2007年3月21日水曜日、水曜どうでしょうDVD全集第8弾「激闘!西表島」がいよいよ発売となります。
2005年の夏、おっさんたちが沖縄県西表島で過ごした濃密な時間。
それは、2005年7月12日の午後から、翌々日の14日までの、わずか2日半の出来事でありました。
そのたった2日半ばかりの出来事を、8週間にも渡って放送した本作。
DVD版では未公開シーンを細かく加え、本編長3時間26分という長編に仕上がっております。
しかしながらこの作品、放送当時のホームページ掲示板では、数々の論議を呼びました。
「なぜスペインで牛追いじゃないんですか!」
「この一年、大泉さんが牛に立ち向かう荒々しい姿を楽しみにしてたのに!」
「南の島で虫追いって・・・ゆるすぎる!」
2004年の前作「ジャングル・リベンジ」の最終夜で、我々はハッキリとこう予告しました。
「来年はスペインの牛追い祭りでお会いしましょう」
それを裏付けるように、ディレクター陣はスペイン北部のパンプローナへと飛び、その世界的に有名な荒々しい牛追い祭りを、実際に下見しておりました。
準備万端、満を持して迎えた翌2005年7月11日。スペインでは今まさに血沸き肉踊る牛追い祭りが開催されんとするその日。我々は予告どおり、HTBの通用口に結集いたしました。
身構える大泉洋。わけもわからず3年ぶりに呼び出され、相変わらずonの着ぐるみの中で汗だくになっている安田顕。そして、テレビの前で固唾をのんで見守る視聴者たち。
その前で、しかし、
「うし追いではなく、むし追い」と、
堂々言い放ったどうでしょう首脳陣。
大泉は一瞬にして言葉を失い、やがて、見守っていた多くの視聴者の気持ちを代弁するように、
「がっかりだ・・・」
と、言ったのであります。
だが、企画発表で憤慨した大泉洋は後日、「近年の企画の中では、間違いなく西表島はおもしろく、ぼくは好きな企画だ」と言いました。
タレント、視聴者に「がっかりだ」とまで言わしめた本企画。なぜそこまでして我々は、あえて牛追いをやらなかったのか?ましてや、そこまでこだわった「むし追い」を、なぜ現場であっさりと捨て去り、魚捕りやらエビすくい、果ては夜釣りに興じてしまったのか?
そこには、放送では語られなかった「ゆるぎないどうでしょうの根本的思想」があったのであります。
DVD版の副音声では、そのあたりの一部始終を、鈴井貴之とディレクター陣が、暑苦しく語っております。
また前作「ヨーロッパ21カ国完全制覇」の副音声で大泉洋との間で繰り広げられた、本編とはまったく無関係な「領収書論争」。その第2弾が、本「激闘!西表島」でも再燃。今回は、大泉洋に焼肉をおごってもらった一件から端を発した領収書論争。「小さい男・おおいずみ」の本領発揮であります。
また今回は、いよいよ安田顕が副音声解説に登場。お互い、じっくりと深い話をするのが好きという藤村嬉野、安田の3人が、はじめて皆様の前でお話をいたします。安田さんとの初めての出会い。その後の数々のエピソード。安田さんから見た水曜どうでしょう。西表島のロケではっきりと表れた安田顕の性格など、興味深い話が満載であります。
DVDには、ほかに特典映像として、2005年秋に全国から述べ4万人ものどうでしょうバカが集結したという未曾有のバカイベント「どうでしょう祭」の映像が、「1時間22分」も収録されております。
参加されなかった多くの方々に、当時の雰囲気だけでも画面を通して味わっていただければと思います。
また、本編「西表島」の中で、安田さんが口ずさんでいた歌「♪やっちゃうよ」のPVを特別収録。ドラバラDVD「なんてったってアイドル」の劇中で、安田顕扮する轟一郎の持ち歌として披露されたこの曲。イカさないHTBスタジオで、自作のムード歌謡を熱唱する安田顕の、そのオリジナルテープを「ドラバラ」班より入手、あらためて長編に編集しなおしたものであります。
さらに恒例の「シークレット映像」が、今回は3本。鈴井、大泉、安田それぞれの副音声収録風景が合計で13分おさめられております。
これら特典映像と本編、合わせて5時間を超えるDVD第8弾「激闘!西表島」。
発売&予約受け渡しは、2007年3月21日水曜日。
さぁさぁ皆の衆!
久々の討ち入りじゃ!
心して行け!