北海道テレビ:HTB online 医TV

2017年10月26日14時38分

著者名:HTB医pedia編集部

「住み慣れた地域で自分らしく生きるために ②家庭医による在宅診療

  

生活者の誰もが「住み慣れた地域で自分らしく生涯を過ごしたい」と願っています。これに対し、国は「地域包括ケア」を推進することで、地域の医療や介護福祉の充実を図っています。
北海道という広域医療圏を有する地において「地域包括ケア」を充実させるために欠くことのできない医療の取り組みのうち、「家庭医による在宅診療」について紹介します。

「家庭医」は臓器、疾病別の診断を総合的に行い、手術などが必要な場合、専門の医療機関と連携し対応します。
「家庭医」としての在宅診療は、患者の一番身近な存在として、「医学的」な視点のみならず、「生活者」の視点で、患者の生活背景まで診ることで、質の高いケアを行っていきます。
「北海道家庭医療学センター」では、道内9か所の診療所などで、「家庭医」による「総合診療」や「在宅診療」を行うと共に、「家庭医」の育成も行っています。
「家庭医」による「在宅診療」は、「がん,脳卒中の後遺症,認知症」などの理由で、通院が困難な方に対して、いろいろな職種の医療従事者の協力のもと、家庭でも「点滴」や「がんの痛みの緩和」など、
病院で行っているような「検査,診療」を、「在宅」で実施出来るようになっています。

北海道内の各市町村には、「地域包括支援センター」が設置され、在宅診療をはじめ、地域住民の保健・医療・福祉に関する総合的なマネージメントなどを行っていますので、是非ご相談ください。

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