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JR北海道 2024年第一四半期の線区別収支を発表 札幌圏の営業損益 2018年の公表以来初の黒字

JR北海道は13日、2024年の第一四半期の線区別収支を発表し、札幌圏の営業損益が2018年の公表以来初の黒字となったと明らかにしました。

JRによりますと札幌圏の利用は3月のダイヤ改正で空港アクセスの快速エアポートの利用が増えたことなどにより、営業損益が前年同時期比2億4200万円改善し、1億4700万円の黒字になったということです。第一四半期としては、2018年の公表以来初の黒字となります。
北海道新幹線は赤字が続いていますが、前年同時期と比べ5億5400万円赤字額が縮小しました。
JRが単独では維持困難としている赤字8線区(黄線区)は、富良野方面のインバウンド利用が好調で営業収益が1200万円増加した一方で、車両の減価償却費などが増えたことにより全体の赤字は1億5200万円拡大しました。

100円を稼ぐのにかかった費用を表す「営業係数」は以下の通りです。
▼札幌圏=99円
▼留萌線=1558円
▼日高線=1163円
▼富良野線=456円
▼新幹線=177円

JR北海道は8つの黄線区について、国から経営改善の監督命令を受けています。これに対しJRは沿線自治体と一体となって利用向上に取り組み、3年後の3月に国へ「抜本的な改善策」を示すことにしています。
JR北海道は監督命令の最終年度となる2026年度までに、昨年度およそ148億円だった8つの黄線区の赤字を単年度で100億円まで縮める収支目標を定めています。

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