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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第452回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2013年3月28日(木)
15:00~16:40

画像
審議番組

情報満載ライブショー「モーニングバード!」
月曜~金曜 08:00~09:55

出席委員
内田和男 委員長
新谷朋子 副委員長
平島美紀江 委員
伊藤千織 委員
大西昌美 委員
真弓明彦 委員
作間豪昭 委員
西川祥一 委員
会社側出席者
代表取締役会長 荻谷忠男
代表取締役社長 樋泉 実
取締役 林 亮一
取締役 持田周三
CSR推進室長兼ホットラインデスク部長 国本昌秀
報道情報局長 寺内達郎
編成局長 川筋雅文
広報部長 岡 仁子
テレビ朝日報道局情報センター「モーニングバード!」チーフプロデューサー 田中義樹
番組審議会事務局長 四宮康雅

【会社報告】

  • HTB制作「チィ先生のちいさな音楽隊」が世界最大規模の国際映画テレビ映像祭、ニューヨークフェスティバルでファイナリストに
  • 電子チラシ「HTB×Shufoo!」サービス開始
  • 4/18~24、仙台で開催の北海道展にHTBグッズショップ出店
  • ホットラインマンスリーレポート2013年2月

【委員の意見要旨】

◇他局と比較して、番組に通底するジャーナリスティックな視点とそれを支えるコメンテーターの質が素晴らしい。吉祥寺の強盗殺人事件に対して、青木氏の冷静なコメント「一般的に少年が家庭環境、周囲の環境に影響を受ける存在であることを踏まえた処分がなされるべき」は秀逸だった。

◇報道出身の青木氏・萩谷氏は、視野の広さと事実把握の正確性で、他局とは一味違うと感じられる信頼性の高いコメンテ-ターである。できれば、毎日ひとりは報道出身のコメンテーターがいても良いのではとさえ思った。

◇司会者ひとりの技量と安定感に頼らない番組作りのコンセプトを生かし、視聴者からより信頼される番組に成長できる潜在能力を感じた。その良さを多くの視聴者に知ってもらう努力も必要。

◇約1時間半をニュースに割き、過度な加工はせず、まじめに丁寧に伝えようとする姿勢が伝わってくる。コメンテーターも落ち着きがあり、常識的な発言をしている。視聴者がワイドショーに求めるのは「切り口」と、「そうだ!よく言ってくれた」と共感できるコメントではないか。

◇MCの赤江さんは、非常に落ち着きがあり、番組全体を的確にコントロールしている。加えてコメンテーターの持ち味を引き出そうとする努力が窺えた。

◇曜日毎のコーナーは普段あまり知ることができない情報が満載で、どのコーナーも一歩踏み込んだ丁寧な取材により、とても興味深い内容に仕上がっていた。

◇「桜満開とアベノミクス」は出色な企画。内容も質も充実していながら、適度な軽さもあり、大変楽しめた。今年のお花見状況から日本経済やアベノミクス効果を検証するという企画、大きなテーマを庶民レベルの生活目線で切り取るという構成は、報道を得意とするテレビ朝日のシニア・主婦向けラインという個性を感じた。

◇見ていて不愉快になる、アクの強いタイプの出演者がいない。芸能ネタも嬌声やくどさ、押しつけがましさがない。出演者がかなり視聴者と近い目線でコメントしているので、お茶の間の延長にスタジオがあり一緒にVTRを見ているような親しみや敷居の低さがあり好感が持てる。

◇羽鳥さん、赤江さんは安心感がある。企画ものは、テーマの掘り下げ方が深い。中には何年も追いかけてきたニュースもあり、抱負な過去の蓄積を丁寧に振り返りつつ検証している。パネルやフリップなど、視聴者に分りやすく伝えることに努力している。

◇TPP問題について、ゲスト出演の元外交官孫崎氏は、想定される問題点をあげながら、極めて的確な解説で大変わかりやすかった。PM2.5問題に関する自治体の対応の違い、復興予算の使い方など、看過しがちだが、重要なテーマを丁寧に拾い上げ伝えている。

◇「バーズアイ!」を興味深く見た。大変面白く、若者たちのこれからに期待を持つことができた。「アカデミヨシズミ」の糖尿病危険度チェックは極めて要領よく、簡潔な説明のなかに、病についての情報が十分かつわかりやすくなされていた。

◇ドライバーのくも膜下出血による死亡事故を、現場レポートを含め長々と取り上げていたが、過去の無差別殺人を連想させるもので、煽り過ぎの感が否めない。

◇出演者も含め全体的に明るさが足りないように思う。

◇HTB制作の「イチオシ!モーニング」から「モーニングバード!」に切り替わる瞬間にいつも違和感を覚える。からっとした小気味よい明るさの前者と、ややもすると地味と感じられる後者のトーンの違いなのか。

◇背景のセットは少々野暮ったく、ごちゃごちゃしている。画面上に入り込む「物」が多すぎる。シャープさが欲しい。

◇扱うテーマが関東圏のニュースに偏りがちである。テレビ朝日系列のネットワークを生かし、地域発の話題を発信することも検討すべきではないか。

◇夜のニュース番組とは異なる視聴者層を獲得できる貴重なゾーンゆえ、報道出身者や弁護士を含めた専門家、コメンテーターを積極的に登用し、ターゲットとする視聴者層に分りやすく訴えかける番組づくりを望みたい。

※次回の審議会は、平成25年4月18日(木)です。