北海道テレビ:HTB online 医TV

2017年10月26日14時41分

著者名:HTB医pedia編集部

住み慣れた地域で自分らしく生きるために ③家庭医と介護予防

  

生活者の誰もが「住み慣れた地域で自分らしく生涯を過ごしたい」と願っています。これに対し、国は「地域包括ケア」を推進することで、地域の医療や介護福祉の充実を図っています。
北海道という広域医療圏を有する地において「地域包括ケア」を充実させるために欠くことのできない医療の取り組みのうち、「家庭医による介護予防」について紹介します。

「寿都町立寿都診療所」は、平成17年、「北海道家庭医療学センター」に、「家庭医」の派遣を委託し、臓器、疾病別ではない「家庭医」による総合的な診療がスタートしました。
「家庭医」は、診断範囲が広範囲に渡るため、幅広い診療科の最新の医療知識や技術の習得、そして、「介護」の原因となる生活習慣病の治療や病状の管理まで行います。
「地域包括ケア」として、「家庭医」は、多職種の医療従事者と連携し、地域住民や患者が楽しく生きていけるようサポートする体制を担っています。
「寿都町立寿都診療所」では、「家庭医」による在宅診療とともに、リハビリスタッフによる訪問リハビリも行い、日常生活に関する動作を直接的に向上させることも可能とさせています。
「寿都町」では、リハビリは、生活動作を改善させ、社会参加の意識も高めることから、「地域まるごと元気アッププログラム(まるげん)」という「楽しい場」を設け、結果として、「介護予防」の効果をもたらしています。

北海道内の各市町村には、様々な「介護予防」の活動を行っています。参加をご希望される方は、お住いの各市町村役場にお問い合わせください。

医TVの放送内容はこちら >>