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「水曜どうでしょうDVD全集第2弾」の全容

藤村 | 2003/04/28(Mon) 12:47:16

 さぁ!みなさん!いよいよ「DVD全集第2弾」の予約受付が5月1日午前10時より、全国のローソンさんにて一斉開始であります!

 【ロッピー端末での予約受付】商品番号:279170(フナ食いなれ)

 第1弾「原付ベトナム縦断1800キロ」は、初版4万6千枚が発売1ヶ月で完売。
 オリコンDVDチャート初登場5位(翌週も9位にランクイン)。
 テレビのバラエティー番組としては、売り上げ歴代1位。
 また、一般の流通販路に乗らない、コンビニと少数店舗による「専売」での売り上げとしても、史上最高を記録いたしました。

 今回、DVD第2弾の予約と同時に、異例ではありますが「完売した第1弾ベトナム」の再予約も受け付けることになりました。(これは「最後のチャンス」と言ってもよろしいかと思います。)

 【ロッピー端末での予約受付】商品番号:376981(ミナムちゃクちゃハッピー)

 このように、数々の記録を打ち立て、華々しいデビューを飾りました「水曜どうでしょうDVD全集」。その第2弾ともなりますと、世間様の注目度は、前回以上に大きくなってまいります。

 「さぁ!水曜どうでしょうとやら!今度はいったい何を出すんだ!」
 「今度はいったいどんな記録を打ち立てるのだ!」
 「もちろん!前回以上におもしろいんだろうな!」と。

 はいはい。わかっておりますとも。じゃぁね、ご紹介いたしますよ。

 「水曜どうでしょうDVD第2弾」は、2002年・最後の旅「原付ベトナム縦断」から、一気に時間をさかのぼりまして、番組開始当初の96年!最初の旅!「サイコロ1」、そして「粗大ゴミで家を作ろう」「闘痔の旅」の初期作品・豪華3本立てでございます!

 これはねぇ・・・もうね、「おもしろくありません!」

 自信を持って言えますよ。「おもしろかねぇ」と。

 そして「売れねぇだろうな」と。

 「だったらアンタ、んなもんすっ飛ばして、サイコロ3ぐらいから出しなさいよ!せっかく世間様が注目してんのに、なんでそんな最初のころのヤツを出すの!」ってかい?

 「やだよ」

 ぼくらはね、「ファンの皆様のために」DVD全集を作ってるんです。記録だの売り上げだの、そんな目先のことは目的ではない。来年あたりからは「人気企画セレクション」なんつって、みなさんからリクエストが多いものを「先にDVD化」することも考えないではないが、とりあえず今回は、こういう順番が正しいと判断した。

 だってね、これはあくまでも「水曜どうでしょうDVD全集」。「記録全集」ですよ。最後のベトナムを見てね、そして最初の「サイコロ1」を見る。「あぁ、こんなふうに始まったんだね」「大泉さんも、ミスターも若いね」「そして、おもしろくないね!」と。文字通り「どうでしょうの歴史」を肌で感じ取っていただきたいわけです。これはもちろん「我々が通って来た道」であり、そしてこれから、みなさんにも「通っていただきたい道」なんです。そりゃぁこっちだって「隠しておきたい過去」ではありますよ。私だってね、しゃべり方が中途半端だもの。煮え切らないもの。でもね、それも含めて「どうでしょう」なんです。こっちはもう「ケツの穴まで見せよう」って覚悟なんです。ジャケットからしてもう「大泉さんケツ丸出し」ですからね。文字通り「裸一貫!どうでしょう始まりました!」って感じですよ。

 でもね、そうは言ってもちゃんと「セールスポイント」だってあるわけです。「こいつは、やっぱり買い!だ」って思っていただくために、「ベトナム」以上に手間をかけました。

 ご説明申し上げましょうね。

 今回のDVDは、前回の「ベトナム」とは、その「構成」からしてまず違います。

 まずDVDをプレーヤーに入れますね。「ベトナム」だとここで「キラキラとonちゃんが舞い降りて~」なんていうアニメーションが流れますな。キレイですわ。でも、第2弾は、ここからもう違う。「ビデオ版サイコロ1」をお持ちの方。ご存知でしょう。onちゃんがバンッ!っていくやつ。アレをね、使いましたよ。

 どうでしょうオリジナルアニメ「onちゃん爆発の巻」。
 これは私も嬉野くんも大好きなんです。

 このあと「ベトナム」ではそのまま「本編」になだれ込んで行くわけですが、第2弾では、まず「メインメニュー」で一旦停止します。このメニュー画面もね、ちょっと今回は手間をかけました。

 デザインは、「お部屋」になっております。

 我々は「福助の部屋」と呼んでるんですが、「ベトナム」のメニュー画面にもチョロっと出て来たでしょう。障子が閉まる前に一瞬「部屋」が。実はね、あそこにも細かい絵が書かれてあったんです。ベトナムにちなんだ「笠」とか「バッチャン焼きの器」とか。
 
