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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して,放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

 番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。


平成19年度放送番組審議会委員(敬称略)10名

伏島 信治 委員長(伏島プランニングオフィス代表)
中川 翼 副委員長(医療法人渓仁会・定山渓病院院長)
佐藤 佳孝 委員(北海道電力(株)常務取締役・お客さま本部長)
三上 雅俊 委員(朝日新聞北海道報道センター長)
松園 直史 委員(札幌ヤクルト販売(株)代表取締役社長)
張  相律 委員((株)北海道チャイナワーク代表取締役)
岸田 洋輔 委員(岸田法律事務所 弁護士)
河村 利枝子 委員((株)アトリエK一級建築士事務所 専務取締役)
林 薫 委員(彫刻家)
朝倉 かすみ 委員(作家)


第397回北海道テレビ放送番組審議会  -平成19年9月27日開催-

出席委員

伏島 信治 委員長
中川 翼 副委員長
佐藤 佳孝 委員(レポート提出)
三上 雅俊 委員
松園 直史 委員
張 相律 委員
岸田 洋輔 委員
河村利枝子 委員
林 薫 委員
朝倉 かすみ 委員

北海道テレビ側出席

代表取締役社長  荻谷 忠男
取締役CSR推進室長
番組審議会担当 横山 憲治
取締役編成戦略局長 林 亮一
報道情報局長 国本 昌秀
広報部長 斉木 基
報道部長(審議番組担当) 寺内 達郎
番組審議会事務局長
CSR推進室ホットラインデスク部長 古田 俊暁
番組審議会事務局 濱中 貴満


【会社報告】

  • 「水曜どうでしょう」問題の概略と会社対応
  • 地上デジタル放送の視聴エリアが10月から拡大。視聴可能エリアは83%に(11月1日)
  • 上期視聴率報告
  • 参議院選挙の放送対応(朝日新聞との共同集票など)
  • 日本ハムファイターズ優勝特番について
  • 情報3番組の10月リニューアルについて
  • 小宮悦子さんらを迎えた「イチオシ!トークライブ」について
  • 平成19年7月、8月の視聴者応答報告 ほか

【審議内容】

「テレメンタリー2007 裏切りの肉職人」審議委員のご意見

◇この会社でCSRとかコンプライアンスが機能していなかったことは間違いないと思う。タイトルには抵抗がある。失敗した人間を痛めつけるのではないか。

◇様々な証言を積み重ねて社長の実像を描き出す手法は良かったが、もっと多面的に事件を炙り出す手法がなかったのかと思う。

◇番組の最後で何度もインターフォン越しに取材するシーンでは一体、何を伝えたかったのか。

◇いいと思ったのは、証言する人たちにインテリ的な人がいなかったこと。精肉業界がどうなっているのかについて、もっと突っ込んで欲しかった。

◇こういう事件が起きると感じるのは、日本では集団になると偏差値が低くなること。番組では断定したい気持ちを抑えて、視聴者に問題を投げかけていると感じた。

◇社会的に叩かれる事件が起きると、取材結果を報道するのではなく、取材していること自体を流す映像が良く見られるが、いいことなのか。仮に「リアクション報道」と名づけると、この手法は議論が必要と思う。

◇顔を出して証言するのは説得力が違う。映像の持つ力を改めて感じた。最後の社長へのインタビューが中途半端で、何が言いたかったのか分からない。

◇本当にいろんなことを気づかせてくれた番組だと思う。内部告発は社会的弱者に対する大事な政策だが、告発者の質が気になる。テレビの力は法律より重いとも感じる。役割、責務を自覚することが肝要だ。

◇関係者の証言で事件の背景、経過が詳しく、素晴らしいドキュメンタリーだ。この種の番組では、淡々と事実を積み上げ視聴者の判断に委ねるべきとも思う。

◇業界の体質、コストカット、行政の失態などを総括したうえで、社長の実像にスポットライトを当てて欲しかった。「リアクション報道」は制作者の錯覚でもあり、若い人への教育が必要だ。

【寺内報道部長の説明】

◇タイトルは消費者を裏切り、主人公が最後の肉職人と自負していることから取材に当たったディレクター、プロデューサーが真実に近く、表現者として主観的に判断した。

◇消費者サイド、行政、流通問題、業界の体質など様々な視点がある中で、社長の生い立ちを含め、手を染めていった契機に迫りたいとの狙いがあった。

◇最後は社長に何度も直あたりして言質を取るために拘って取材した点を表現したかったと思う。社長に犯罪という意識が全くなかったことが深刻な問題で、その分岐点を見極めたかった。

◇「リアクション報道」や顔なしカット、モザイク表現などについても、別の機会にご審議願いたい。