医TV

医TVとは

2010年3月20日放送

【医療法人中山会 新札幌パウロ病院】

急性期病院からの治療を引き継ぎ、医療と介護が緊密に連携しながら、在宅への復帰を支援する回復期リハビリ病棟や、長期療養に対応した療養病棟と共に、在宅支援等により、患者さんが希望する生活の実現をめざしています

医療法人中山会 新札幌パウロ病院


番組では、1982年(昭和57年)に開設した、新札幌パウロ病院の管理者である、高階俊光院長にお話を伺った。高階院長は云う。高齢化の進展と共に、医療消費が増加し、保健医療制度そのものが破綻の危機にあり、効果的で効率的な医療の実現が求められていると。しかし、現代の医療は、新薬や医療機器等の進歩によって、救命率等は向上し、生命を取りとめることはできても、障害が残り不自由な生活を送らなくてはならない事例は顕著に増加しているとも、高階院長は指摘する。そうした現況のなかで、国(厚生行政)は、地域の医療機関の機能(役割)を、発症直後の治療に携わる急性期医療機関と、急性期後の治療を引き継ぎ、回復期リハビリを実施する医療機関までを、医療保険で対応し、長期療養については介護保険で対応するなど、医療と介護を分離している。しかし、病気や障害への対応は、個として人間を見る視点が何よりも大切であることから、新札幌パウロ病院では、急性期治療後の、在宅への復帰を支援する回復期リハビリ(医療保険適応)と共に、長期療養の療養病棟(介護保険適応)に特化し、患者さんや、ご家族の目線で、患者さんや、ご家族が希望される生活の実現に、医師や、看護師、リハビリスタッフといった医療職と、地域医療部の医療ソーシャルワーカー、居宅介護支援事業所のケアマネージャー、訪問看護師等が連携しチームで取り組んでいる。また、退院後の患者さんを支援するために、新札幌パウロ病院統括する、医療法人中山会では小規模多機能ホームや認知症のグループホーム等も開設している。最後に、医療法人中山会 中山修子理事長は云う。病気や障害等を抱え、急性期医療機関からの退院時には、大きな不安を感じ、これからの人生を前向きに捉えることはなかなか難しいと。しかし、残された人生を有意義に過ごすことは、この世に生命を受けたものの使命であることから、医療法人中山会の全職員は、患者さんや、利用者の方と時間を共有し、一つ一つ、思い出や、可能性を広げることのできる医療介護を提供していきたいと、温かい気持ちを語ってくれた。取材を通して、急性期治療後の不安に対峙している、医療法人との出会いは、まさにこれから最も重要な医療であることを再認識させてくれた。


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