番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第451回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2013年2月28日(木)
15:00~16:35

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審議番組

HTBスペシャルドラマ「幸せハッピー」
2012年12月15日(土)15:30~17:11

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出席委員
内田和男 委員長
新谷朋子 副委員長
平島美紀江 委員(レポート)
伊藤千織 委員
大西昌美 委員
烏日娜 委員
真弓明彦 委員
作間豪昭 委員
閔 鎭京 委員(レポート)
西川祥一 委員
会社側出席者
代表取締役社長 樋泉 実
取締役 林 亮一
取締役 持田周三
CSR推進室長兼ホットラインデスク部長 国本昌秀
報道情報局長 寺内達郎
編成局長 川筋雅文
広報部長 岡 仁子
制作統括(コンテンツ事業室部長) 明田晋弥
番組審議会事務局長 四宮康雅

【会社報告】

  • 第64回さっぽろ雪まつり 雪のHTB広場の大雪像は「新歌舞伎座」
  • 第17回TOYOTA BIG AIRは37000人が来場し大盛況
  • マイベストプロ北海道 グランドオープン
  • アジア向け海外情報発信番組「Love Hokkaido」、シンガポールで放送開始
  • 2013HTB春の新番組&特別番組について
  • HTB杯アイスホッケー、HTB杯ジャンプがVODに展開開始
  • ファイターズキャンプイン 恒例のキャンプイン特番制作
  • ホットラインマンスリーレポート2013年1月

【委員の意見要旨】

◇ドラマの題材は日本国内の普遍的な問題を扱っている。多くの視聴者の共感を得やすく、2人の父親のそれぞれの娘に対する思いの違いについて、対比が明確でわかりやすく描かれている。2人の構図は違っても幸せになれない原因は同じであることを教えてくれた。

◇ドラマの根底にある考え方は「守る精神」である。それは、人との関係、家族、国を守るため、自己犠牲を続ける今の日本人がとてもよく表現されていると評価したい。

◇見終わって、自分の子育て、子育て支援活動を通し、私自身が「親が幸せであることが子供の幸せ」と気づいた。「琴絵は他人なんだよな」、「お父さんが言っていた意味がわかった」などのセリフに共感。生きること、震災について、親からの自立、子どもからの自立、夫婦愛などの多彩なテーマが散りばめられ、視聴者それぞれの立場によって、何かしら思うところのあるドラマだった。

◇渡辺えりさん、大谷亮介さんなどキャスティングが素晴らしい。また、子役の菊地さんの演技力に驚嘆。特に泣くシーンは秀逸だった。

◇製麺所と交互に映る風景は揺れているよう見え、細かいカメラワークに感心した。どの場面も大変丁寧に撮影されていた。音楽はそれぞれのシーンに違和感なくとけこみとても自然だった。

◇「なぜなかったことにするんだ」「あれだけの事故だったのに戻れると思うな」という台詞は福島第一原発事故を意識したものだったであろう。現代社会批判として大変印象的。

◇ストーリーやテーマ設定は温かくて共感できた。キーワードの「娘は赤の他人なんだ」と父がつぶやく言葉。親の子離れ、娘は娘なりの幸せがあるというメッセージがひしひしと伝わってきた。

◇札幌市内を俯瞰するシーンが、まるでジオラマのようで驚いた。映像の所々にぼかしが入り、下町風情のある住宅街やレトロな喫茶店、寂れたガード街、小さな観覧者など、全体を通して昭和を感じさせるノスタルジックな雰囲気を醸し出していた。ドラマの根底に流れる庶民性や日常生活を訴えるには大変効果的。

◇エンディングで地元の人々を写すシーンは、ドラマ制作に協力いただいた皆さんの幸せいっぱいの笑顔と、HTBの優しさが伝わり好感をもった。

◇親子、夫婦、友人など、さまざまな人間関係が紡がれ、不思議な魅力を感じた。渡辺えりさんの圧倒的な存在感、ひとつひとつの表情に意味がある。子役の演技も素晴らしい。台詞が緻密、そして面白い。

◇正味90分近いドラマだったにもかかわらず、さまざまな興味深い内容が盛り込まれ長さを感じさせない。人類の永遠のテーマである「幸せ」について、その認識、実感がひとそれぞれであること、当たり前の小さなことを大切にしなければ、幸せを失ってしまうことが強く伝わってきた。

◇不思議な味わいのテンポ、盛り沢山のモチーフ、個性的で実力派の役者たちの起用など、大変意欲的な作品。写真が消えるなどのファンタジックな演出は、テレビの中に非日常が持ちこまれたようで混乱するが、舞台演劇の手法を取り入れたと思えば腑に落ちた。

◇日本社会の状況を揶揄した内容かと思うが、全てが暗示としての表現で、全体として何が言いたかったのかが伝わらない。結果、作品からメッセージを受け取ることができなかった。

◇登場人物の多さ、さまざまなエピソードの展開の速さについていけず、しばし頭が混乱。コメディー、サスペンス、オカルト、スピリチュアル・・どのジャンルに当てはまるのだろうか。主役は誰か、ストーリーの主軸は何か、何を訴えたいのか・・最後まで理解することができなかった。

◇写真から姿が消える、製麺所の屋上に現れる、などの場面が奇想天外で意外性は感じるものの、それまでの現実的なストーリーから遠ざかる妙な違和感があった。それまでの重厚感や期待感、緊張感が失われ残念な思い。

◇設定された時制が分かりにくい。スタートの電車のシーンで昭和なのかと早合点したが、その後僧侶が携帯電話で話すシーンがあり、「今」の話と気がついた。

◇信一が、北海道弁を所々無理をしながら使っていたが、その他の出演者は全く用いていないので不自然。

◇登場人物の人物造形が詰め切れていない印象。台詞や行動が唐突で必然性が感じられず、説得力がない。

◇今後も地元を舞台とした完成度の高いドラマを作り続けてほしい。

※次回の審議会は、平成25年3月28日(木)です。


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