道を疾走する春夫と空港で東京便を待つ律子。春夫は律子に会えたのだろうか、想いを伝えられただろうか、律子はどう答えたのだろう。ドラマのタイトル通り、どこにでもありそうな恋のシーンをいくつも想像することができ、見た人それぞれに余韻が残るエンディングだった。

◇昨今は、彼女がいない「草食系」と呼ばれる若者が増えていると言われている。普通な恋をしよう、自分で動かしていこう、笑顔で接しようなど、彼らへのエールとも受け取れるドラマだった。

◇画面いっぱいに広がる緑、肥沃な大地の色、ゆったりと浮かぶ白い雲、青い湖、真赤に染まる夕焼け。これらの風景がストーリーのある種のドタバタ感を大きく包み込む役割を果たし、なんとも言えない、温かく、落ち着いた心理状況を生み出していた。全ての出演者の演技力の高さも特筆すべきものだった。

遠藤アナ

一方、改善点・疑問点として

◆美瑛の風景は美しかったが、物語は美瑛でなくとも、もっと言えば北海道以外を含めてどこの地方都市でも成立する内容で、ドラマを北海道で制作して発信するという意図があまり感じられなかった。

◆春夫の「東京に行っても別れることになると思う…人は簡単には変わらない」という台詞。これは信代に言わせた方が、思い通りにならない恋愛感情がより切なく胸に響いたのではないか。

◆律子と別れたかつての恋人の人物描写や、律子は春夫のどんなところに惹かれたのかについてもう少し説明が欲しかった。

◆「恋愛の神様」については、存在感の強さの割に、行動が先読みできる平板なキャラクターで興味が薄れてしまった。

◆春夫の身なりや農作業の様子が綺麗すぎて現実感が希薄だった。

大野アナ

また、今後の要望として、
春夫と律子のその後、信代の恋の行方やサチの心の成長を描いた続編の制作を望みたい。北海道の営み、北海道人の営みを前面で出して描く作品を制作して全国や海外に発信して欲しい。いつの日か、オール北海道の役者をキャスティングしたHTBスペシャルドラマを見てみたい、というご意見を頂きました

遠藤アナ

これに対して、番組担当の多田健プロデューサーと杉山順一ディレクターは以下の様に答えました。

大野アナ

◎確かにどこで描いても成立するドラマだが、脚本の前田司郎さんはとても面白い台詞を書ける作家なので、前田さんのひらめきとHTBのドラマ班との化学変化に賭けたところがあった。

◎前田司郎さんの世界観をどう美瑛の風景の中で描くか、がドラマ制作上の大きなテーマだった。前田さんの作品にはダメな人は出て来るが、すれっからしや悪人は出てこない。これは前田さん自身の人間観だと思う。その作風がこのドラマにも良く出ていたと思う。

◎主役は春夫だが、群像劇として描きたかった。登場人物全員に主人公になって欲しいと、役者さんにもそう説明して演出した。観る方がそれぞれの人物に自分を重ね、感情移入して見て頂けたのであればとても嬉しい。

◎今回のドラマは「4K」と呼ばれる高解像度の次世代カメラを撮影に使用した。フィルムのような柔らかな質感がドラマの世界観にマッチしたと思う。ドラマ撮影に「4K」を使うのはこれで4度目。2000年から自社制作で培ってきたチーム力、制作力の高さがあってのことだと思う。

◎北海道ならではのドラマをオール北海道キャストで創り上げることはドラマ班の夢。これまでとは違った新機軸を打ち出したつもりだが、一作一作前に進めるよう、これからも精進していきたい。

大野アナ

ドラマの多田プロデューサーと、演出を担当した杉山ディレクターは以上にように答えました。委員の皆さんから頂いたご意見は、今後の番組作りの参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

遠藤アナ

さて、きょうはソチ冬季五輪も残り3種目。日本時間の深夜1時からは閉会式が行われ17日間に亘って繰り広げられた熱戦に終わりを告げます。そんなオリンピックイヤーに相応しいビッグイベントのお知らせです。

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大野アナ

すっかり恒例となりました世界最大級のスノーボード・ストレートジャンプ・コンテスト、今年で18回目となりますTOYOTA BIG AIRは、きょうが最終日なんです。「キング・オブ・エアー」の栄冠は誰に輝くのか。是非、会場の札幌ドームでご覧ください。きょうのライブアクトアーティストは、E-GIRLSとナオトインティライミ。onちゃんと、あの、ふなっしーとの共演も見逃せません。当日券は4,000円。年齢を証明するものをお持ちになって下されば中学生以下と60歳以上は入場無料となっています。札幌ドームの開場時間は午前11時半となっています。多数のご来場、お待ちしています。

遠藤アナ

「あなたとHTB」、次回の放送は、2月27日に審議いたします、HTB制作のテレメンタリー2014「ひと口の怖さ~食物アレルギーと闘う子どもたち」と、3月27日に審議いたします系列の朝日放送制作「世界の村で発見!こんなところに日本人」について、放送番組審議会委員の皆さんの意見を紹介いたします。 「あなたとHTB」、次回の放送は4月27日(日)午前5時5分からです。

※「あなたとHTB」の次回の放送は、2014年4月27日(日)午前5時5分から放送します。



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