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無駄な薬をなくせ~訪問薬剤師の仕事に密着

2016年3月15日放送

薬局に集まった飲み残しの薬、「残薬」。
厚生労働省の調査では患者の2人に1人以上が薬を飲み忘れ、
年間およそ500億円の薬が無駄になっているという。

その無駄を減らすカギとして注目されているのが「訪問薬剤師」だ。
ナカジマ薬局は、去年4月、
札幌市東区に訪問を中心とした在宅調剤センターを立ち上げた。
5人いる薬剤師全員が訪問薬剤師だ。
そのうちの一人、31歳の訪問薬剤師 十河正樹(そごう・まさき)さんは、
医師に同行して患者の自宅を回っている。
医師の診療の傍らで、薬の残りを確認するとともに
体調の変化などについて聞き、処方の提案をする。
十河さんは訪問薬剤師の魅力をこう語る。
「調剤薬局と別のやりがいがある。頑張れば頑張るほど患者に近づいていると感じる」

介護保険制度では薬剤師が患者の家を訪問し、
薬の指導をしたときに報酬が出るよう定めている。
背景にあるのは、医療費の急激な増加だ。
専門家は「75歳以上の人は医療費が年間96万円くらいかかっている。
患者さんに言われれば薬を出す、医療の仕組みがあるからだ。
これからの薬剤師は"飲まないこと"を提案する役割を担っている。」
訪問薬剤師が普及すれば500億円の無駄な薬のうち、
400億円分を減らせるという試算もある。

訪問薬剤師の利用料は個人宅の場合、1回あたり500円ほど。
決して、利益にはならないのが現状だ。
制度開始の2000年以降、訪問薬剤師の利用は年々増え、
おととし、およそ550万回に達した。
しかし高齢者の処方のなかではまだ2%ほどとなっている。
今後広がりをみせるかどうかは、
薬剤師が「薬局にいて処方箋を待つ」だけではない
地域医療の一員としての役割を担えるかにかかっている。

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