STORY

HAND-CRAFTED in NAGANO [ 2007年11月01日(HTB)放送分 ]

[出演者]
松井克師・中山一郎・中山二郎・渡辺尚幸

[内容]
県土の約80%を森林が占める長野で、スノーボードの板などを製作するグループ
「GREEN.LAB」。彼らが使用するのは一般的な広葉樹ではなく、針葉樹。しかも、
地元に多く植林されているカラマツの間伐材にこだわっています。今まで使い道が
ないとされていた木材を相手に、悪戦苦闘を繰り返しながら、スノーボード作りに
取り組む中山兄弟と渡辺の3人。掲げるテーマは「人と自然の共存」。自分たちの
生活とスノボードがどれほど密接に関わっているかを考える一方で、環境に優しく、
地元経済へも貢献できる活動を続けるメンバーの「ライフスタイル」や今後の展望を
取材しました。

[NO MATTER DVD PREVIEW]
今シーズンも、国内外合わせて多くのスノーボードDVDが発売されました。
その中から注目の作品を紹介していくこのコーナー「NO MATTER BOARD
SNOWBOARD DVD PREVIEW」。記念すべき第一回目は、absinthe filmsの
「OPTIMISTIC?」。ニコラス・ミューラーやギギ・ラフなど、ヨーロッパ系の
トップライダー15人の、それぞれの「スタイル」を一遍にまとめた作品です。


MUSIC

Time Code Song + Artist + Album
0:00:10→ OP

LAST LETTER

by SERVICE ACE 「LOTS OF LUCK」

0:01:13→ 長野へ

SPREAD LOVE

by DJ Deckstream 「SOUNDTRACKS」

0:02:00→ GREEN.LAB紹介

VIKINGMAN

by rodrigo y gabriela 「rodrigo y gabriela」

0:03:16→ GREEN.LABインタビュー

BLOWIN' IN THE WIND

by BOB DYLAN 「DYLAN」

0:06:32→ カラマツのボード作りについて

You Never Know

by Nine Mile 「summer swell」

0:08:10→ GREEN.LABメンバーの滑り

F・A・M・E

by GARI 「NEO RADIC STATION」

0:13:40→ GREEN.LABインタビュー

FREE

by DONAVON FRANKENREITER featuring JACK JOHNSON 「TROPICALIZE」

0:19:19→ GREEN.LABインタビュー

robin hood

by the guitar plus me 「777」

0:23:02→ DVDコーナーOP

At my own Pace

by Y Society 「Travel At Your Own Pace」

0:25:17→ END

七色スタイル

by smarttail 「green note」

DIARY

今回はちょい足を伸ばして、長野県まで行ってきました。
何故?って、、、
それはですね、GREEN LAB(グリーンラボ)という、板づくりをしている
グループのロケだったんですが、これまたちょっとおもしろい。
長野の地元にはたくさんの針葉樹があって、その中のカラマツを使って
板の心材になるウッドコアというものを作っている人達の話を聞いてきて、
いろんな気持ちになったりもしました。
本来ウッドコアというものは、広葉樹を使うのがセオリー。
カラマツなどの針葉樹は松ヤニが出てくるので、ヤニ抜きという
作業が必要な為に、広葉樹よりも手間のかかる木になるわけです。
なので、輸入物の広葉樹を使うことが多くなるってことです

最近ではほとんど輸入物の広葉樹を使うことが多くなっているんですが、
輸入したものばかりではなく、地元にあるたくさんの針葉樹を使うことで
自然にも優しく、地元の経済貢献にもなるという考え方から始まりました。
僕はスノーボードに出会い、自然と共存し、人の温かさに触れ、
仲間との出会い、そして究極の自己満足として、ずっと飽きることなく
スノーボードに接してきたわけですが、地元の木を使ってという考え方に
なったことがなかったので、かなり新鮮です。
こういった考え方の人達がいるおかげで、自分の中にあるスノーボードに
対しての考え方も広がり、勉強になったことには間違いないです
スノーボード好きな人がスノーボードを作るという考え方になったり
したことってほとんど無いと思ってたし、これを見てみなさんがどう感じるか
わかりませんが、普段ノーマターでは見られることがない、本当の意味での
ドメスティックがここで明らかになります。
更に地元の中学校などに講師として迎えられ、
スノーボード作りを教えたりするのも衝撃でした。

僕らはスノーボードを買って遊ぶ

に対して、学生達は

初めてのスノーボードは作って遊ぶ

になるわけです。
いろんなスノーボードの出会いっていうものがあるとは思うんですが、
こういった形でスノーボードに出会えるのも、いい思い出になるんでは
ないでしょうか?