南平岸・未来道
第62回2003年6月28日放送
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  川瀬浩氏

 

 

 

 長濱龍一郎氏

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  本間義朗氏

 

 

 

植栽を変えてみたり、歩道の柄を変えてみたり、とデザインは自由自在

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街に植樹をするととても気持ち良い空間に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まちづくりの将来を変える、画期的ソフトが登場した!今回は、(社)北海道まちづくり促進協会の川瀬事務局長と、松下電工(株)の長濱氏、本間氏をお招きし、実際にそのソフトを使いまちづくりのシミュレートをご披露いただいた。シミュレーションの精巧さに出演者もびっくり!!

 

おびなた
 さて今夜も始まりました南平岸・未来道。Think Futureをキーワードに北海道の明るい未来を探って行こうという番組です。司会のおびなた徳子です。そしておなじみBUGの田崎博士です。

田崎
 よろしくおねがいします。

おびなた
 レギュラーゲストをご紹介します。凸版印刷の桝谷さんです。

桝谷
 よろしくお願いします。宮田さんの分まで頑張ります。

おびなた
 2回目の登場となります番組レディもご紹介しましょう。阿部由香さんです!

阿部由香
 はーい!こんばんは。よろしくお願い致します。

おびなた
 さて皆さん、この番組はこれまで、みちづくり、まちづくりをテーマにすすめてまいりましたが、今日はまちづくりのシミュレーションソフトを実際に見ていただきます!こちらです。どうです?すごいでしょ!まるで町の中を歩いている気分になりますよね。バーチャルリアリティ!!さて、このソフトがいかなるものかは次のコーナーでご紹介します。フュ−チャ−ゲストのコーナーです。

 

Future Guest1    〜バーチャル最新ソフトで行政主導から住民主導へ〜

おびなた
 今夜のゲストは、(社)北海道まちづくり促進協会の川瀬浩さんと、松下電工の本間義朗さんと長濱龍一郎さんです。よろしくお願いします!本当に素晴らしい画期的なまちづくりのソフトをご紹介いただこうと思うんですが、まず川瀬さん。北海道まちづくり促進協会というのはどんな活動をされているんですか?

(社)北海道まちづくり促進協会 事務局長 川瀬浩氏
 (社)北海道まちづくり促進協会は、創立17年目になります。その名の通り、北海道のまちづくりを推進する団体なんですが、国や道、協会の会員の方々と色々なまちづくりについて、研修ですとか説明会、相談会、調査、研究等も行っています。こうした活動には、協会のメンバーの、色々な業種の民間企業の会員さんだとか、市町村など行政の方、それからまちづくりに非常に興味を持たれている個人の方々によって、協会活動が推進されていて、会員数は、300人位います。その中でも、会員の自発的な自由な発想による自主研究が大変盛んになっていまして、そういった活動の中で、松下電工の本間さんの方からまちづくりの非常に画期的なソフトを見せていただきまして、今日は、皆さんにもご紹介したいと思います。

おびなた
 では、早速そのソフトを見せていただきましょう。今日は、そのソフトの開発をされた長濱さん直々の説明をお聞きしながら、見てみましょう。よろしくお願いします。

松下電工(株)照明分社 中央エンジニアリング総合部 副参事 長濱龍一郎氏
 これは実際に三次元の空間の中を自由自在に歩くという機能を用いて、今までは絵を見て住民が説明を受けていたものを、色々見る事によって、住民が色々なアイデアを出す事ができる。ですから、計画のはやい段階からこういった皆で使う事によって、行政主導から住民が主体的にまちづくりに参加する。そういった事を実現できるソフトであると思います。今見ていただいているのは、ある所の基本設計の中で用いてきたものなんですが、この仕組み自体がweb3Dという枠組みを使いまして、インターネット上でも公開できる三次元空間になっていますので、多分将来的には、情報公開という側面でも大勢の人に見ていただいて意見を聞くと。デザインの計画案を比較検討したり、植栽を変えてみたり、歩道の柄を変えてみたり、この上で検討できるような機能を盛り込みましたので、まさにそういう方向だけを向いて開発してきたものです。

阿部
 行った事が無い所を散歩しているような気持ちになりますが、どうすればこんなすごいものができるんですか?

