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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第420回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2010年1月28(木)15:00~17:00
審議番組
HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」
平成21年12月19日(日)16:00-17:25放送
出席委員
内田 和男 委員長
宮澤 仁朗 副委員長
三上 雅俊 委員
佐々木小世里 委員
塩野谷英男 委員
藤原千枝子 委員
大房 孝宏 委員
中川ファリーン 委員
見野 彰信 委員
小西 由稀 委員
会社側出席者
代表取締役社長 荻谷 忠男
専務取締役 樋泉 実
取締役報道情報担当 林 亮一
取締役編成担当兼編成局長 上杉 一紀
報道情報局長 国本 昌秀
広報部長 大羅 富士夫
番組プロデューサー 福屋 渉
番組審議会事務局長 関川 信明
番組審議会事務局チーフマネージャー 南部 由美
【会社報告】
- 新委員に見野彰信氏、小西由稀氏就任
- HTBが「ハイ・サービス日本300選」、放送局初の快挙
- 地方議会の調査報道で「メディア・アンビシャス大賞」準大賞受賞
- 雪まつりは2会場(3丁目・8丁目)で展開
- 「TOYOTA BIG AIR」2月27日開催
- 「HTBオンデマンド ユメミルひろば」12月25日スタート
- 新プロジェクト「ユメミル.チカラ応援ステーション」始動
- ホットラインMonthly Report11月12月
- 番組モニター報告書「ミエルヒ」
【委員の意見要旨】
◇番組冒頭、真っ暗な石狩川を背景にタイトルが白く浮き上がるしかけは、視聴者の目をひきつけ、これから起こることを想起させる、ドラマチックな演出だった。
◇映像の素晴らしさに驚嘆した。色彩のトーンの落ち着き、ゆったりとしたカメラワーク、画面の切替のしなやかさなどが、視聴者に安らぎを与え、ドラマに没頭することを可能にしてくれた。
◇BGMは十分に吟味され、また抑制が効いた音量で、せりふや映像とのバランスが絶妙だった。
◇父と息子、母と息子夫婦、漁師仲間、同級生等々、それぞれが交錯する接点にドラマが生まれる。普通に生活することの幸せをあらためて実感した。感情移入しやすい質の高いドラマだった。
◇登場人物ひとりひとりの心の機微が鮮やかに描かれた、深堀りの脚本が素晴らしい。見る人が自分との共通点を見出し、共感することができる深い内容。「足元を見つめ直し、今をしっかりと生きること」の大切さが痛いほど伝わってきた。
◇カタカナは意味をもたない言葉。「ミエルヒ」は、先入観を持たずに見て欲しいという制作者のメッセージなのか・・剛の抱く虚無感と、「ミエルヒ」がしっかりとリンクしていると感じた。
◇剛が泣きながら石狩川河畔を歩くシーン、「・・・みんなそれぞれの場所でただ生きいくしかないんだ」と結論めいたモノローグは必要だったのか 疑問に思う。ここは沈黙により視聴者に答えを委ねるべきではなかったか。
◇これからも、北海道に根ざした、気概のある、完成度の高いドラマを作り続けてほしい。