解散総選挙へ 道内議員も“臨戦” 激戦必至 注目の選挙区は 道8区・4区
2024年 9月30日 17:56 掲載
自民党・石破茂総裁)
「10月27日に解散総選挙を行うと考えております」
発足した自民党の新・執行部。先週金曜日に誕生した石破茂 新総裁は10月27日投開票での衆議院の解散総選挙に踏み切る考えを明らかにしました。
中村裕之衆院議員)
「すごいね」
大築紅葉衆議院議員)
「これ厚田の道の駅に売ってるので」
中村裕之衆院議員)
「買ってきたの?」
大築紅葉衆議院議員)
「ぜひ、ぜひ中村さんも」「ネックピローになるんですよ」
中村裕之衆院議員)
「ああ…わかったわ(笑)」
秋の石狩市の人気イベント、「いしかりサケまつり」には自民党・道連会長の中村裕之衆院議員と、立憲民主党の大築紅葉衆議院議員の姿が。石狩市を含む北海道4区では激戦が予想されています。
前回2021年の総選挙。北海道4区では中村議員が696票の僅差で大築議員に競り勝ち小選挙区で勝利。
現職に肉薄した大築議員は比例復活で、初当選を決めました。
北海道4区は、前回までは小樽市を中心とする後志管内と札幌市手稲区などが含まれていました。これが、1票の格差是正のため区割りが変更となり次の選挙からは、これまで5区だった石狩市が4区に加わることになりました。
有権者数およそ5万人の石狩市での支持が、勝敗を左右する新たなポイントとなります。
この夏、町内会のイベントなど石狩市内を細かく回ってきた中村議員。石狩での浸透に自信をのぞかせました。
中村裕之衆院議員)
「私が顔と名前、一致する人が増えてきましたし、いろんな人が親切にしてくれるので、その人方を頼りに活動している。少しなじんできたかなと思います」
大築議員も自転車で石狩市内の住宅街を回るなど、1人でも多くの人に顔と名前を売り込もうと汗を流します。
大築紅葉衆院議員)
「選挙一回出ないと、投票用紙に名前を書いてみないと分からない。投票所にいって初めて、今まで書いていた人たちがいないんだというのを分かる方も多いと思うので、まずはそこまで徹底的に歩くのみですよね」
このほか、北海道4区では共産党の新人で元札幌市議の佐々木明美さんも立候補を表明しています。
「ともに未来へ」
函館市内のホテルでSNS用の動画撮影をしていたのは、自民党の新人、向山淳さんです。
向山淳支部長)
「石破茂新総裁が決定しました。私たちの地域も選挙に向かってという体制を整える時期が来た」
去年7月の公募で道南・北海道8区の候補予定者に決まった向山さん。
選対本部長などを決め選挙に向けた体制を固めました。
そして、30日の午前には支持者らが集まっての事務所開き。
向山淳支部長)
「本当にこのチーム一丸となって、業界も議員の先生方も皆さん力を合わせて戦うんだという思いを新たにさせていただきました」
向山さんが挑む相手は立憲民主党の重鎮です。
逢坂誠二衆院議員)
「皆さんご苦労様です。おはようございます」。
立憲民主党の前の代表代行で、道連代表を務める逢坂誠二衆議院議員。
函館市内で後援会事務所の事務所開きを行いました。
逢坂誠二衆院議員)
「まやかしで総理総裁を変えても本質的には何も変わらない。そこを変えるのは政権交代しかないと私は確信している」
党の要職を務めながらも、欠かさず地元回りをしてきた逢坂議員。新人の向山さんの勢いを警戒してか、次の総選挙を「負けられない戦い」と強い危機感を持っています。
逢坂誠二衆院議員)
「この間ずっと高いテンションで来ていましたが、事務所開きによって、皆さんの顔をみて、より一層これはがっちりやらなければならないとそういう気持ちになりました」
北海道8区には共産党の新人で、党函館地区委員長代行の本間勝美さんも立候補を表明しています。
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