番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第4日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第461回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2014年2月27日(木)
14:30~16:20

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審議テーマ

テレメンタリー2014「ひと口の怖さ~食物アレルギーと闘う子どもたち~」
2014年2月22日(土)06:30~07:00

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出席委員
内田和男委員長
新谷朋子副委員長
烏日娜委員
真弓明彦委員(レポート参加)
作間豪昭委員
閔 鎭京委員(レポート参加)
西川祥一委員
渡辺淳也委員
福津京子委員
髙橋留智亜委員
会社側出席者
代表取締役社長樋泉 実
常務取締役田中英也
取締役林 亮一
役員待遇CSR広報室長国本昌秀
報道情報局長寺内達郎
編成局長川筋雅文
CSR広報室部長岡 仁子
番組担当プロデューサー濱中貴満
番組担当ディレクター広瀬久美子
番組審議会事務局長四宮康雅

【会社報告】

  • ソチ五輪関連報告
  • 第18回TOYOTA BIG AIR盛況裡に終了
  • 第63回さっぽろ雪まつりでプロジェクション・マッピング実施
  • 地域貢献活動「onちゃんおはなし隊」100回達成

【委員の意見要旨】

◇食物アレルギーの本当の怖さと周囲の理解と協力の必要性を、不安に怯える子どもの姿と何とか克服させたい母親の姿を中心に、コンパクトに追求した質の高いドキュメンタリー。

◇冒頭の卵、ミルクと小麦粉を美味しそうに映した映像、直後の調布市小学校側の謝罪シーンは、その落差によって大きなインパクトを与え、事の重大さを見るものに訴え、引きこむつかみの効果は絶大。

◇食物アレルギーの危険さに強い衝撃を受けた。単に個人の努力だけでは解決できないものと意識が変わりつつ、番組の巧みな構成にどんどん引き込まれていった。

◇高く評価したいポイントは3つある。(1)取材対象に偏りがなく、多角的な視点から取材を行っているため問題を総合的に捉えることができた。(2)ニュートラルに問題を取り上げているため、調布市の事件の真相を違う角度から考えることができた。(3)子どもがアレルギーをおこす食べ物を実際に食べたらどうなるのかを映像で示し大変説得力があった。

◇凝縮した内容を25分番組にまとめあげたHTB取材陣の能力の高さに感服。ドキュメンタリー番組の王道を見せられた思い。

◇「ひと口の怖さ」というタイトルはインパクトがあり、生きるために必要不可欠な食べ物が怖いとはどういうことかという気持ちを持ちつつ視聴することができた。また戸田さんの優しく語りかけるようなナレーションは、極めて重い内容ながら、過剰な恐怖心を抱かずに見通す一助となった。

◇番組を見終わり、「食物アレルギーについて知っていますか」という質問を身近な人々に投げかけ会話した。この番組の「多くの人々に食物アレルギーの現状、恐ろしさを知ってほしい」という狙いや目的は充分に果たされたのではないだろうか。

◇調布市の事件は、きちんと対応できていれば命を落とすことはなかったのではないかと今までは思っていた。しかし、番組を見て、現場の教師がどこまでアレルギーについての知識を持っているか、また各家庭での対応の違い、クラスの生徒たちの理解もまちまちな部分があることに思い至った。問題の複雑さを理解することができた。

◇子供たちの「ごめんね」「僕何で治らないの?」「僕は治んないほう」という小さなつぶやきをマイクはよく拾っていた。一口の怖さを知り、社会全体で守ってあげたいと痛切に感じる場面だった。

◇問題の深刻さに関わらず、子どもたちの表情に救われた思い。このようなテーマを扱うとき、ともすれば「責任ある者」を推定して、それを糾弾するような論調の番組を見受けるが、今回、安易に「担任教師の責任」に飛びつかなかったことは賢明で、冷静なまなざしで作られた証左ではないかと思う。

◇子ども同士が自然に「食べれる?」「だんだん分ってきたから大丈夫」など会話するシーンに、子どもたちのコミュニティーの健全さを見た思いがした。一人一人皆違うからこそ相手の立場も考えなければならないという「個人の尊重」という概念を子どもたちがリアルに感じる契機になっているのではないだろうか。

◇生理的に食べられないことを単に家庭や学校現場だけに、問題解決や事故の回避を委ねるのではなく、社会全体で取り組むことが必要だとあらためて感じた。鋭い問題提起を含む良い番組だった。

◇経口免疫療法により、卵アレルギーの子どもがだんだん食べる量を増やしていき、最後にケンタッキーフライドチキンを美味しそうに頬張り笑顔になる映像で締めたことは、全体に救いとメリハリを与えていた。

◇調布市の事故から1年以上が経ち、多くの人の記憶から消えかけているが、アレルギーを抱える子どもたちは増え続けきちんとした対応が迫られている。一口の怖さはそういう現実を浮き彫りにし、もう一度きちんと考えるきっかけになる秀作。

◇調布市の事件に始まり、学会での保護者の講演、細心の注意で給食に対処する山元くん、気をつけていたにも関わらずアナフィラキシーをおこした中谷くん、学校での研修の必要性、菅原くんの治療の難しさなど、緻密な構成と過不足のない情報で、視聴者にとって有益な番組であった。

◇45万人もの食物アレルギー児童生徒がいることを冒頭で提示し、この問題が特別例外的ではないことを視聴者に認識させたうえで番組を展開していく手法には訴える力があった。

◇昔は、食物アレルギーに気づかずに過ごしていたのか、それとも現代の食生活のあり方に起因する新たな現象なのか、情報が欲しかった。

◇経口免疫療法を自己流に行わないことを注意喚起するため、必ず医師の指示のもと行うようテロップを入れる必要があったのではないか。

◇秀逸なドキュメンタリーにもかかわらず、放送時間が週末の早朝であったことが残念。もっと多くの方が視聴できる時間帯で再放送されるよう望む。

◇道内だけでなく、全国的な取組みの紹介や、給食を作る側の試みや責任、医療として限界や可能性など、幅広い実態を知りたいと思った。

◇今後も人々の関心の高い食物アレルギーの治療や対処、社会への啓蒙など、続編を期待する。

◇30分では描ききれなかった情報も盛り込んで、アレルギー問題を深く追求した番組制作を望む。

※次回の放送番組審議会は、2014年3月27日(木)です。


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