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運命の9月4日の翌朝。

藤村 | 2002. 9/ 5(THU) 11:20


 怒涛の一夜が明けまして、9月5日木曜日を迎えております。

 おはようございます。藤村でございます。

 昨夜、私は自宅のパソコンで、皆様と同じ立場で、嬉野くんの更新作業を待ちながら、掲示板を読んでおりました。

 読みながら・・・すいません、笑ってしまいました。

 みなさん、素晴らしい!素晴らしいダマされっぷりです。

 そして、みなさん・・・ありがとう。

 「これでこそ“どうでしょう”なんだな、と思います」

 そんなことを書いてくれた方がたくさんいました。

 「9月4日が最終回ではなくなった」

 その事態が判明した時点で、それを事前に告知することは、

 「常識」であり、また無用なトラブルを防ぐためにも「楽な手段」です。

 しかし、我々は、「どうでしょう」をご覧のみなさんの「心意気」に、賭けてみました。

 ミスターと大泉さんが、土下座をした瞬間に、

 それまでの寂しいような、ハッキリとしないような気分を、

 「いやぁ!そうきましたか!」と、すべてを笑い飛ばしてくれる。

 昔っからの友人に、痛快なイタズラを仕掛けられたように、

 ケタケタと声を出して、笑ってくれる。

 それだけの、「楽しむ気持ち」を持っている人たちであろうと。

 「これでこそ“どうでしょう”なんだな、と思います」

 これは、たぶん、みなさんが、「どうでしょう」という「番組」を、ひとつの「人格」として、例えば、それぞれに思い描く「どうでしょう君という友人」として、自分の中に取り込んでいただいた結果ではないか、私は勝手に、そう信じています。

 だから、我々は、テレビらしからぬことを、思い切って出来たのだと思います。

 「テレビ」は、不特定多数を相手にする、一方的なメディアです。

 しかし、我々とみなさんの間で、ここまでの関係を、6年間で築けたことを、とても、うれしく思います。

 最後まで、みなさんの気持ちに甘えて、「笑って許せよ」それで終らせる友人でした。

 でも、本当に、9月25日で、しばらくお別れです。

 最後のイタズラでした。

 ごめんなさい。