番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第443回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2012年4月19日(木)
15:00~17:15

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審議番組

テレメンタリー2012 “3.11”を忘れない(22)
「ココロのトケイ~帰らぬ妻 残された夫 教師として~」

2012年4月14日(土)25:35~26:05

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出席委員
内田和男 委員長
新谷朋子 副委員長
見野彰信 委員
小西由稀 委員
千葉光宏 委員
髙橋賢友 委員(レポート)
平島美紀江 委員
伊藤千織 委員
大西昌美 委員
烏日娜 委員
会社側出席者
代表取締役会長 荻谷忠男
取締役 林 亮一
取締役 青山久夫
CSR推進室長兼ホットラインデスク部長 国本昌秀
報道情報局長 寺内達郎
編成局長 川筋雅文
広報部長 岡 仁子
番組担当プロデューサー 数浜照吾
番組担当ディレクター 国井美佐
番組審議会事務局長 四宮康雅

【会社報告】

  • 4月1日付機構改革について
  • 2011年10月~2012年3月の各第3週に放送した全放送番組を、所定の放送番組種別に分類し、「個々の放送番組の種別」「種別ごとの放送時間」を報告
  • 「イチオシ!」10年目、「イチオシ!モーニング」2年目に突入
  • HTB北海道onデマンドが4月2日無事スタート
  • 「今、私たちにできること」3.11から1年 HTBの記録
  • 北海道キルトウィーク2012 5月17日~19日開催
  • ホットラインマンスリーレポート2012年3月
  • 番組モニター報告書2012年3月

【委員の意見要旨】

◇小野寺先生の言葉「仮に、500年前からきっちりと震災が受け継がれていたなら、あそこに町は作っていない、防波堤や防潮堤ももっと工夫できた・・」は重い。未曾有の大震災を絶対に忘れない、忘れてはならないと固く心に誓った。

◇ご夫婦の人となりなど、一切の説明を削ぎ落とし、浩詩先生の表情と言葉、行動に特化した内容に圧倒された。愛する妻をたった1年で失った、夫の胸中、心境の変化が時の流れとともにしっかりと描出されていた。そんなに無理をしないで・・と思わず声を掛けたくなった。

◇すべての場面に意味があり、有機的に繋がっていいた。特に、女子生徒が小野寺先生を「痛い」と評したあと、「そう痛いんだ」と改めて気づくシーンが、ラストの「教師だって人間だ。踏み出せない時は止まってもいい。後退はしてほしくない」という小野寺先生の言葉にリンクしていた。見事な構成力に感服した。

◇素子先生の教え子に交換日記を手渡す場面が印象的。薄暗い廊下で、生徒と同じ目線で、小さな声で、妻が残した大切なものを渡す。彼の普段の姿が垣間見え、臨場感に溢れ胸に迫るものがあった。

◇教師という職業と個人のバランスの難しさを痛感した。悲しみを堪え自分を鼓舞して教壇に立ち続ける小野寺さんの姿から、教えるだけが教師ではない、人の痛みを想像し、悲しみに寄り添うことも教育であると、思い至った。

◇人はどんなに辛い現実も受け止め、人生を生きていかなければならない。最愛の妻を失い、もがき苦しむ心模様、被災した生徒たちへの思いやりなど、深く描かれた秀逸なドキュメンタリー。ありのままで生きることの大切さを小野寺先生と番組が教えてくれた。

◇災害で全てを失った極限的な状況下、いつも通りに教えなければならない、時に折れそうな心を奮い立たせ、葛藤し、やがて素の自分を取戻し未来に向き合おうとする、小野寺先生の不器用さや豊かな人間性に心打たれた。

◇小野寺先生の心の内面に焦点をあて、お弁当箱のエピソード、教育功労者表彰の会で素子さんの遺影が用意されていたことなど、胸を打たれるシーンが多い。

◇生徒たちと年齢の近い岡本玲さんをナレーターに起用したことは成功。落ち着いた語り口は好感が持てる。

◇取材が教育現場に限られ、本音が見えてこない。取材者と取材対象者の密着度が薄い感じを受けた。もう少し踏み込んで欲しかった。

◇テレメンタリー枠でこのように系列を挙げて3.11を忘れない、風化させないという試みは大変意義深い。これからも、息長く被災地に生きる人々の姿を伝え続けていただきたい。

※次回の審議会は、平成24年5月30日(水)です。


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