北海道・自然情報トップへ 過去の情報 私達のこと to HTB
黒松内ぶなの森自然学校 map
通信員:高木晴光
〒048-0127 北海道寿都郡黒松内町南作開76
TEL: 0136-72-4249 FAX:0136-72-4249
HomePage http://www.d2.dion.ne.jp/~buna_ns/

朝の河川のオジロワシ 上へ
朱太川の河口付近
 夜が白々と明ける頃、川岸には様々な鳥たちが「やれやれ、やっと朝日が昇って来たぞ」という具合で戯れている。寒さも一段落して、風も強くない。それでも太陽の暖かさが嬉しい早朝だ。一本の木にオジロワシがいた。冬の時期だけこの辺りで過ごしているのだ。オジロワシは、暖かさをその羽に染み込ませるようにじっとしている。春はもうそこまで来ており、旅立つ時期をそろそろ決めているのだろうか。 (2012/04/04 11:07)
雪の中の緑の樹 上へ
全体に絡み付いているツルマサキ
 枯れる葉はすべて枯れ落ち、雪の下で眠りについている。見渡す限りの地平は真っ白だ。ちょっとした沢沿いを歩いていると、緑をしたたえた木が前方に見える。ん、この時期に?どうして?いぶかしがって近づいてみると、なぁんだ、つる性の植物が絡み付いていたのだった。夏には、周囲の緑に埋もれてしまうけど、こうして雪の中ではとてもよく目立つ。帰って調べてみると、ツルマサキという常緑木本であった。 (2012/02/26 17:29)
足跡を追いかけて 上へ
野ウサギの力強い足跡が続く
 くっきりと残ったT字型の爪痕。野ウサギの足跡だ。まだ雪がちらちらと降っているから、ほんの数時間前、いや、数十分前のものかもしれない。少し辿ってみる。すると、直線的なスマートな足跡が、このウサギの足跡と合流していた。キツネだ。追いかけているのだ。もしかしたら、この足跡の数キロ先で死闘が繰り広げられているのかもしれない。今この瞬間に。そう思うとドキドキと発熱してくる。 (2012/01/17 11:08)
分節できない連続性 上へ
河畔林豊かな朱太川。日本海へ繋がる
 朱太川。河畔林は、まだコンクリートでぺったりと固められず長く伸び、森との連続性を保持している。地元の人の話では、朱太川を跨いで羆や鹿も行き来する。鮭も遡上する。人は言葉で土地を分節する、とどこかで習った。腰とお尻を区別するように、山、人里、川、海を違った場所だと捉える。あちらはあちら、こちらはこちら、と。でも、それは一枚の皮膚なのだ。連続してるからこそ血は流れるのだ。 (2011/11/03 17:36)
墨夜 上へ
単純なラインときめ細かい濃淡
 まるで墨絵だ。墨と水だけで無限の濃淡を硯に落とし、筆に染み込ませ半紙へとグラデーションする、あの世界。それは現実にも存在する色合いなのだ、と思った。その日は朝から鉛色の雲が一面を覆い、大地も人里も小鳥たちも、その鉛雲のフィルタの下、動きまでギクシャクしているようだった。光が重たいのだ。夜。月が山へと掛る刻限。日中の鉛色を染み込ませたまま、ぼやけた光が辺りを包み込む。墨の夜だ。 (2011/10/27 13:53)


北海道・自然情報トップへ 過去の情報 私達のこと to HTB