 で、今回はあの「部屋」を「メインメニュー画面」にして、いろんな小物を配置しました。壁には「サイコロボード」が貼ってあったり、床の間には「壊れたテレビ」が置いてあったり、そして「手ぬぐいと桶」が置いてあったり・・・。つまりね、これらの小物が、それぞれ「サイコロ1」「粗大ゴミ」「闘痔」のボタンになってるわけです。楽しそうでしょう。その上、壊れたテレビじゃ、前作「DVD版ベトナム」の映像が流れてるのよ。そしてBGMには、「あの名曲」のオルゴールバージョンが流れている。いいですよ、コレは。

 で、この画面上で、自分の再生したいものを選ぶ。例えばじゃぁ「闘痔の旅」を押したとしますか。さ、押しました。

 すると今度は、DVDのジャケットにもなっております「心臓マッサージ」のイラストが描かれたサブ画面が現れます。「闘痔の旅」のサブメニュー画面ですね。ここには「道内での放映日」と、「当時の視聴率」なんていう赤裸々な記録も資料として載せてあります。貴重ですね。その下には副音声の「ON/OFF」ボタンがあって、ここで「お楽しみの副音声」が選択できます。でも、まずは「副音声・OFF」で見て下さいよ。きちっと本編を見てから、「副音声の解説」を聞く。今回は「サイコロ1」を藤村・嬉野のD陣、「粗大ゴミ」をD陣+ミスター、そして「闘痔」をD陣+大泉さんの解説でお送りいたします。そして「本編を見るんなら押せ!」ボタンを押しますと、アラ!不思議!今回もイラストが動き出しまして、いよいよ「本編開始」となるわけでございます。

 このサブメニュー画面が、他にも「サイコロ1」「粗大ゴミ」とあるわけですから、それぞれに「イラストの動き」を作りました。手間かかってます。

 そして、もうひとつ。本編の他に忘れてはいけないのが「特典映像」ですな。

 今回の特典映像は、「水曜どうでしょう映像資料館」と題して、初期作品の「オリジナル放送版前枠・後枠集」や、どうでしょうの「各種CM」など、みなさんが「ほとんど目にしたことのない映像」を中心に集めてみました。そのうちのいくつかをご紹介しておきましょう。

 【「サイコロ1」「粗大ゴミ」のオリジナル放送版・前後枠集】

 「リターンズ」というのは、主に本州で放送されることを前提に作られているので、道内で放送された「水曜どうでしょう」の前後枠は、安田さんの「番組ナビゲーション」=「解説」に差し替えられています。まぁ後半になってくると「水曜~」と同じ鈴井&大泉の前後枠をそのまま「リターンズ」でも流すようになりましたが、初期作品については、ほぼすべてが差し替えられている。従って「サイコロ1」だの「粗大ゴミ」だの、道内で放送されたオリジナルの前後枠なんていうのは、本州勢は見たことがないシロモノ。いや、道内勢だってほとんど見たことないでしょう。だって96年10月9日の「水曜どうでしょう第1回目」の放送なんて、見た人いるかい?この「オリジナル前後枠」は、後にも先にも「この1回しか」放送されてないんです。それを今回は、「特典映像」としてビシッと収録しました。「どんなふうに、どうでしょうが始まったのか?」その一部始終をご覧になることができます。これは、貴重!

 【午前中再放送版の前後枠集】

 知る人ぞ知る!「どうでしょうは、午前中に再放送をしていた!」。97年の7月8日から2週間だけ、毎日午前10時30分から再放送をやっていました。驚きですね。深夜番組を主婦向けの時間帯にぶつけるとは、実に思い切ったことをやったもんです。この時、我々はちゃんと「前後枠」も「午前中用」に撮り直しました。だって「こんばんは!水曜どうでしょうです」ではいけませんからね。きっちりと「おはようございます!」で番組を始めています。このへんは律儀ですね。もちろんコメントも奥様向けにアレンジ。これは見たことないでしょう!貴重です。

 【「水曜どうでしょう写真展」会場用・ビデオ予約告知VTR】

 99年の年末に札幌パルコで開かれた写真展の会場で流れたオリジナルVTRです。内容は、「ビデオ版サイコロ1」の先行予約受付を会場に告知するVTRなんですが、あの「ムンクさん」が登場して、これはなかなか面白いものに仕上がっております。無論、会場に来た人しか見たことがない。う~む、またしても貴重ですなぁ。付録には「ゴールデンスペシャル・サイコロ6」の予告編もついてます。

 【道外放送地区用「どうでしょうリターンズ」番宣CM】

 これはねぇ、大泉さんもこのVTRを見て初めて知りました。「えっ!こんなCMあったのかい?」。そうなんですねぇ、あったんですねぇ。道内では決して流れない「本州向けの番組宣伝CM」。本州の人は見たことありますか?あの「予告編の曲」にのって、オーストラリアやらアラスカやらの名場面がバシバシと流れるCM。見たことがあっても、たぶんそれは「15秒」の短いCMだと思います。ほとんど流れることはないけれど「30秒」の長いCMもあるんですよ。今回は両方ともビシッと「特典映像」に収めてあります。いやぁ、かえすがえすも貴重!

