番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第4日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第463回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2014年4月18日(金)
15:00~17:00

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審議テーマ

HTBノンフィクション「湿原のイマージュ~HTB釧路支局発カメラマン日記~」
2014年3月29日(土)25:50~26:20

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出席委員
平本健太委員長
作間豪昭副委員長
烏日娜委員
真弓明彦委員(レポート参加)
閔 鎭京委員(レポート参加)
西川祥一委員
渡辺淳也委員
福津京子委員
髙橋留智亜委員
会社側出席者
代表取締役社長樋泉 実
常務取締役田中英也
取締役林 亮一
役員待遇CSR広報室長国本昌秀
報道情報局長寺内達郎
編成局長川筋雅文
CSR広報室部長岡 仁子
番組担当ディレクター・撮影石田優行
番組審議会事務局長四宮康雅

【会社報告】

  • 新委員長に平本健太委員、新副委員長に作間豪昭委員を選任
  • メディア人としての自覚と倫理観の再確認のため、小冊子「約束と責任」発行
  • 放送番組の種別の公表制度に基づき、(2013年10月~2014年3月)の各第3週の個々の放送時間の種別、種別毎の放送時間を報告
  • 新番組「ザ・メッセージ」4月22日スタート

【委員の意見要旨】

◇日常の取材の合間を縫った、2年間の集大成、限られたチャンスと時間の中で、よくこれだけの素晴らしい映像を撮影できたのもだと感心した。石田カメラマンの粘りと技術と運の良さに敬服。

◇全編を通じて映し出される、朝陽や夕陽、水面や氷にきらめく光など「陽の光」がとても印象的。夕日を背にしたタンチョウの姿は本当に美しく、まさにサロルンカムイそのもの。また、曇天の空を飛ぶトンボ、牛の前をよちよち歩くタンチョウの雛、タオルを巻いた犬なども閑話休題的にうまく挿入され、ほのぼのと効果的だった。

◇四季折々の湿原の風物、空撮・車窓・船上からの湿原の風景、生息する動物たち、さまざまな映像が凝縮された構成、飽きずに見ることができた。

◇冒頭から息を飲むような美しい映像がつづき、ぜひ自分の眼でこの景色を見に行きたいと、強く思わせるものだった。

◇撮影方法により、極めて多様な表現ができることに感心した。季節、時間、天候などに応じて、撮影対象を臨機応変に判断、また欲しい画を撮影するために粘り強く通った結果なのであろう。

◇日本中そして世界中を巡った石田カメラマンが惚れ込んだ釧路湿原の雄大な自然を、石田さん目線で感じることができ、とても楽しめた。特に定点からの週か秋冬の移り変わりはとても美しく惹きつけられた。

◇湿原の朝焼け、タンチョウの生態、雛の生育と旅立ちなど、美しい映像に一日の疲れが癒された。キース・ジャレットのピアノも映像にマッチしていた。何度も出かけている釧路だが、湿原にこれほど美しい映像が眠っていることに改めて驚き感動した。

◇石田カメラマンが湿原に魅せられた2年半の記録というスタイルが面白い。冒頭に個人の紹介と情報があるため、常に石田さんの撮影状況を想像しながら見た。夕焼けに失敗しトンボを撮ったというエピソードが挟みこまれ、石田さんのがっかり感がでておりユーモラス。また、ノロッコ号が美しい湿原の中をゆっくり進んでいくシーンでは、撮影ポイントを探して湿原に分け入る石田さんの姿を想像しわくわくした。

◇湿原に魅せられた石田カメラマンの思いと、美しいものを撮りたいという飽くなき情熱に敬服した。日本のみならず世界に発信できる価値ある映像。

◇番組を見終わって目をつぶれば、細岡展望台の夕陽、秋の朝陽、タンチョウが舞い踊る姿など美しい映像が次々と浮かんでくる。夜のタンチョウは特殊な方法で撮影されていると思うが、撮影のご苦労がしのばれた。

◇自然保護は、強く訴えるより美しい映像とともに優しく願うほうが人々の心に響く。この作品と石田カメラマンに感謝し、報道の力に期待する。

◇「何千年も続いた景色が永遠に続きますように」と石田カメラマンの願いが語られた時、番組制作者の目的や希望が深く理解できた。あえて言えば、番組後半より冒頭に構成したほうが効果的ではないか。

◇石田カメラマンを一人称で語るアナウンサーによるナレーションが良かった。素人のしゃべりは、あの分量でのせた場合非常に耳障りになるおそれがあると思う。

◇カメラを趣味にしている視聴者も多いと思うので、機材の説明、設定の方法など、若干の説明があれば、石田カメラマンのプロとしての迫力に説得力が増したのではないか。

◇地図はぜひ情報として欲しかった。湿原全体、サテライト展望台、細岡展望台など、地図に撮影方向の矢印があればもっと理解が進む。

◇BGMが緊張感のあるJAZZであったが、映像との調和を鑑みれば、もう少しゆったりとした曲調の音楽の方が、映像との調和をよりとることができたのではないか。

◇全編にわたり同じBGMが続いていたことに違和感を覚えた。場面によっては無音で、あるいは語りだけの方が雄弁と感じるシーンがいくつかあった。

◇映像芸術作品?ドキュメンタリー?情報番組?それによってウエートの置き方が変わってくる。私は映像芸術作品だと強く感じたので、情報量を減らして作品のもつ力を最大限に際立たせることができたのではないだろうか。

◇映像の強さ、素材の持っている魅力、そして編集による圧倒的な力があるので、ナレーションや説明的な描写や記述はむしろないほうがいいのかと感じた。

◇釧路湿原の自然を多くの人々が守っていることを伝えたかったのだろうが、NP0法人や地元小学生のエピソードは無くても良かったと思う。

◇男性アナウンサーによるナレーションは石田カメラマンの一人称で進行していくが、ナレーションのうまさが求められる作品ではないので、この美しい画を撮ったカメラマンの人となりと伝える意味でも、本人によるナレーションで良かったのではないか。

◇カメラマンの目線というコンセプトは非常に面白い。ぜひシリーズ化いただき、カメラマンならではのものの見方、斬新な切り口等が盛り込まれた番組を期待する。

◇今後も北海道の良さや素晴らしさを発見・発信できる映像を撮り溜めていただき、積極的に発信いただきたい

※次回の放送番組審議会は、2014年5月29日(木)です。


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