番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第4日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第462回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2014年3月27日(木)
15:00~17:00

画像
審議テーマ

「世界の村で発見!こんなところに日本人」毎週金曜21:00~21:54全国放送
2013年3月14日(金)放送分

出席委員
内田和男委員長
新谷朋子副委員長
真弓明彦委員
作間豪昭委員
閔 鎭京委員
西川祥一委員
渡辺淳也委員(レポート参加)
福津京子委員
髙橋留智亜委員
会社側出席者
代表取締役社長樋泉 実
常務取締役田中英也
取締役林 亮一
役員待遇CSR広報室長国本昌秀
報道情報局長寺内達郎
編成局長川筋雅文
CSR広報室部長岡 仁子
番組担当チーフプロデューサー西尾理志(朝日放送東京支社制作部)
番組審議会事務局長四宮康雅

【会社報告】

  • 前放送番組審議会委員長伏島信治様3月6日ご逝去
  • 内田和男放送番組委員会委員長、新谷朋子副委員長が任期満了
  • 東日本大震災被災地支援のための、「今、私たちにできること~3.11を風化させない」小学生とアナウンサーによる朗読イベントを、3月8日に開催
  • HTB開局45周年記念特別番組「氷の島のメッセージ グリーンランド 温暖化の最前線から」が第55回科学技術映像祭の「自然・くらし部門」で優秀賞受賞

【委員の意見要旨】

◇ふだん目に出来ない土地の風景や生活を垣間見ることができ非常に楽しい。同じ日本人が想像もつかないような生活の様子もとても興味深い。

◇千原せいじ氏がアフリカ54カ国に住む日本人全員に会いに行きますのコーナーは、時に乱暴に見える態度で現地の人と絡む千原氏にはらはらする場面もあるが、彼は日本人にも同じ態度で接するキャラクターなため、ぎりぎりのところで傲慢には感じさせない。スタジオのジュニア氏による突っ込みにより、その毒気が中和され、うまく笑いに転嫁できている。

◇視聴者が笑っているときに、ワイプでゲストも笑っていると視聴者が安心できるという意味で、スタジオゲストは、番組と視聴者の一体感の醸成に寄与している。

◇フィンランドのラーヌヤルヴィまでたどり着いた渡辺さんの苦労がよく描かれていた。渡辺さんが滞在し、また、通過するまちを退屈せずに楽しく見続けることができた。特に氷のホテルに宿泊する様子を挟んだ構成は観光案内としてもとてもよかった。

◇セネガルに住む遠藤さんの「支援とは、自立を促すきっかけづくりをそばで支えること」という言葉にとても共感した。土地の人々が遠藤さんを特別な日本人としてではなく、ともに暮らす同胞として接している様子が見てとれた。

◇ラーヌヤルヴィに住む日本人女性の暮らしぶりは、北欧らしく、おしゃれでかわいらしく、幸せな生活が伝わってきた。3人のお子さんとご主人手づくりのマイホームでゆったり暮らす、日本ではなかなか手に入らない豊かさに憧れを感じた。

◇勝美さんと亡き母との思い出やかつてあった確執、その後の経緯もさらりと語ったとことに彼女の強さを感じた。この強さも母あってこそと感じたところで、渡辺さんが目を潤ませたシーンでは一緒にじんわりとした。よい構成だった。

◇観光ではなかなか行けない土地の風習に触れ、そこでたくましく生きる日本人を誇らしく感じ、楽しく視聴した。

◇2人の日本人の紹介はいずれもテンポよく、レポーターが探し出すまでの苦労を交え、日本人から住んでいる理由や暮らしぶりを聞き出すというドキュメントバラエティー番組として、気楽に楽しく視聴することができた。

◇タイトルどおり、いつも「どうしてこんなところに日本人がいるのだろう」という驚きとともに見ている。海外で活躍する日本人を、オリンピック選手同様に、日本人として誇りに思う。今回は、気温50度のセネガルとマイナス14度の極北の地に暮らす日本人を紹介していたが、地球の広さを実感する材料となった。

◇「今の生活に満足」「母とのことは過ぎたこと、前を向くしかない」と言い切る勝美さんのたくましさに引きつけられた。何があってもすぐには帰れないという覚悟のほどがうかがえた。視聴者も自身と家族との関係に思いをはせたのではないか。

◇渡辺さんにとって過酷なロケの果てにやっとたどり着いたからこそ、最後は親として自分の娘を思ってほろりとしたのだろう。旅の風景を絵に描く、勝美さんの心中を慮り涙する姿に優しい人柄が伝わった。

◇場面ごとに時刻・気温・湿度が表示されているが、視聴者がその場の空気を想像できるいい演出。道を尋ねるときに地図を書いてもらうことも、そのお国柄や尋ねられた人の人柄があらわれておもしろい。

◇辺境の村ラーヌヤルヴィに住む日本人女性を訪ねる渡辺さんは本当に詳しい情報を知らされていないのだろうか。恐らく、程度の差こそあろうが、スタッフからあらすじの説明を受けているはずだが、何も知らないように見せることにわざとらしさと違和感を覚えた。

◇千原せいじ氏については、現地の人たちや遠藤さんに対しても失礼な言動が見受けられ、見ていて不快になった。遠藤さんの話の腰を折るなど、真面目に話を聞いているようには見えなかった。

◇番組のテーマが旅行なのか遠隔地に住む日本人の物語なのかがはっきりしないことに問題があるのではないか。もし人間ドラマが狙いなら、勝美さんに会うまでの20分は長過ぎ、また、ドラマの内容も薄い。

◇夢の大切さ、家族のありがたさ、自身の幸せを見詰め直すという番組の狙いは充分に達成されたとは言い難い。後半のセネガル篇はお笑いの色が強く、ボケとツッコミ的なやりとりに終始していたが、日本人や周囲の人々とのコミュニケーションを紹介する、日常生活、現地での評判、生活習慣などに触れることに時間を割くことができれば、もっと奥深い本音の部分が酌み取れたのではないか。

◇2名登場させなければならないのだろうか。1名に絞り、番組のコンセプトである「こんなところにどうして」を深く掘り下げた上で、視聴者に「日本人でよかった」「日本人はいいな」と思わせる番組であってほしい。

◇番組がうたっているコンセプト、そこに住む日本人の暮らしぶりや人生のドラマ、家族のありがたさとは全く無縁な映像が半分を占めている。スタジオゲストとの会話とタレントの旅行記に費やされ、番組の狙いとは的を外した内容になっていた。

◇本来の目的である、僻地に住む日本人を主役に位置づけて描くには、もっと主役との深い対話が必要であり、人生経験を積んだ人をレポーターに起用すべきだと思う。

◇人間ドラマとバラエティーが絶妙に融合された番組で、次の出演者が楽しみになる。今度は日本の極地に住む外国人を訪ねるパターンも興味が引かれる。

◇単なるお笑い番組に終わらせず、外国で頑張る日本人を幅広い年代に紹介し、日本人のすばらしさ、夢や家族の大切さを感じ取れるドキュメントバラエティーを制作していただきたい。

※次回の放送番組審議会は、2014年4月18日(金)です。


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