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認知症カフェ~認知症の人と家族を孤立させない

2016年3月 2日放送

札幌市西区にある認知症カフェ「ふうしゃ」に80代の男性が妻とともに訪れました。
平日ならいつでも開いていて、相手さえ見つかればもっぱら囲碁を打ちます。
妻はカウンターでカフェのマスターと会話を楽しみます。

カフェを切り盛りする菊地伸さんは社会福祉法人の地域連携室長で、
カフェが事務所を兼ねています。
介護やリハビリの専門家でもあり、この日は地域の高齢者グループから依頼された、
認知症サポーターの養成講座の講師を務めました。
認知症カフェは、2015年1月に国が発表した認知症に対する施策
「新オレンジプラン」にも取り上げられています。
プランには、認知症の人やその家族が地域の人や専門家と情報を共有し、
お互いを理解し合う場として設置を推進しています。

菊地伸さん「認知症に限らず、障害などに対しても心の壁がある。
その人の個性だって、子どもから大人まで、
一緒にいるのが当たり前になれば。そんな場所になればいいなって」
「ふうしゃ」のような常設のカフェは珍しく、
多くは介護施設や公共施設などの一角で月に数回、開かれる程度です。

札幌市中央区の「小春カフェ」。普段はデイサービス施設です。
去年9月にカフェを始めました。
始めは認知症の人を対象に考えていましたが、最近はテーマをもった講座も開き、
認知症ではない人にも積極的に声をかけています。
経験者の話に触れられるのも認知症カフェならではのことです。

道都大学社会福祉学部の上原正希准教授は
「家族だけが集まっているカフェもあれば、
軽度の認知症の人が集まっているカフェもある。
全員をうまく支援できるカフェというのは、経営的に難しい現状がある。
やはり行政の社会保障費などから支援してもらえないと、
なかなか上手く運営はできない」と指摘します。
認知症カフェ。「認知症の人と家族を孤立させない」。
そのための交流の場は、まだまだ試行錯誤をしています。

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