長濱
 実際には三次元キャドの中でデータをつくって、今まではそれで絵を描くという事でCGのパースをつくっていたんですが、そういった三次元キャドでつくったデータをそのままコンピュータが持っています。マウスの入力で自分がどちらの方を見たいかという事をリアルタイムに映像を次々描き出す事ができるので、自由自在になるんですね。

桝谷
 バーチャルというと仮想空間と言われますが、最近この分野もミクストリアリティと言って、現実でも仮想でもなくて本当にシミュレートするために用いるという事も多いんですね。松下さんというと以前から住宅の内部をこういったソフトでシミュレートしていましたから、そこから派生して、ついにまちづくりまで展開されていかれたと思うんです。実際に役に立つ事を、市民レベルが公開で誰もが比較的に理解できるという事で、どんどん浸透していくのではないでしょうかね。

田崎
 システム開発もそうなんですが、ユーザーとつくっている側のコミュニケーションギャップってすごく大きいものがあるんですよね。例えば道を何メートル広げるといっても、プロの方は、頭に思い描くように想像つくんだけれども、市民には実際に広がってみなければわからないという事が多いですよね。そんなコミュニケーションギャップを埋めるためのツールにCG を利用するのは非常に良い事ですよね。

おびなた
 実際に、このシミュレーションはまちづくりにかなり用いられているんですね。

松下電工(株)照明分社 北海道EC  副参事 本間義朗氏
 今までの実績は全国で40件くらいですね。実際に活用いただきまして、どちらでも好評いただいております。パソコンの画面は平面上ですが、ドーム状のスクリーンでこれを映し出して、3D眼鏡をつけて見ていただきますと、実際に三次元的な画像を体験して、あたかも自分がその空間の中にいるような感覚になるシステムも用意させていらだいております。

おびなた
 このソフト・・・おいくら位で使えるんですか(笑)?

長濱
 ソフトはWeb3D。皆さんがよくお使いになるインターネットエクスプローラーやネットスケープナビゲーターをプラットフォームにしています。 お金がかかるのは町のデータをつくる所です。それは、データは色々な計画案を入れてすすめていくというのがありますので、そのすすめるプロセスを一括りで見て、だいたい300万から6〜700万。これは、実際の計画をどれくらい詰めていくかとか、その町のスケールにもよります。

おびなた
 もっと高いのかなとも想像していましたけれど! さて後半は目の前で町をつくっていただきます。一旦コマーシャルです。

 

Future Entrepreneur     〜ムーアの法則・ギルダーの法則〜

おびなた
 今日は桝谷さんに経営戦略のノウハウを教えていただきます。

桝谷
 前にも取り上げましたが、今日も「法則」シリーズをお届けします。ところでおびなたさん、あなたを取り巻く情報量はこの20年間で何倍になったでしょうか。

おびなた
 う〜ん・・・5倍くらい!?

桝谷
 答えは100万倍です!!

おびなた
 え!?そんなに?

桝谷
 はい。これが本当かどうか検証してみよう! という事で、ゴードン・ムーア、有名なインテルをつくった人ですね。この「ムーアの法則」はコンピュータのCPUの速度がだいたい18ヶ月で2倍くらいになる、ダウンサイズしていくと速度が倍くらいになるという事も言っているんですが、一方で最近注目されているジョージ・ギルダ−という人は、ネットワークの速度も6ヶ月で2倍になると言っています。この総合能力を平均すると、だいたい12ヶ月で2倍。つまり、コンピュータとネットワークを使った情報量はだいたい1年で2倍になる。では10年では何倍になるか。すると2の10乗だから、約1000倍。この20年間を見てみますと、情報量は1980年くらいにパソコン通信、テキストを使ったメールをずっとやってきて、1990年代に画像、htmlでwebというものが追加されてきた。そして2000年になると、ムービーを使ったものができてくる。文字を使っていた時はKB(キロバイト)、画像が出てくるとMB(メガバイト)、MはKの1000倍なんです。そして2000年になるとGB(ギガ)、これはMの1000倍なんです。となると、先ほどのムーアとギルダ−の言ってる事と同じだ!と。20年間で本当に100万倍の情報は身の回りにあるんだなと。実際にアクセスできる自分のPC等、ゲートからのアクセスは100万倍の情報量はあるんだけれども、実際の個人は100万倍を使いこなしているかというと、それは全然別問題ですね。一日24時間は決まっていますから、機会としては100万倍あるけれども、多分20年間で人間個人としては2倍くらいにしかなっていないんじゃないかな。ただしチャンスは増えているんだよ、という事で今日の素晴らしいためになる話は終わります。

おびなた
 (拍手!)よーく、わかりました。

桝谷
 皆さんもよく情報を入手して、ビジネスなどを立ち上げましょう!

