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疑問解決!年金は増えるの?死別や離婚したら?

2015年10月 9日放送

老後の暮らしを支える「年金」。
〝複雑怪奇〟とも呼ばれる制度の主だった部分をおさらいします。

■年金はいくらもらえる?
毎年の誕生日前後に届く「ねんきん定期便」が参考になります。
50歳以上の方に届く定期便には、実際に手にするであろう年金の見込み額が記載。
50歳未満の方に届く定期便には、見込み額ではなく現状から推測した金額が載っています。
※参考)国民年金の場合、20歳から60歳まで切れ目なく保険料を払うと
月額およそ6万5000円です(会社員はこれに厚生年金などが加わります)

■増やす手立ては?
ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子さんのおススメは
・国民年金基金...毎月の年金に上積みする仕組みです。
額と期間を選びますが、終身で年金にプラスすることもできます。
・確定拠出年金の個人型...個人で運用に回す確定拠出年金は自己責任ですが、
その分、利回りに期待が持てます。特徴はいずれも掛け金が全額、所得控除になります。

■意外と知らない落とし穴に注意
・配偶者を亡くした場合...国民年金では一部の例を除いて自分の年金しか残りません。
一方で厚生年金の被保険者が亡くなった場合、配偶者は被保険者の年金の4分の3を
受け取ることができます。
・離婚した場合...国民年金では配偶者を亡くした場合と同じく自分の年金しか残りません。
厚生年金には被保険者の年金を分割して配分する仕組みがありますが、
年金の一部を分割するので、結果的に4分の1程度しか配分されない例がほとんどです。
・年金制度に加入しなかったら...たとえば病気やけがなど大きな障害を負った時、
年金に加入していれば年齢に関係なく障害の程度に合わせた障害年金が支払われる制度も。
加入していないと、当然、受け取ることができません。

■経済的な余裕がなくても...
経済的に保険料を払う余裕がない場合、
申請をすれば支払猶予や免除で加入資格を持ち続けられる制度もあります。

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