母親を事故で亡くした赤ちゃんチンパンジーがいます。
現在飼育員の手で育てられていますが、いつまでもその生活を続けることはできません。その理由とは…
札幌市円山動物園で母親を転落事故で亡くしたメスの赤ちゃんチンパンジー・レディ。チンパンジーは通常2年半は母乳で育てられ、その間に群れの礼儀やルールを学びますが、レディは飼育員の祐川猛さん(37)の手で育てられています。しかし、このままでは人間として育ってしまい、チンパンジー社会には適さない動物になってしまいます。祐川さんは、レディを動物園で飼育されている9頭の群れに一日でも早く帰すことを決意します。