now onair

NEXT

当別町でメープルシロップ作り 主な生産地カナダ・ケベック州出身の男性の挑戦「シロップ作りで森を守る」

世界最大のメープルシロップの生産地・カナダのケベック州出身の男性が、去年から北海道・当別町でシロップ作りを始めました。「シロップ作りで森を守る」という男性の挑戦を取材しました。

マーク・ギャニオンさん)
「すごいうれしいね。いっぱい人がいます」。

カナダ・ケベック州出身のマーク・ギャニオンさん(56)。去年12月、当別町にメープルシロップを製造する「北海道メープルハウス」を開設しました。今月26日初めて開かれたイベントにはおよそ400人が参加。みんなギャニオンさんのファンだといいます。

イベント参加者)
「ひと声かければこんだけの人が集まる。すごい人脈だと思います」。

イベントのテーマは「森とのコネクション」。樹液をもたらしてくれる森を知ってもらおうとギャニオンさんが企画したものです。この日は、ギャニオンさんが試作した100%道産のメープルシロップも50本限定で販売されました。

客)
「意外と身近でも作れるんだなって」。

ギャニオンさんが来日したのは21年前。

マーク・ギャニオンさん)
Qどうして日本にきた?
「なぜ?ラブです」。

旅先のタイで札幌出身の和香さんと運命の出会い。結婚を機に日本にやってきました。
しかし衝撃的なことが…。

マーク・ギャニオンさん)
「初めての札幌で奥さんの家の中にメープルシロップがあった。味見をすると、んー(おいしくない)。おいしいメープルシロップがあるのに、なぜ?」。

日本人に本場の味を届けたい。ギャニオンさんは2007年に札幌に店を開き、カナダから直輸入したメープルシロップの販売をスタート。
店が評判を呼ぶ中、ギャニオンさんには北海道産のメープルシロップを作りたいという想いが膨らんでいきました。

マーク・ギャニオンさん)
Qきょうは何をしに行きますか?
「森に行きます。犬のサップです。サップの意味は樹液。樹液くんです。レッツゴー」。

去年、日本全国の森を歩き回り、カエデの木がたくさん自生している当別町の森を発見。14ヘクタールの土地を借りてメープルシロップづくりを始めました。週に2回、森に入り手入れを行います。

マーク・ギャニオンさん)
「この木は(樹齢)30年以上、去年(メープルシロップに)使いました」。

樹液をとるのは「イタヤカエデ」と「ウチワカエデ」。2月から3月の厳しい冬から徐々に暖かくなる時期にしか採れません。ギャニオンさんが大切にするのは自然に近い森で行うメープルシロップづくり。植樹は行わず、自生したカエデの成長を促します。この日、ギャニオンさんは笹を刈る作業を行いました。

マーク・ギャニオンさん)
「森は暗い、太陽は来ません。赤ちゃんがいない、たいへん」。
Q赤ちゃんが育たない?
「できない。(目指す森は)床がカエデの赤ちゃんのカーペットみたい、これ最高。ヘルシーな森」。

持続的なシロップの生産に欠かせないのは百年先の未来を見据えた森作りです。

マーク・ギャニオンさん)
「レッツクリーン北海道」。

こちらはカナダから取り寄せたメープルシロップを作る機械。樹液には1.5%ほどの糖度しかありませんが、66%の糖度まで煮詰めることでメープルシロップが誕生します。

マーク・ギャニオンさん)
Q薪で煮詰めるんですか?ガスとかじゃなくて?
「いい質問です。メープルシロップはピザと似ている。煙、スモークが本物のメープルシロップを作ります」。

とことん自然のものだけで作る。ギャニオンさんのこだわりです。

今年できたメープルシロップは35リットルだけですが、ギャニオンさんの挑戦は始まったばかりです。

マーク・ギャニオンさん)
「私の夢は30年、40年、私がいなくなってもまだ北海道のメープルシロップを作ることです。今、一生懸命(森を手入れすることに)意味がある」。

当別町の名産品になる可能性を秘めたメープルシロップ。ギャニオンさんの挑戦は続きます。

HTBニュースのおすすめ動画(冒頭に広告が流れます)

合わせて読みたい

HTB天気予報士
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
HTB天気予報士
奇跡の子
イチオシ!動画ポスト
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb