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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第423回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2010年4月22(木)15:00~17:00
審議テーマ
地方局の発信力、コンテンツ力について
出席委員
内田和男 委員長
宮澤仁朗 副委員長
佐々木小世里 委員
藤原千枝子 委員
塩野谷英男 委員
大房孝宏 委員
中川ファリーン委員(レポート)
見野彰信 委員
小西由稀 委員
千葉光宏 委員
会社側出席者
代表取締役社長 荻谷忠男
専務取締役 樋泉 実
取締役 横山憲治
取締役 林 亮一
CSR推進室長兼ホットラインデスク長 国本昌秀
報道情報局長 寺内達郎
編成局長 川筋雅文
広報部長 岡 仁子
放送番組審議会事務局長 関川信明
放送番組審議会事務局チーフマネージャー 南部由美
【会社報告】
- 新委員に千葉光宏氏就任
- HTB制作「憧れのトムラウシで・・・」ANNテレメンタリー年間最優秀賞に輝く
- HTBアナウンス講座2010年度開講
- HTBスペシャルドラマ「歓喜の歌」がドイツのワールドメディアフェスティバルで金賞受賞
- HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」が、日本映画テレビ照明協会 第41回照明技術賞 テレビドラマ・Vシネマ部門で審査委員特別賞を受賞
- ホットラインマンスリーレポート2010年3月
【委員の意見要旨】
◇HTBは、スペシャルドラマ、テレメンタリー等で国内外の各賞を受賞、積極的な海外への北海道情報発信など、コンテンツ力の観点では、十分な力量を備えている。これら良質の作品の再放送を全国に向けて積極的に行うべきである。
◇HTBは「水曜どうでしょう」に代表されるように、お金をかけずとも、切り口を工夫し、ニッチな視点で番組つくりに臨んでいる。
◇北海道を応援することを基本スタンスに、見ていて愉しく、勇気をもらう、行ってみたい、食べてみたいなど、視聴者のアクションにつながる番組を期待したい。
◇高齢化、介護、障害者の問題など、社会的に意義深いテーマを、HTBならではの個性的な切り口と鋭い視点で、積極的に発信してほしい。
◇HTBのデータ放送は大変優れた情報ツールである。ますます情報のソースを拡張し、内容を充実させていただきたい。同時に情報の過多は視聴者に混乱を与える懸念もあるので、利用度のニーズに合わせた取捨選択も必要だろう。
◇番組制作に際して、地域住民は何に関心があるのか、どういう生き方をしているのか、しっかりとリサーチし実態をきちんと把握することが重要。視聴者からの情報発信を受け、テレビ局が素早くコンテンツに取り込むことで、より地域密着の情報を視聴者に届けられるのではないか。
◇マスメディアとしてのテレビは、その時代に応じたマスを対象とすべきである。現在の日本のマスは高齢者層であり、これから高齢化が急速に進むのは大都市圏である。現在のキー局(全国ネット)によるコンテンツは、移ろい易い流行りを追うだけであり、現在のマスを対象としているとは言い難い。
◇大都市圏の団塊の世代が今後第一線を次々と退き、自らの人生を振り返るとき、故郷で共有されていた歴史性・公共性のあるイメージを映像に求めるようになるのではないか。とすれば、全国ネットのゴールデンタイムに一つの枠を設けて、各地域局制作の番組を順次全国に放送するなど、地域局とキー局が双方の弱点を補強する組み合わせを構築し、本来のネットワーク機能を十分に生かすような方策を考えるべきであろう。