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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,2ヶ月に一度第4日曜午前5:35から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第499回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2017年11月30日(木)
15:00~17:00
審議テーマ
出席委員
平本健太 | 委員長 |
作間豪昭 | 副委員長 |
喜多洋子 | 委員 |
鳥居マグロンヌ | 委員 |
深江園子 | 委員 |
斎藤 歩 | 委員 |
稲井良介 | 委員 |
高橋多華夫 | 委員 |
佐賀のり子 | 委員 |
嶋田知紗 | 委員(新任) |
会社側出席者
代表取締役社長 | 樋泉 実 |
常務取締役 | 國本昌秀 |
取締役 | 森山二朗 |
役員待遇コンテンツ事業室長 | 川筋雅文 |
報道情報局長 | 大羅富士夫 |
編成局長 | 福屋 渉 |
CSR広報室長 | 岡 仁子 |
国際メディア事業部長 | 後藤雄也 |
番組担当プロデューサー | 北村 力 |
番組審議会事務局長 | 斎藤 龍 |
【会社報告】
- 嶋田知紗氏に委員委嘱
- HTBノンフィクション「カムイの鳥の軌跡~オオジシギ 2つの物語~」が科学放送高柳賞最優秀賞受賞
- HTBが女性活躍推進法に基づく「えるぼし」企業に認定
- onちゃん20周年感謝祭 12/1~3開催
【審議番組についての委員意見要旨】
《評価点》
●外国人も日本人も様々な情報が得られるような内容。北海道には まだ行くべき場所がたくさんあると教えてくれた番組
●北海道の魅力をわかりやすく伝えていた。食べ物はおいしそうに花々は美しく撮れている。
●映像化された「雑誌」にも見えて、分かりやすくて観光客が求める内容満載。
●観光客にとって重要な情報である価格・営業期間・営業時間の表示がほぼ徹底されている点はかゆいところに手が届く配慮
●オープニングのカラフルでサイケデリックな文字、ゲームの主人公のように出てくるonちゃん、昔のゲーム音楽っぽいBGMなどは外国で人気の日本のポップカルチャーをうまく取り入れていた。
●外国での放送を前提とし外国人視聴者を意識しているにもかかわらず、全編日本語という潔さが国内視聴者にとっては番組への親近感に繋がっている。
●「道南まるごと体験」はツアーなどの紹介より地域の魅力を全面的に感じることができた。
●料理体験も新鮮な魚を間近でみてさわって食べるのが良い。女性部の方の暖かさも伝わってきて楽しそうでよかった。
●「前浜のたらこはプチプチじゃなくしっとり」などといった、実は深いコメントが自然に引き出されている。
●アリョーナさんの笑顔がすてき。李さんは声がすごく良い。二人から楽しさが伝わってくる。
●アリョーナさん、李さん、二人のバランスが素晴らしい 補い合っている良いコンビだ
●鹿部町での乗馬体験で、馬と折り合いのつかないアリョーナさんの肉声や、ジップラインを飛ぶ直前の心細そうな表情そしてツブの貝殻を割った瞬間の「無理…」という表情が面白かった。
●ナレーションの大野アナウンサーは、とても落ち着いた聞きやすい低音で、しっかり番組を引き締めていた。
●随所に字幕でさまざまな説明が挿入されていたのも親切。
《改善点・要望点》
◆海外の視聴者で北海道未訪問者にとってはThe北海道というべき定番ネタが足りない。
◆紹介されたほとんどのスポットの利用に費用が掛かる。情報としてはいずれも優れていると思うが少し有料のものに偏っているのではないか。
◆ロシアでは中国ではという対比の中で地域の特色を引き出すことができれば、また違った魅力が出るかもしれない。一工夫がほしいところ。
◆十勝編も道南編もどちらもお天気が中途半端で、夏の北海道らしい抜けるような美しい光景になっていない。
◆日中国交正常化45周年のロゴに関して全く触れられなかったのが違和感。
◆北海道全体の中で十勝や鹿部がどの辺に位置するのかがわかる地図が欲しい。空港や駅からのアクセスに関する情報が全くなかった。
◆出演者以外のスタッフに外国人もいればもっと外国人目線になったかもしれない。
◆アプリの検索機能が最初の画面ではなくスポットの中に検索機能があり、少々探しづらかった。
《提言》
☆北海道に行きたい外国人、北海道の良いところをまだ知らない道民に、美味しい情報、楽しい体験、美しい風景などを届けるとともに、歴史の問題や先住民族としてのアイヌの問題にも触れる、そういう番組を作れたら本当に素晴らしい。
☆番組を作ることで北海道に貢献する経済的にだけではなく北海道民の心の豊かさに貢献する、この番組がそのような形で続きますよう今後も期待。
※次回の放送番組審議会は1月25(木)開催予定です。