感謝のメッセージぎっしりと… スーパー「西友」札幌5店舗が最終営業 北海道から全店舗姿消す
2024年 9月30日 16:20 掲載
50年以上にわたり道民の生活を支えてきた総合スーパーの「西友」は30日の午後6時に札幌の5店舗が営業を終了し、北海道から姿を消します。
井口七海記者)
「西友が閉店の日を迎えました。最後の買い物をしに多くの人が店の中に入っていきます」。
46年前から営業をしている札幌市東区の「元町北二十四条店」。30日あさ、店の前には最後の姿を写真におさめる人も。7月中旬から続いていた閉店セールも30日で終わり。すでに商品が売り切れて空の棚もあるなか、最終日も買い物に訪れる人でにぎわいました。店内に設置されたボードには西友への感謝のメッセージがぎっしりと貼られていました。
買い物客)
「総菜も美味しいし、ご飯作る、おかず作るのも面倒くさいときには弁当もおいしいしひとり分でもすごく助かっていました」。
買い物客)
「ここで学校祭の買い出しをみんなしていてクラスの子たちと一緒にきたり部活の終わりにアイス買って食べていたのでなくなっちゃうのさみしい」。
1973年に札幌市豊平区の月寒店を皮切りに北海道に進出した西友。
宮の沢店オープン「いらっしゃいませ・・」
札幌だけでなく、一時は、旭川や函館など道内各地にも展開。最盛期には道内に11店舗がありましたが15年前に札幌の9店舗を残すのみに。スーパーの競争が厳しさを増す中、今年の春、経営改革の一環として道内からの撤退が決まりました。
平岸店「ありがとうございました」
29日、平岸店など札幌市内4店舗が閉店。30日は「元町北二十四条店」など5店舗が閉店し西友は、北海道から姿を消します。
HTBニュースのおすすめ動画(冒頭に広告が流れます)