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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
  番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。


平成20年度放送番組審議会委員(敬称略)10名

伏島 信治 委員長(伏島プランニングオフィス代表)
宮澤 仁朗 副委員長(医療法人ときわ病院院長)
大房 孝宏 委員(北海道電力㈱ 常務取締役流通本部長 兼お客様本部副本部長)
塩野谷 英男 委員((株)江戸屋代表取締役社長)
三上 雅俊 委員(朝日新聞北海道報道センター長)
張  相律 委員((株)北海道チャイナワーク代表取締役)
岸田 洋輔 委員(岸田法律事務所 弁護士)
河村 利枝子 委員((株)アトリエK一級建築士事務所 専務取締役)
佐々木小世里 委員(イラストレーター)
藤原 千枝子 委員(心理セラピスト)


第406回北海道テレビ放送番組審議会  -平成20年7月29日開催-

出席委員

伏島 信治 委員長
宮澤 仁朗 副委員長
大房 孝宏 委員
塩野谷英男 委員
三上 雅俊 委員
張  相律 委員(レポート出席)
岸田 洋輔 委員
佐々木小世里 委員
藤原 千枝子 委員

北海道テレビ側出席

代表取締役社長  荻谷 忠男
専務取締役・デジタル推進担当 兼報道情報担当 兼技術担当 樋泉 実
取締役・CSR推進室長 兼番組審議会担当 横山 憲治
取締役・編成担当 兼編成戦略局長 林 亮一
報道情報局長 国本 昌秀
広報部長 大羅 富士夫
番組担当ディレクター 海野祐至
番組審議会事務局長・CSR推進室・ホットラインデスク部長 古田 俊暁
番組審議会事務局 南部 由美


【会社報告】

  • 株主総会、取締役会での役員の選任・変更
  • 青森朝日放送チャーターヘリの墜落事故
  • 情報通信審議会第5次中間答申
  • 水曜どうでしょう著作権法違反裁判 即日結審
  • アナログマーク表示
  • 高校野球応援実況
  • 北海道洞爺湖サミット終了
  • 民放連番組コンクール
  • 40周年関連「10時間テレビ」「歓喜の歌」「トラキア展」
  • 新婚さんいらっしゃい公開録画終了
  • 6月視聴者応答報告

【審議内容】

テレメンタリー2008「ぬくもりの向こうに~親の愛を知らない乳児院の子供たち~」
についての審議委員のご意見

◇公立の中央乳児院の存在、その乳児院が民間委譲される現実を番組で初めて知った。乳児院の実態が分かりやすく描写され有意義な番組だった。

◇職員の方々の子供達に対する愛情や役割の重要性がひしひしと伝わってきた。

◇今後の北海道の社会保障を考慮するうえで、この番組の発信したテーマに大きな意義があった。

◇里親候補が見つかっても、親権が優先され、実現にこぎつけられない矛盾を番組が浮き彫りにしていた。

◇全国117箇所の乳児院のうち108箇所が既に民営化されている事実を番組に盛り込むべきだった。

◇30分という限られた時間内での、番組構成とカメラワークが素晴らしい。

◇里親に引き取られた3歳児に幸せかどうか質問したのはナンセンス、作り手はどんな答えを期待したのだろう。

◇知事への質問「乳児院に行かれたことがありますか」に拍手喝采、為政者の本質が炙り出されていた。

◇官であろうが民であろうが、このような施設が内容を伴った形でセーフティネットとして引き継がれていくことを、多くの市民が望んでいると思う。


【海野ディレクターの説明】

◇30分という限られた時間の中で、まさに自分が行って感じたこと、気持ちの移ろいなどをそのまま構成し、 作り上げていった。

◇民間委譲については、賛否を番組として決め付けることはやめようと決めて制作に臨んだ。番組を見た視聴者の方々の考えるきっかけになって欲しいと思った。

◇映像のモザイクについては、人権に配慮しつつも、極力モザイクなしで子供達の感情・表情を伝えることに腐心した。 制約が多々ある中で、どれだけ表現できるか自分自身との勝負であった。

◇里親に引き取られた3歳児に「幸せなのか」と何故質問したかについてはいろいろ悩んだ末のこと。なぜあの小さな子供が「幸せ」と言えるのか・・その疑問を表現してみたい気持ちもあった。