医TV

医TVとは

2010年5月8日放送

【JA北海道厚生連 倶知安厚生病院】

羊蹄山麓地域のセンター病院として、プライマリケアといわれる一次医療から、24時間365日対応にあたる救急医療や、がん診療、透析治療等に取り組んでいます。

JA北海道厚生連 倶知安厚生病院


番組では、羊諦山ろく地域のセンター病院(へき地医療拠点病院)として診療にあたるJA北海道厚生連・倶知安厚生病院 高橋雅俊院長にお話を伺った。高橋院長は云う。日本で最も広域な保健医療福祉圏を有する北海道においては医師不足は大きな社会問題であると。倶知安厚生病院においてもまた、医師不足は現実であり、総合病院としての機能を維持するためには、大学病院や、JA北海道厚生連の関連病院、札幌市等の都市部の専門病院からの医師派遣が不可欠であるという。しかし、羊蹄山ろく地域のセンター病院(地域センター病院の定義としてはプライマリ・ケア=一次医療を支援する二次医療機関であり、二次保健医療福祉圏の中核医療機関として、他の医療機関と機能分担を図り、地域に必要な診療体制を確保する病院)としては、風邪等の日常的な感染症から、生活習慣病、がん、心臓病、脳卒中等対象疾患は幅広く、医学医療が臓器器官別に専門分化される傾向においては、専門医の確保はより困難な時代であると高橋院長は語気を強くする。そうした専門分化が進む現代医療において、倶知安厚生病院では総合診療科を設け、内科や外科、小児科、産婦人科等の幅広い知識をもった総合診療医が初期医療にあたり、専門的な治療等が必要と(総合診療医が)判断した場合は、総合病院の機能を生かして、外科等の他科に紹介し対応している。家庭医療(ここでは総合診療医を意味する)の先進地であるヨーロッパにおいては、初期診療の約85%が専門医療を必要としないといわれることから、家庭医(総合診療医)の充実によって効果的で効率的な医療の提供に寄与できるといわれている。そしてまた総合診療科の田村主任部長は、総合診療科とは、病気だけを診る医療ではなく、病気を抱えた人全体を診る医療と明快に回答してくれた。現代医療が臓器器官中心の人間ばなれの医療ともいわれているなかで、人間を個として診る優しさのある医療に接して、地域医療の大切さと、地域医療を守る意識を患者や地域住民が持つ必要性を取材を通して再認識することができた。


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