おびなた
 KBとかMBって単位だったんだ。

桝谷
 メガグラムとは言わないように(笑)!

おびなた
 わかりました(笑)!有り難うございました。続いてはフュ−チャ−ゲスト後半です。

 

 

Future Guest2   〜見て、触れて、参加型街づくりツール〜

おびなた
 
今画期的なソフトを使いまして、まちづくりが行われています!!長濱さん、こちらはどんなまちなんでしょう?

松下電工(株)照明分社 中央エンジニアリング総合部 副参事 長濱龍一郎氏
 島根県の松江市ですね。 この商店街に都市計画道路が通る予定です。これが今の状態で、切り替えると都市計画道路が通るとどうなるか一目瞭然誰でもわかりますね。この通りになるんですね。この道路がかかる所で共同建て替えが行われます。この建て替えによる建物を中に入れてみます。(突然ビルが現れる)

おびなた
 おおっ!!

長濱
 設計事務所でつくられたアイデアが二通りあれば切り替えてみたりもできますね。(ビルが突然消える)

おびなた
 消えた!出したり消したりできるんですね。

長濱
 この中で色々なアイデアを練って行く、プラットフォーム、ステージにできればと思っているんです。

おびなた
 歩行者の目線以外でも見る事ができるんですか?

長濱
 上からの目線で見る事もできます。そして、道路が広くなっていますので、歩道橋が欲しいなあ・・・と、こういったシミュレーションできます。つくってみると雪国ですからシェルターのようになっていますが、それでも少し圧迫感がある強すぎるかなとか、どんどん今までわからなかったような意見が出てきます。ここでは、アーケードの付け替えが検討されています。人間の目線でアーケードの中に入って行きながら、デザインの検討をしていきます。アーケードの柱が視界を遮っているという事がわかりますので、柱をとってみる。(シミュレーション上の柱が消える)こうすると、住民にとって非常に分かりやすい。実際はアーケードをとってみるというのは、商店街の人達にとってはかなり抵抗があるんですね。ところがアーケードをとっても、植樹等すれば歩行者にとって非常に気持ち良い空間をつくる手立てがあるんですよ、という事を見せてあげさえすれば住民達はアーケードに固執した所から離れて、こういった空間は気持ち良いんじゃない、という事になります。

おびなた
 歩いてみたいと思うんでしょうね。川瀬さん、このようなソフトは実際に北海道のまちづくりにどのように関わってくると思いますか?

(社)北海道まちづくり促進協会 事務局長 川瀬浩氏
 北海道の中でも、住民参加あるいは住民主導のまちづくりがかなり盛んに行われています。その中で住民参加をされてつくるという計画もどんどん出てきているんですが、なかなか実現に結びつかない。それは、参加されている住民の皆さんの意識やビジョンの違いが出てきたり、イメージのギャップがあったりして、合意が形成されないというのがネックになっていると思います。このソフトのようにリアルに将来のビジョンを具体的に描けるようなれば、北海道のまちづくりも速く具体化してくるのではないかなと思います。

おびなた
 そうですよね。本間さんは、このソフトをどのように活用してほしいと思われますが?