 ・・・この他にも貴重な「特典映像」がいくつか収められております。

 さて、もうひとつ。「映像」ではないんですが、「ベトナム」とは違った「特典」をお付けしました。前回もDVDのパッケージ内に、「チャプターメニュー」を載せた冊子を入れておりましたね。今回はこの「冊子」をさらに充実させました。バキーッと「解説文」を書いたんですよぉ。番組が始まった当初の「知られざる裏話」や、各企画の解説。そして上に書いた「特典映像」の、もっと詳しい解説も掲載されております。こいつは、見た目にも「分厚い冊子」になっておりまして、言うなれば「どうでしょう創生期の苦悩」が赤裸々に描かれた「読み物」になっておる次第でございます。

 「大泉洋が番組に出演することが決まったとき、鈴井貴之は苦悩した!」
 「闘痔の旅が、その後の番組の行方を左右する大きなターニングポイントだった!」
 そして、
 「実はD陣は、鈴井&大泉だけで番組を作ろうとは思っていなかった!」

 などなど、「今だから言える本音」「知っておいていただきたい我々の苦悩」が垣間見えて、「より深く」この初期3部作を鑑賞することができるハズです。ショボイ本編を、なぜこの時期にあえてDVD化したのか?その理由の一端がご理解いただけると思います。

 さてさて「特典」といえば、忘れちゃいけない「予約特典」。

 今回も、ローソン及び各onちゃんグッズ販売店で5月1日からの予約期間中に、バキッと予約をしていただいた方には、「豪華オリジナル名場面イラストポストカード10枚セット」を贈呈いたします。もちろん、DVD一枚につきひとつづつお付けいたしますよ。
 
 前回のベトナムでは「いぶし銀のレスラー」はじめ「お尻がランブータン」など「番組を見てない人には、ひとっつも意味がわかんねぇ!だけど、見てた人にはたいへんありがたいイラスト集」でございました。今回もその路線を踏襲。皆様からのリクエストが多かった「サイコロボード型」のポストカード3枚と、「粗大ゴミ」「闘痔の旅」の名場面をモチーフにしたイラストのポストカード7枚、合計10枚をセットにして、予約特典にいたしました。最終的には、DVD全巻をすべて予約購入すれば、「どうでしょうの名場面がすべて網羅できる!」という、これはもうマニア垂涎のコレクションになること請け合い。いやぁ!ありがたい。それもあなた、あくまでも「予約特典」「オマケ」ですよ。いやいや、かえすがえすも、ありがたいですなぁ。

 まだあるぞ。前回はDVDの中に「ステッカー」を1枚封入しておきましたな。
 忘れてないですね?あの言葉。「一生どうでしょう買います」。
 今回もね、封入しておきましたよ。「あるモノ」をね。でもそれは見てのお楽しみ。

 さらに、だ。「見てのお楽しみ」と言えば、「ベトナム」にも入っておりました「シークレット映像」。リモコンで、普段とは違うボタン操作をすると現れる「隠し映像」ですな。ミスターも大泉さんも「そんなんあったんですか!」と言ってましたけど、まだ見てない人いますか?特にめんどくさがりの奥さん!見ないと損ですよ。じゃもう、操作方法を教えましょうね。

 まず「特典映像メニュー」の画面に行って下さい。上から順番に「未公開シーン」の項目が書いてありますね。方向キーを下に押していくと、ある項目に「藤やんの顔マーク」が現れます。そしたら方向キーを右に一回押して下さい。すると今度は大泉さんの顔に「落書きマーク」が現れます。そしたら、決定ボタンを押して下さい。するとね、「シークレット映像」というテロップに続いて「副音声の収録風景」が映ってるんですよ。狭い録音ブースに大泉さんと我々3人が頭つき合わせて爆笑してます。

 で、もちろん今回も「シークレット映像」をご用意いたしております。前回はひとつでしたけど、今回は「2つ」。さらに、なんと言いましょうか「シークレット映像」ともちょっと違うんですが、「ある操作」をした人だけが楽しめる「ある趣向」もご用意しております。決して難しい操作ではないんですが、「言われなきゃ誰もやらない」という「ある操作」。だからまぁ、「3つ」ですね。「シークレットもの」は。

 いやぁ、楽しみですねぇ。「2つはわかりましたけど、3つめってなんですか?」という質問が必ず来ますでしょう。そしたらもう私みたいな性格の人間は、「ぬははははは!わからないですか。そうですか。じゃぁ、苦しめ!」としか言いませんからねぇ。

 では諸君!7月2日の受け渡し日を楽しみにしてますぞ。のはははははは!