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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第431回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2011年2月24(木)
15:00~17:00
審議番組
よゐこの旭山動物園日記2011
2011年2月13日(日)14:00~15:25放送
出席委員
内田和男 | 委員長 |
宮澤仁朗 | 副委員長 |
中川ファリーン | 委員 |
見野彰信 | 委員 |
小西由稀 | 委員 |
千葉光宏 | 委員 |
高橋賢友 | 委員 |
平島美紀江 | 委員 |
伊藤千織 | 委員 |
大西昌美 | 委員 |
会社側出席者
代表取締役社長 | 荻谷忠男 |
専務取締役 | 樋泉 実 |
取締役 | 林 亮一 |
取締役 | 青山久夫 |
CSR推進室長兼ホットラインデスク部長 | 国本昌秀 |
報道情報局長 | 寺内達郎 |
編成局長 | 川筋雅文 |
広報部長 | 岡 仁子 |
番組プロデューサー | 沼田博光 |
番組審議会事務局長 | 関川信明 |
番組審議会事務局チーフマネージャー | 南部由美 |
【会社報告】
- 地上デジタル放送完全移行まであと5か月
- 「イチオシ!モーニング」3/28スタート
- HTB報道スペシャル「徹底討論!どうする道議会改革」2/11放送
- 「イチオシ!×FFFFF 2011ファイターズ沖縄キャンプイン速報」2/1放送
- 「AFCカップ2011決勝 日本×オーストラリア」で高視聴率マーク
- ひかりTVでHTBの制作番組配信スタート
- HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」がNHKワールドTVで全世界に配信
- ホットライン Monthly Report 2011年1月
【委員の意見要旨】
◇よゐこの起用は成功。もぐもぐタイムをさまざまにプロデュースする濱口、絵心のある有野、両人の魅力が十分に引き出されていた。
◇動物たちの生態と置かれた状況、動物園の姿勢がよく理解できた。行動展示カメラの映像は、オジロワシの狩り、テナガザルのブラキエーション、黒豹の精悍さなど臨場感にあふれ、各動物の身体能力の高さや特徴をつぶさに映し出していた。
◇動物の気持ちをイキイキと代弁する、大泉洋のナレーションは彼の持ち味が存分に発揮されており、行動展示カメラをより楽しく見ることができた。
◇車いすの老犬のエピソードに心打たれた。飼育員から車いすを与えられ楽しそうに走り回る様子には思わず涙した。犬と人間のかかわりを考えるきっかけをくれた。
◇昨年に比べ、よゐこがより勉強して撮影に臨んでいる。自分たちの立ち位置を深く理解した行動が好ましい。
◇坂東園長が知床に赴き、シマフクロウが人家に近く生息していることを知り、動物の生態を深く学び伝えていくことの大切さを語るシーンは説得力があった。
◇心にしみいる老犬と飼育員の命の物語をボリュームアップし、作品の主軸に据えてもよかったのではないか。
◇オープニングのテンションが低く、番組への期待感が削がれた思い。
◇見ている間は楽しいが、見終わっては、あれもこれもと内容を盛り込み過ぎ、結果、散漫な印象が残った。背骨となるテーマとメリハリが欲しかった。
◇シリーズ化された作品にはマンネリも必要。マンネリを創意工夫で味方に転化し、HTBならではの新たな視点を盛り込みながら、視聴者から新鮮な驚きや感動を引き出すような作品をめざしてほしい。
【局側の説明】
◇旭山動物園日記5作目の軸をどこに据えるべきか、徹底的に動物園に密着するなかで、試行錯誤を繰り返しながら探り、本当に素の状態の動物園を多角的に描いていく方向に舵をとった。行動展示カメラは動物たちのユニークな生態や行動をとらえる有効な手段だった。
貴重なご意見を、シリーズ6作目の教訓や糧として生かしていく。
※次回の審議会は、平成23年3月24日(木)です。