松下電工(株)照明分社 北海道EC  副参事 本間義朗氏
 地域住民の合意形成のために当然つかっていただきたいのですが、更に住民の皆さんが参加したまちづくりに活用していただきたいなと思います。住民の方は専門家ではありませんから図面を見て雰囲気を掴む事はできません。こういったソフトみながら、こんな植栽があったらどうかとか、歩道の幅を広げたらどうかとか、北海道特有の除雪するスペースを確保したらどうかとか、そんなところまでこのソフトを使っていただいて、是非新しい住民参加のまちづくりに活用していただきたいと思います。

おびなた
 確かにあの都市のあのような所を再現しましょうというよりも、自分達がよく知っている空間のシミュレーションで、変わっていく様子を見た方がしっかりとわかりますよね。

長濱
 誰でもこれを使ってもらえるように、 インターネットにソフトウェアのwebを構築しております。役所や公民館でも使えましし、そのうち自宅でダウンロードして見るという事も可能ですね。

桝谷
 自治体だとだいたい総合開発計画って10年単位なんですよね。このソフトがあれば、植栽とかアーケードとか10年の中で少しずつ変わっていく所を住民がシミュレートできるじゃないですか。それが素晴らしいですよね。

おびなた
 実際に北海道では使われているんですか?

本間
 残念ながら、まだ使っていただいている実績がございません。是非北海道のまちづくりにこのツールを使っていただいて、住民参加のまちづくりの手助け、お手伝いをしたいと考えております。

桝谷
 市町村合併が進んできますから、これを使って、合併後をシミュレートするなんていいんじゃないでしょうかね。

おびなた
 このソフトによって素晴らしいまちがどんどん生まれてくるのは嬉しいですよね。今日はどうも有難うございました。ここで一旦コマーシャルです。

 

Future Road File     〜北海道の「みち」は?in Muroran〜

おびなた
 フュ−チャ−ロードファイルのコーナーです。今回は、室蘭で北海道の道について伺ってきました。こちらです!

VTR
おびなた

 室蘭の地球岬にやってきました!見て下さい!丸みを帯びた水平線、地球の形がわかりますよね。北海道でドライブしたら絶対に立ち寄りたい、そんな素敵な場所で観光客の皆さんに北海道のみちについて伺ってきました。

インタビュー
おびなた

 北海道でとてもきれい!という道はありますか?

ドライバー1
 地球岬からトッカリショに行くまでの山道は夕日がきれいです。

ドライバー2
 通勤する道。支笏湖が見えて、景色や風景が良いですね。

おびなた
 北海道の道を走った感想は?

ドライバー3(新潟からの観光客)
 結構幅が広くて・・・北海道は車線が分かりづらいですね。

おびなた
 北海道のどの道が好きですか?

地球岬のお土産屋さん
 (好きな道は )十勝だね。十勝の真直ぐな道路は、広いしスキッとするね。(困る道は)室蘭ですね。山道が多いから(笑)!

 

スタジオ
おびなた

 今回は室蘭にお伺いしましたが、この後はあなたの町に行くかも知れません!

桝谷
 室蘭は室蘭八景といって、素晴らしいロケーションがたくさんあるんですよ。

おびなた
 地球岬のお土産屋さん、松崎商店には、とても大きなおいしいつぶ焼きがありますので、それも是非食べてください!さて、今日ご紹介したまちづくりのソフトはすごかったですね。

阿部
 家で使ってみたい!自分の近所のあの通りをこんな素敵に変えてみたい! と思いました。

桝谷
 インターネットで見れるようになったら、各住民がどんどんシミュレートして住民投票をして、意見等を集めたら行政の人は楽でしょうね。

田崎
 月寒商店街の人達(以前番組で紹介、まちづくりにアンケートなどを実施していた)もこれがあったら、苦労しなかったのに(笑)。綺羅街道の人達も喧嘩せずに済んだ(笑)!

おびなた
 確かにね(笑)。本当に楽しそうで、まちづくりに参加してみたくなるソフトでしたよね。それでは今夜はこのへんで。さようなら。

 

放送終了後・・・

(グラス片手に)かんぱーい!!

おびなた
 今日のソフトは、少年のような目をして見てましたね。

田崎 
 楽しいですよね、ああいうのは。昔「シムシティ」ってあったんですよ。市長になって町をつくるゲームなんですけれど、やり方が悪いと町が荒廃してきて、やり方が良いと、どんどん発展していくんですよ。

おびなた
 へえ〜!

田崎 
 市長って大変だなと思いましたけれど(笑)!

おびなた
 はははは!

田崎
 今度は現実にできてしまう、ゲームじゃなくて!気をつけないと(笑)!ぴーっと木を切ったら、朝起きて本当に木が無くなっていたら恐いですね!

おびなた
 それは恐い!

田崎
 マトリックスみたいですね・・・


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