番組向上への取組

TOP > 番組向上への取組 - あなたとHTB

あなたとHTB

このページは平成27年12月20日放送分から引用しています。

タイトル

オープニング

画像
森・遠藤両アナ

遠藤雅也アナ

おはようございます。「あなたとHTB」の時間です。

森さやかアナ

「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに
よりよい番組作りや放送の在り方を目指すための番組です。

遠藤アナ

きょうの「あなたとHTB」、まず最初に、
10月22日の第478回放送番組審議会で審議いたしました
「派閥意識検証バラエティ あなたは何派?」についてです。

画像
派閥意識検証バラエティ あなたは何派?

森アナ

この番組は、「派閥」というキーワードをテーマに、
ラーメンなら味噌派、醤油派、塩派。
主食であれば米派、パン派、麺派というように、
自分の好きなものを熱く語れる、
幅広い視聴者の皆さまに楽しんで頂ける
バラエティとして制作された単発番組です。
人気のコントグループ・東京03が進行役を務めました。

遠藤アナ

それでは、放送番組審議会の委員の方々の意見を紹介いたします。

森アナ

始めに、評価点からです。

三世代で楽しむバラエティ番組で、ジェネレーションギャップで
笑えるようなネタを頻繁に挟み込んでいた。
犬派?猫派?というような他愛ない話題でも
「聞いてみなけりゃわからない」というイントロもわかりやすかった。

気楽な雰囲気のテーマの選択と番組構成で楽しく見ることができた。
世の中に「食」に関係のない人はいないし、
誰も傷つけない内容になっていた。
家族で楽しめるバラエティ番組で、
連休初日の土曜日の夕方というのは相応しい放送時間帯だった。

パンや麺の歴史や多様性についての解説、
またデータを使って消費の動向を示していたことはわかりやすかった。
朝がパン、昼が麺、夜がご飯というのは、
日本人の食生活をよくあらわしていると思った。

カップラーメンを例にあげ、過去と現在の社会を表す
情報を交えながら、豆知識が得られておもしろかった。
現代人における食文化の変化や
食の多様化に関する現象をきめ細かく取材していた。

コントグループ東京03の面々の熱演が素晴らしかった。
「もしも道民の主食が統一されることになったら?」という設定。
討論と検証に力を尽くす姿はそれなりの説得力と迫力があった。
テーマを成立させるためには、出演者の一所懸命さや
誠実な感じが必要だと思うが、三人のキャラクターはぴったりだった。

東京03のコントは、圧勝が予想される米派の発言が
ツッコミに徹していた。
また、上から目線というのも視聴者の派閥意識を的確に突いていた。
配役も、それぞれの主食の個性と
役のキャラクターがとてもマッチしていた。

音楽やナレーションは映像にマッチしていた。特にスーパーの
文字の大きさ円グラフの見やすさはとても親切でわかりやすかった。

パン派による「南ブルターニュ大学」、
麺派が紹介した「ハフィントン・ポスト」。
思わず本当のことだろうかと調べてしまった視聴者も
いるのではないだろうか。
屁理屈や思いがけない調査結果を楽しんで
笑える雑学を得るというお得感もある番組だった。

バラエティのストーリー展開といい、ラストの「米派が圧勝」という
やっぱり感でぶつ切りして終わるところがやはり面白かった。

日本は焼きそばパン、カレーうどん、ライスバーガーなど
組み合わせを上手に変える食文化を持っている。
「主食」の概念があいまいになってきている中で、
「主食」に関する問いかけの番組は非常に意義があった。

遠藤アナ

一方、改善点・要望として、

ご飯、パン、麺の主食だけに特化した内容で、
1時間の番組を引っ張るのはつらいというのが正直な印象だ。
主食としての選択肢で主張を展開しても、
結局はご飯と視聴者の多くはイメージするだろう。

答えが当初からはっきりしている感じがあり、何が選ばれるのか
ドキドキ感がなかった。テーマ設定が失敗だったのではないだろうか。

全般的に冗長だった。主食が米派かパン派か麺派かを
決める番組だとわかるまでに10分を要している。
むしろ、「目玉焼きにかけるなら醤油派?塩派?ソース派?」の方が
おもしろかったのではないだろうか。

番組を見ていて戸惑いを隠せなかった。この番組のコンセプトが何か、
どんな見方をすればいいのかが分らなかった。
バラエティ番組は本来、制作者の狙いなど考える必要はないだろう。
しかし、この番組はそれを考えさせてしまう
実験的な作りの番組だと感じた。

それぞれの派閥を主張する3人のデータの出どころがあいまいだった。
はたして信憑性があるのだろうかと疑念が生じて、
素直に楽しく見ることができなかった。
バラエティ番組であっても、データを表示する際には公平さや
信頼が必要だと感じた。

なぜ、投票が電話方式だったのか疑問に思った。
最近はdボタンなどで投票する形式が主流だ。
あえて視聴者の年代に配慮して、
電話だけの投票方法に絞ったのだろうか。

主食派別の生産者に密着して
生産者の愛情をクローズアップするような場面もあってもよかった。
北海道産の米や小麦は評価も高く生産量も多い。
こだわりの農家や、地元の生産者の熱い思いが聞けたら
さらに良かったと思う。

森アナ

また、今後の展望については、

同じ三つの選択肢でも地域や国によって結果は大きく異なるだろう。
今後の番組づくりの一つの切り口になるのではないだろうか。
さらに工夫を重ねておもしろい番組を目指していただきたい。

