now onair

NEXT

インバウンドに変化 北海道でウニ尽くし…4人家族で10日間旅行の予算は240万円 「量」から「質」へ

あす(10日)から春節ということでテーマは「インバウンド需要はいま」です。
コロナ5類移行から初めて迎える春節。
かつての「爆買い」の形や人気の観光スポットに変化が現れています。

そもそも春節とは中国や中華圏の国々の旧正月のことを言います。中国では10日から今月17日まで8連休です。中国政府はことし春節の前後に過去最多となるのべ90億人が移動すると発表しました。
中国以外でもだけでなく、祝日となるところもあります。
去年11月に北海道に宿泊した外国人の数はすでにコロナ前を上回っているというデータも。

外国人観光客の皆さんが旅行の参考にしているのがネット上の口コミです。

外国人観光客でにぎわう札幌の雪まつり会場。
■香港から:「カニを食べた」
Qなぜこのお店を選んだんですか?
「ほかの旅行者がこのレストランをおすすめしていた」
「カニに関する情報を調べてより高い評価の店を選んだんだ」

多くの外国人観光客が旅行の参考にしていたのは、ガイドブックではなくアプリの口コミです。
【VTR】
■外国人観光客:「スキーをするために来ました」
家族トマムでスキーを楽しんだという中国からの家族。
最終日の夕食の店はアプリで選びました。

■外国人観光客:「札幌で有名なレストランに行きます。『むらかみうに』」。
アプリに表示された評価は、満点の星5つ。新鮮な生うにが人気のお店です。
家族4人で10日間の旅の予算は250万円。
1人8800円の「うに尽くしコース」や1つ4500円の折り詰めのウニなどを次々と注文していきます。
料理を写真に収めると…。

■中国人観光客:
「ウィーチャット(中国のSNS)に登録して友達に見せます」
こちらの店では雪まつり期間中、客の8割が外国人だといいます。

■村上商店・村上りえ子副社長:
「口コミで『日本に行ったらむらかみに行くべき』と書いてあると聞いたことがある。私たちとしてはうれしい限りです」

【スタジオ】
VTRで紹介した家族が使っていたのは「大衆点評」というアプリ。
中国人に大人気で国内の登録数は飲食店や観光スポットなど100万以上、日本に旅行する中国人の55パーセントが利用しているそうです。
そのアプリが選ぶ北海道の人気レストランTOP3がこちら。

1位がスープカレーGARAKU札幌本店。
2位は串鳥札幌駅前店。
口コミ数は2000件超え。
3位はVTRにも登場した函館うにむらかみ札幌店です。

串鳥札幌駅前店は外国人の客の割合が33パーセントと串鳥の店舗の中でトップクラス。
串鳥によりますと「いつの間にかアプリに登録されていた」ということです。
なんと、HTBもいつの間にか登録されていました。
住所は旧社屋、豊平区南平岸・HTBとは関連しない店に関する口コミでした…。
アプリの日本の代理店によると「旅行者側が各店のページを作成するので正確性に劣る。
そして一方、有料プランに申し込めば店側も情報発信できる」とのことでした。

外国人の旅行の仕方も変わっています。
専門家によると個人旅行が増え「爆買い」需要は限定的で、
SNSでシェアする「体験」を重視するようになっているといいます。
こうした需要を見込んで網走市観光協会は新たな流氷ツアーを企画しました。
JRの車窓から、船の上から、さらにチャーター機で上空から流氷が見ることができます。
6泊7日でおよそ41万円でも人気だそうです。

星野リゾートの「OMO7旭川」では無料で街中を案内するツアーを開催。老舗の飲食店が並ぶ横丁などディープスポットが知れると外国人に好評です。
コロナ禍前と比べて訪れる外国人がどれだけ増えたか、地図アプリのデータ解析の全国市町村ランキング。
上位は軒並み地方都市。70倍以上に増え全国1位になった町が北海道にありました。
札幌の隣の当別町です。急増のワケとは?

【VTR】

中心部を訪れる外国人が70倍に増えたという当別町。
8日、町の中心部を訪れてみましたが…。

■町民:
「実感しない。どうなんだろう。たまにしか見ない。」
「どこの国の人だろうと(町中で)観光という感じの人は見えない」

役場の担当者も…。

■当別町産業振興課・佐藤太一郎主幹:「正直、寝耳に水な状況で」

ただ、思い当たる節もあるといいます。

■当別町産業振興課・佐藤太一郎主幹:「おととしオープンしたロイズカカオ&チョコレートタウンに本当に数多くの客が来たことが主な要因と分析しています。」

■立田祥久記者:「チョコレートができるまでがわかるゲームを体験しています。」
チョコレートの歴史や製造過程を様々な展示やゲームで学べるこちらの施設。

2021年11月の誕生以降、毎月およそ300人の外国人が訪れているといいます。
特に人気なのが自由にトッピングをして自分だけのチョコレートを作る体験です。

■グァムから:
「自分でチョコレートを作れるなんて最高」

■タイから:
「フェイスブックで見て来た。ロイズはタイでもすごく人気があるからね。」

■当別町産業振興課・佐藤太一郎主幹:
「(当別町は)札幌からすぐ近くという好立地だったが、いままで外国人に来てもらうコンテンツがごくわずかしかなかった」
「注目されているということはいいチャンスと捉えているので、(受け入れる)基礎を固めていきたい」

【スタジオ】

最後に、外国人観光客が激増した他の市町村です。
山形県の高畠町はワイナリー。
秋田県の能代市はバスケ漫画「スラムダンク」の聖地として人気に。
北茨城市は担当者に取材しましたが…「なぜ外国人が増えたか分からない」という回答でした。

当別町はパンフレットやホームページが日本語のものしかないので来年度中に多言語化することを検討しているそうです。
チャンスを逃さないようにするには外国人のニーズを捉え、受け入れる態勢を整えることが求められます。

HTBニュースのおすすめ動画(冒頭に広告が流れます)

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb