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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して,放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
平成17年度放送番組審議会委員(敬称略)10名
伏島 信治 委員長(伏島プランニングオフィス代表)
中川 翼 副委員長(医療法人渓仁会 定山渓病院院長)
宮部 光幸 委員(建築家)
市村 三樹男 委員(北海道電力(株)常務取締役)
田中 英也 委員(朝日新聞北海道支社編集総務兼報道部長)
松園 直史 委員(札幌ヤクルト販売(株)代表取締役社長)
林 薫 委員(彫刻家)
朝倉 かすみ 委員(小説家)
ダイアン・ブラウン委員(エッセイスト・大学講師)
岩崎 優子 委員(弁護士)
第377回北海道テレビ放送番組審議会 -平成17年9月22日開催-
出席委員
伏島 信治 委員長
宮部 光幸 委員
市村 三樹男 委員
田中 英也 委員
林 薫 委員
ダイアン・ブラウン委員
岩崎 優子委員
レポート提出
中川 翼 副委員長
松園 直史 委員
朝倉 かすみ 委員
北海道テレビ側出席
代表取締役社長 荻谷 忠男
常務取締役・コンテンツ本部長 村上 裕
取締役・編成戦略センター長 井上 実于
報道情報センター長 上杉 一紀
CSR推進室・ホットラインデスク部長 森川 柊作
「うみのほたる」演出担当・監督 多田 健
取締役・番組審議会事務局長 横山 憲治
【会社報告】
- 地上波デジタル化への準備について
- 全国高校野球大会放送での駒大苫小牧高校優勝について
- 「うみのほたる」ギャラクシー賞の8月度月間賞受賞について
- 秋改編での自社制作ベルト番組「イチオシ!」の放送時間拡大について
- 7月以降の視聴者応答報告 ほか
【審議内容】
HTB制作番組 スペシャルドラマ「うみのほたる」についての審議委員の意見
◇ 鹿部町の海や駒ケ岳の景色など北海道の自然の中で、家族のあり方を考えさせた作品だったと思う。
◇ HTBが北海道の鹿部町を舞台にその地域社会で生きている人たちを描いたドラマを全国放送することは意味があると思う。
◇ 最近毎年放送しているHTB制作のドラマは「北海道での家族関係」をテーマにしていると思う。家族の絆を描くのは良いと思う。
◇ 北海道は農業地帯も多いが、漁業関係者をメインとしたこのドラマは全国の視聴者にまた別のイメージを伝えたと思う。
◇ このドラマのテーマの“家族の再生”は、今日では大変重要なことだと思う。現代の希薄化した家族関係に一石を投じる良心的なドラマだと思った。
◇ 親子の互いの距離と感情の結びつきを描いた作品だが、蟹江敬三、西田尚美、若松武史の演技が作品を盛り上げたと思う。
【多田監督からの「うみのほたる」についての説明】
我々が地方でドラマを作っていく上でいつも考えることは「北海道らしさをどう表現するか」ということと「普遍性」です。
今回のドラマの意図として、視聴者の方にドラマを楽しんでもらうために、四宮プロデューサーと脚本家の鄭義信さんと私の3人で「人間のもつ駄目さと、それゆえのおかしさ、愛おしさ」を物語の原点としました。
これまでのシリーズでもテーマとしてきた“家族”ですが、今回は家族たちが真正面からコミカルなほどにドタバタとぶつかり合い、その果てに出て来る言葉や表情といったものを探ろうと致しました。
「家族の再生」という言葉を、キャッチフレーズとして四宮プロデューサーが説明文(企画書)の中に使用しています。物語の最後にお祭のシーンが出てきますが、わずかながらでも風通しの良くなった家族のそれぞれの表情は見どころのひとつです。