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高齢化率40%...池田町の取り組み

2017年1月23日放送

十勝の池田町。
人口約7100人で高齢化率はほぼ40%。
現在、十勝管内で最も高齢化が進んでいる町である。
池田町がおよそ10年前から行っている独自の取り組み。
それは「元気高齢者を増やそう!」。
元気な高齢者が多ければ高齢者同士、住みよい魅力的な町になるという考えだ。

まず取り組んだのは「介護予防」。
「脳トレ教室」や「ふまねっと健康教室」(50㎝四方のマスを踏まないように
ステップを踏む健康法で、つまづき転倒防止のほか、認知症の予防も期待できる)
などを行っている。

町内会の集会場では高齢者の笑い声が絶えない。
池田町には町内会単位で老人クラブがあるが、車で通えなくなった高齢者たちは
1人100円を支払い、9人乗りの「乗り合いタクシー」で集まってくる。
日々の買い物、医療機関への移動には「スクールバス」も利用できるほど
交通のサービスを充実させた。

元気な高齢者は調子の悪い高齢者の助けになると
去年からは独自の互助システムも作り上げた。
「LOREN(老連)支えあいパートナー」だ。
老人クラブの会員限定で、サービスを受けたい高齢者が30分200円(チケット制)で
買い物や掃除、除雪や付き添いなど、生活支援を受けることができる。
サービスを与えたほうの会員は、受け取ったチケットを商品券に替えることも可能だ。
町内のヘルパー不足から生まれたこの制度は、広がりを見せている。
高齢化が進んだ町だからできた取り組みに、これからのヒントがあるかもしれない。

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