2011年大会記録

昨年のバンクーバー男子ハーフパイプで証明されたように世界トップランカーの標準トリックは今や「ダブルコーク」である。
そして今回の選手招聘及びランプの設計イメージの目標は「TOYOTA BIG AIRダブルコーク祭り」の実現であり、実際その通りとなった。
今回観衆の期待を背負い本戦へと駒を進めた日本人ライダーは藤田一茂、熊崎圭人の2人。
藤田は、今や世界トップライダーと云われ、今回の優勝候補ナンバー1とも噂された予選一位通過のセバスチャン・トータントとぶつかった。
惜しくも敗れはしたがセカンドエアーの249ポイントを出したFS1080は大健闘。
熊崎はスィッチダブルバックサイドロデオ900を繰り出すも、わずかにランディングがふらつき、バックサイドダブルコーク1080をメイクしたマーク・マクモリスに惜敗。
両者とも、惜しくも敗れはしたが、観衆を大いに沸かせ、日本人ライダーもついにここまで来たことを証明して見せた。
圧巻は昨年覇者ピートゥ・ピロイネンVSチャズ・グルデモンドの戦い。ピートゥの完璧なBSダブルコーク1080は276ポイントを叩き出し、これで決まりかと思われたが、ここでチャズが2本目のエアーをTOYOTA BIG AIR史上初のBS1260をメイクし、ピートゥを2ポイント上回る278ポイントでセミファイナルへ駒を進めた。
セミファイナルはチャズ以外全員ティーンエイジャーという世代交代を強く感じさせるメンバーでスタート。
まず、セバスチャン・トータントとセップ・スミッツがマッチアップ。
セバスチャンがダブルバックサイドロデオ1080を余裕で決め280ポイントを叩き出す。セップは1本目失敗。
2本目でFS1260を繰り出すもグラブがあまく、得点は伸びずセバスチャンが逃げ切った。
もう片側のヒートはチャズがBS1260で決勝進出を決めた。
ファイナルは1本目セバスチャンが失敗。チャズはBS1260をメイクして268ポイントを獲得。2本目はチャズが先行。メイクこそ出来なかったもののBS1440にチャレンジした。ラストエアーはセバスチャンだが、踏切が合わず失敗に終わりチャズの初優勝となった。
第15回を迎えたTOYOTA BIG AIRだが、昨年大技と感じていた、ダブルコークや1260が次々と披露されるのを
目の当たりにすると、この1年でトリックレベルが数段上がったと言わざるを得ない。
彼らはいったいどこまで進化し続けるのか。
1. Chas GULDEMOND
(チャズ・グルデモンド/USA)
2. Sebastien TOUTANT
(セバスチャン・トータント/CAN)
3. Mark McMORRIS
(マーク・マクモリス/CAN)
3. Seppe Smits
(セップ・スミッツ/BEL)
》過去14回の競技結果
2010年大会
1. Peetu Piiroinen
(ピートゥ・ピロイネン/FIN)
2. Eero ETTALA
(イェロ・エッタラ/フィンランド)
3. Antti AUTTI
(アンティ・アウティ/フィンランド)
3. Seppe Smits
(セップ・スミッツ/BEL)
2009年大会
1. Eero ETTALA
(イェロ・エッタラ/フィンランド)
2. Tim Humphreys
(ティム・ハンフリーズ/USA)
3. Risto MATTILA
(リスト・マティラ/フィンランド)
2008年大会
1. Antti AUTTI
(アンティ・アウティ/フィンランド)
2. Risto MATTILA
(リスト・マティラ/フィンランド)
3. Masatake YAMAMOTO
(山本 真丈/日本)
3. Kevin Pearce
(ケビン・ピアース/USA)
2007年大会
1. Kevin Pearce
(ケビン・ピアース/USA)
2. Risto MATTILA
(リスト・マティラ/フィンランド)
3. Nicolas MULLER
(ニコラス・ミューラー/スイス)
3. Antti AUTTI
(アンティ・アウティ/フィンランド)
2006年大会
1. Nicolas MULLER
(ニコラス・ミューラー/スイス)
2. Eero ETTALA
(イェロ・エッタラ/フィンランド)
3. Takato TANIGUCHI
(尊人/日本)
3. Trevor ANDREW
(トレバー・アンドリュー/カナダ)
2005年大会
1. Eero ETTALA
(イェロ・エッタラ/フィンラント)
2. Mathieu CREPEL
(マシュー・クレペル/フランス)
3. Roger HJELMSTADSTUEN
(ロジャー・ヘルムスタッドセン/ノルウェー)
2004年大会
1. Marc-Andre Tarte
(マーク・アンドレ・ターレイ/カナダ )
2. Eero Ettala
(イェロ・エッタラ/フィンラント)
3. Daniel Franck
(ダニエル・フランク/ノルウェー)
2003年大会
1. Roger Hjelmstadstuen
(ロジャー・ヘルムスタッドセン/ノルウェー)
2. Daniel Franck
(ダニエル・フランク/ノルウェー)
3. Stefan Gimpl
(ステファン・ギンプル/オーストリア)
2002年大会
1. Shaun White
(ショーン・ホワイト/アメリカ)
2. Stefan Gimpl
(ステファン・ギンプル/オーストリア)
3. Akifumi Hiraoka
(平岡暁史/日本)
2001年大会
1. Guillaume Morisset
(ギオーム・モリセット/カナダ)
2. Roger Hjelmstadstuen
(ロジャー・ヘルムスタッドセン/ノルウェー)
3. Stefan Gimpl
(ステファン・ギンプル/オーストリア)
2000年大会
1. Jonas Emery
(ヨナス・エメリー/スイス)
2. Stefan Gimpl
(ステファン・ギンプル/オーストリア)
3. Daniel Franck
(ダニエル・フランク/ノルウェー)
1999年大会
1. Michi Albin
(ミッヒ・アルビン/スイス)
2. Stefan Gimpl
(ステファン・ギンプル/オーストリア)
3. Jim Rippey
(ジム・リッピー/アメリカ)
1998年大会
1. Michi Albin
(ミッヒ・アルビン/スイス)
2. Juha Tenkku
(ユハ・テンク/フィンランド)
3. Narufumi Yoshimura
(吉村成史/日本)
1997年大会
1 .Fabien Rohrer
(ファビアン・ローラー/スイス)
2. Max Ploetzenneder
(マックス・プロッツエネッダー/オーストリア)
3. Michi Albin
(ミッヒ・アルビン/スイス)