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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して,放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

 番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。


平成18年度放送番組審議会委員(敬称略)10名

伏島 信治 委員長 (伏島プランニングオフィス代表)
中川 翼  副委員長 ( 医療法人渓仁会 定山渓病院院長 )
市村 三樹男 委員 (北海道電力(株)常務取締役・お客さま本部長)
伊藤 裕章 委員 (朝日新聞(株)北海道報道センター長)
松園 直史 委員 (札幌ヤクルト販売(株)代表取締役社長)
張  相律 委員 ((株)北海道チャイナワーク代表取締役)
岸田 洋輔 委員 (岸田法律事務所 弁護士)
河村 利枝子 委員 ((株)アトリエK一級建築士事務所 専務取締役)
林  薫  委員 (林 薫彫金工房 彫刻家)
朝倉 かすみ 委員 (作家)


第390回北海道テレビ放送番組審議会  -平成19年1月25日開催-

出席委員

伏島 信治 委員長
中川 翼 副委員長
市村 三樹男委員(レポート提出)
伊藤 裕章 委員
張  相律 委員(レポート提出)
岸田 洋輔 委員
河村 利枝子 委員
林  薫 委員
朝倉 かすみ委員

北海道テレビ側出席

代表取締役社長 荻谷 忠男
常務取締役 コンテンツ本部長・デジタル推進担当 樋泉 実
取締役・番組審議会担当 CSR推進室長 横山 憲治
取締役・編成戦略センター長 林 亮一
報道情報センター長 上杉 一紀
広報グループ部長 斉木 基
審議番組「関根勤&麻里親子の旭山動物園日記」
担当ディレクター 坂本 英樹
番組審議会事務局長 CSR推進室
ホットラインデスク部長 古田 俊暁


【会社報告】

  • 放送技術国際協力関連での菅総務大臣とアジア各国同行について
  • 新会社法施行による企業の内部統制の進捗状況について
  • 年末年始HTB番組の視聴率と占拠率について
  • 「第34回HTBカップ国際スキージャンプ競技会」全国ネット放送について
  • テレビ局と番組制作プロダクションとの関係について
  • 「TOYOTA BIG AIR」開催について
  • 「世界ノルディックスキー」の放送について
  • 第58回さっぽろ雪まつりの大通8丁目雪のHTB広場について
  • 11月以降の視聴者応答について ほか

【審議内容】

HTB制作番組「関根勤&麻里親子の旭山動物園日記~マイナス20度の冬を越える動物と飼育員たち~」
1月14日(日)午後2時から3時25分放送(テレビ朝日系列全国ネット)について

関根勤&麻里親子の旭山動物園日記~マイナス20度の冬を越える動物と飼育員たち~についての審議委員のご意見

◇10月から2ヶ月以上の撮影で、すでに色々な形で紹介された旭山動物園を、いかに新鮮に見せるかという意図が印象的であった。特にライオンの親子とチンパンジーの物語、真冬に向けた支度の映像、人が水槽に入って掃除するところなどが非常に面白かった。

◇旭山動物園は人間の工夫と動物の野生が作り出した傑作だが、今回の番組も動物園の掃除など普段見られない裏事情を紹介し、面白かった。獅子の親子の関係、チンパンジーのボスをめぐる戦い、ペンギンの雪の散歩などすべて新鮮であった。

◇動物本来の姿を見せようと工夫する旭山動物園と、さらにその裏側を紹介しようという狙いで、内容は良かった。白熊が自分でポリタンクを水に投げてから飛び込んで遊ぶ姿や、ペンギンが散歩の時間に自ら集まって待っている姿など、初めて見る映像が多かった。

◇ナビゲーターの関根勤&麻里親子、ウド鈴木さん、ナレーションの大泉洋さんが、温かみがあり、番組の良い雰囲気づくりだと思う。

◇今回の特集の主役ライオンとチンパンジーの親子を関根親子が案内して、親子や飼育係の“愛”という視点が制作側にあったと感じた。

◇関根親子が動物を見ながら自分達の親子関係について語り合い、家族で楽しく見られる番組だったと思う。しかし動物に関する音が殆んどなかったので、「動物マニア」は残念である。

◇関根親子の親子関係や家族関係についての場面から急に変わり、バラエティ番組になったような感じが時々あった。

◇旭山動物園は、職員の心掛け、一致団結した考え方で、色々楽しく動物園を盛り上げられるということを、色々な企業に知らしめているのではないかと思うので、今後も大事にして欲しい。

◇次回は旭山動物園の園長他“担い手さん達”に的を絞り、光を当てて放送すると、また全国に十分支持される中身の濃い番組になるのではないかと提言したい。

【坂本ディレクターからの説明】

 3年前に30分のドキュメンタリー「14枚の素描~旭山動物園の夢」を制作しましたが、その後全国でも色々な番組で紹介され、それに併せて観光客も増え、旭山動物園はこの10年で観客数が10倍に上りました。
 今回の番組では独自ネタとして旭山動物園の冬を描きたいと思いました。取材のなかで、チンパンジーとライオンの親子の姿から“親子愛”というキーワードが見え、動物のドラマを映し出すことで、これまでの旭山動物園像から別の視点が見えてくるのではないかと期待しながら作りました。出演していただいた関根勤さん親子は、ロケをしていてもたいへん自然体でリアクションして頂き、お二人の温かみが伝わったと思います。
 今年はなかなか雪が降らず、冬の映像の取材が遅れたため、制作スケジュールが厳しくなったこともあり、それが皆さんからご指摘のあった場面転換の早さにつながったかもしれません。また、密着感を出すのにハイビジョン用のデジカメで取材をしましたので、なかなか音の細かい部分が拾えなかったことが反省点であります。