|
財政再建団体に申請することを住民に説明・・・怒号が響いた |
負債総額632億円。北海道夕張市は全国で14年ぶりに財政再建団体に申請する。
赤字を大きく膨らませた原因は、赤字隠しの不適切な会計処理だった。
戦後日本復興期のエネルギー・炭鉱のマチとして栄えたが、国策で次々と閉山。
しかし国は閉山処理に冷たく、夕張は財政難に陥っていく。
当時の市長・中田鉄治氏は新たなマチづくりとして、
『観光』に舵を切るものの、1980年代後半、
またしても国策の波に飲み込まれていった。
夕張はなぜ、不適切な会計処理に手を染めたのか?
そこには、二度に渡って国策に翻弄されたマチの苦悩があった。