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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第4日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第467回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2014年9月25日(木)
15:00~16:50

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審議対象番組

「いずみ~北海道くらしの詩」

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出席委員
平本健太 委員長
作間豪昭 副委員長(レポート参加)
烏 日 娜 委員
真弓明彦 委員(レポート参加)
閔 鎭京 委員
渡辺淳也 委員
福津京子 委員
髙橋留智亜 委員
森田良平 委員
会社側出席者
代表取締役社長 樋泉 実
常務取締役 田中英也
役員待遇CSR広報室長 国本昌秀
編成局長 川筋雅文
報道情報局長 東 直樹
CSR広報室部長 岡 仁子
番組担当プロデューサー 川村真智子
番組審議会事務局長 四宮康雅

【会社報告】

  • 森田良平様に委員委嘱
  • HTB詐欺撲滅キャンペーン「今そこにある詐欺」が民放連盟賞特別表彰部門「放送と公共性」で優秀賞受賞
  • 「イチオシ!モーニング」9/29から25分前倒し、6時スタート
  • 「HTBイチオシ!まつり」10/3~5、ケーズデンキ月寒ドームにて開催

【放送番組基準の改正について諮問】

HTB放送番組基準の一部改正(民放連の放送基準改正に伴うもの)について諮問を行った。

【審議対象番組についての委員意見要旨】

◇番組を拝見し、結局の毎日の営みはこのようなささやかなエピソードが折り重なることで存在する。そして喜びであれ後悔であれ、人が人とかかわりあう中でこそ生まれるものだという、日常は忘れている事実に気づくことができた。

◇一日の終わりに自分とは全く関係のない人の人生を通して、自分の人のかかわり方をふと振り返り、その瞬間、人を想う、それだけでこの番組は十分に成立すると思う。

◇DVDに加え、HTB北海道オンデマンドで数本視聴。約3分の中に、優しさ溢れるエッセイ、包容力のある高橋惠子さんの声と姿、哀愁を感じさせるあがた森魚氏のテーマ曲、思い出の写真など、見ているうちに自分の過去や家族などを思い出させる番組で感動と癒しを涙とともに得ることができた。素晴らしい番組。

◇語り部の高橋さんの声に癒しを感じながら、ほっとする番組だった。最初に朗読があり、次に当時の社会的背景、歴史などが説明されたのはとても分かりやすかった。

◇「足湯」のエピソードは、文字だけを読むより、朗読によって、心に染み入る力が倍以上になり、しばらくは耳から言葉が離れなかった。

◇北海道に住んでいながら、知っているようで知らない道民の暮らしが投稿文により紹介され、さまざまに理解が深まった。

◇高橋さんのゆったりとした朗読を通して語られる女性目線のストーリーそれぞれが、とても身近なエピソードとして感じることができた。投稿者と同世代の女性の共感だけでなく、もっと幅広い層に訴える力を秘めた番組。

◇番組を見終わってとても温かい気持ちになった。このような癒しや共感を得られる番組を見たかったことに気づかされた。

◇子育てや仕事の疲れ、相談相手もなく孤独感に襲われている人々が、この番組を見て共感し、「辛いのは自分だけではないんだ」と勇気をもらえると感じた。

◇子どもと一緒に見たい番組。子育ては心を育てることと言われているが、自分の気持ちや大切な思い出を、文章にしたため、伝えることは、子どもの情操を育むことに役立つと思う。子育て中のお母さんたちにぜひ見ていただきたい。

◇今、どうしても伝えなくてはならない情報が心憂う内容が多いからこそ、元気や勇気、明日を生きるヒントもテレビには語ってほしい、そして親子3世代で話題にできるテーマを提案してほしいと願っている。「いずみ」のような番組こそ、毎日決まった時間に放送してほしい。

◇「母の日のざんげ」「ブナの木」「足湯」も涙が止まらなかった。見終わったあと、一緒に見た人と感想を交わしたくなる時間は貴重だ。素敵な新番組のスタートを嬉しく感じた。

◇高橋さんは語り手としてぴったりのキャスティング。とつとつとして、なおかつ、聞きとりやすい朗読は、大女優の風格を感じる。

◇高橋さんの豊かな表現力のおかげで、目の前に語られる内容の情景が広がる。朗読の力をあらためて思い知った至福のひととき。

◇高橋さんの朗読する姿勢、所作が素晴らしく美しい。表情の微妙な変化によって彼女が何をどう感じながら作品を読んでいるのかが伝わってきた。

◇活字としての作品が、朗読により新たな命を吹き込まれ、暮らしのうたとして視聴者の心に染み込んでいくという点で、テレビの可能性を感じた。また、投稿される作品クオリティーにも驚き感服した。この番組こそ、「今の時代、本当に見たい番組」の一つである。

◇何年か前に掲載された投稿作品を改めて朗読のかたちで紹介することに視聴者が何を感じ取れるのか、どこまで感情移入できるのか疑問が残る。

◇「いずみ」にはどれほどのコラムが投稿され保存されているのか、またどのような基準で今回番組に選ばれたのか知りたい。

◇その当時の写真や風景をもっと盛り込んだ方が見る人の心に残るのではないだろうか。

◇とても短い番組でありながら、テレビの魅力や力、可能性を感じた。ぜひとも継続してほしい良作である。

◇優しさや癒しを与える番組が少ないなか、長寿の番組に育てていただきたい。

※次回の放送番組審議会は、2014年10月17日(金)です