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老老介護の現実 認知症の夫と妻の決断

2015年10月 7日放送

HTBは、夫が認知症で、ともに80代の夫婦を3年間継続して取材してきました。
札幌の豊子さん(84)、博一さん(87)夫妻です。
おととし、博一さんの認知症は進み、一日に何度も徘徊するようになりました。
警察に保護されたこともありました。
それでも豊子さんは、自宅で介護を続けると決めていました。

 ところが今年3月、博一さんが二度目の脳梗塞を患い入院することに。
地下鉄とバスを乗り継いで行く病院へは10日に1回通うのが精いっぱいです。
にこやかだった博一さんは別人のように表情を失い、
徘徊で豊子さんを困らせた丈夫な足はやせ細り、車いすに乗っていました。
そして、自分の名前は言えるものの、豊子さんのことも分からなくなっていました。

 自身も大腸ガンを患い要介護1の豊子さんに、
博一さんを一人で介護することはもう不可能でした。
この状態でもしも退院を迫られたらどうしようかと、漠然とした不安を抱えています。
国の施策は在宅での介護を基本に置いていますが、
そうしたくともできないのが、老老介護の現実です。

豊子さんは今、博一さんが完全に寝たきりになるのを複雑な気持ちで待っています。
寝たきりなら自宅で介護をしてあげられる、そう思うからです。

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