放送番組審議会の委員の皆さんからは、評価点、改善点や要望、
今後の展望としてこうしたご意見を頂きました。

遠藤アナ

続きまして、11月26日の第479回放送番組審議会で
審議いたしました「FFFFF」についてです。

画像
FFFFF

森アナ

この番組は、北海道日本ハムファイターズ応援番組として
2007年4月から制作しているもので
放送回数も400回を超えています。
毎週土曜日の朝9時30分から9時50分まで
北海道ローカルで放送しているレギュラー番組で、
審議会では「二刀流」大谷翔平選手の今シーズンを追った
10月24日の放送回が対象となりました。

遠藤アナ

それでは、放送番組審議会の委員の方々の意見を紹介いたします。

森アナ

始めに、評価点からです。

大谷翔平選手の1年間を振り返るという、
スポーツドキュメントとして王道を行く番組だった。
また、選手との交流も深い
ヒロ福地さんのナレーションには安定感があった。
番組の構成も、今年のキャンプから、投手、打者と二刀流に挑む
大谷選手の1年間に迫っていて、定番として不足のないものだった。

短い番組だが、大谷選手をファン目線、監督目線、解説者目線と、
さまざまな角度からの視点を盛り込んでいる。
ふだんからあまり野球観戦をしない
熱心な野球ファンでない人も楽しめる内容だ。

ヒロ福地さんのインタビューやナレーションも、
大谷選手を初めとするファイターズの選手たちへの
温かい気持ちが感じられた。
心からチームを応援している人が番組を進行することで、
見ている側も巻き込まれて同じような気持ちになれた。

大谷選手はクライマックスシリーズの初戦で負け投手になり、
第3戦のチャンスにピンチヒッターとして送られたが三振に終わった。
今年のクライマックスシリーズは
大谷選手で負けたかのような印象が残るシリーズだった。
「悔しいシーズンの結末 3年目の二刀流」というタイトルに
ぴったりの冒頭のシーンだった

栗山監督が大谷選手を深く信頼している様子がよく伝わった。
「必ず同点にしてくれると信じた。よければ大谷選手がすごいし、
悪ければ僕の責任です」という言葉は大変印象深いものだった。

インタビューに答えるまだあどけなさの残る表情と、
マウンドに立ったときの大人っぽい表情の対比が魅力的だった。
食事のシーンなど余計な映像を入れないことで、
熱い野球ファンも満足させる硬派な仕上がりになっていて好感が持てた。

投手として、1年目、2年目、3年目で
どのように成長してきたのかがとてもわかりやすく理解できた。
打者としては、調子が余りよくない中焦りだけが前に出ているなど、
技術の客観的な理由よりは
大谷選手の個人の本音に近い悩みが聞けたので、よかったと思う。

短い放送時間にふさわしいすっきりした簡潔な構成だった。
大谷選手の1年間の振り返りと、
来シーズンへの決意を自身の言葉で語ってもらう構成。
20歳とは思えない言葉の選び方や落ちついた物腰に改めて感心した。
大谷選手本人に語らせることで、
大谷選手の個性にとてもよくフィットした番組に仕上がっていた。

北海道日本ハムファイターズの応援番組として、
番組のスタンスはこの上なく明快だ。
この番組がファイターズと同じように、北海道にしっかり根づいて、
ファンの支持を得ていることの証拠だと思う。

遠藤アナ

一方、改善点・要望として、

わかりやすい構成だったが、視聴者のターゲットを
どのように考えているのかが不明確と感じた。
野球好きの中年男性は選手の表情にはあまり興味がないのではないか。
若い女性向けならば、
土曜日の午前という放送時間はマッチしていないと感じた。

二刀流を追うというテーマだったが
チームの優勝に焦点が当てられていた。
最後は大谷選手への期待で終わっていたが、
もっと二刀流の今後を掘り下げた方がよかったのではないだろうか。

大谷選手が、勝ち星だけでなく防御率などでも高い数字を残したことが
テロップで示されるだけだった。

プロ野球選手として重要な数字は、
もっと視聴者にしっかり伝えてもいい情報だったのではないか。

「ボールをコーディネートできるようになった」など、
野球に詳しくない視聴者のために、
テロップで解説や注釈があったらよかった。

打者としての大谷選手の不振の理由については、
正直、番組視聴後もわからなかった。
投手としての分析を岩本勉さんが行ったように、
打者出身の解説者に大谷選手の不振の理由を分析してほしかった。

ファイターズは、選手の獲得、起用また放出についても、
非常に分析的に評価することで強くなった球団だ。
今回の番組の中でも、
そうした分析的な視点があったほうがよかったのではないだろうか。

森アナ

また、今後の展望については、

放送局が、北海道日本ハムファイターズ応援番組を制作し、
一緒に地元を盛り上げることは地域密着の一つの好循環だ。
ファンであることを地域の文化に高めるためにも、
「FFFFF」には
さらにいい応援番組になってほしい。
「FFFFF」は球団のイメージアップに貢献している。
選手や球団の協力を得てさらに多様な情報を伝えて欲しい。

放送番組審議会の委員の皆さんからは、評価点、改善点や要望、
今後の展望としてこうしたご意見を頂きました。

遠藤アナ

頂いたご意見は、今後の番組作りの参考とし、
生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

「あなたとHTB」、次回の放送は、
1月21日の第480回放送番組審議会で審議いたします、
夕方の情報ワイド番組「イチオシ!」について、
放送番組審議会委員の皆さんの意見を紹介いたします。
「あなたとHTB」、
次回の放送は新年2月28日(日)午前5時5分からです。

どうぞ良いお年をお迎えください。


過去の放送より


TOPページへ戻る


Copyright © HTB All Rights Reserved.