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男子高校生がトイレで逆さづりやわいせつ行為受ける 北海道教育委員会が「いじめの重大事態」に認定

道立高校の当時1年生の男子生徒がおととし、3年生の先輩らから暴行や性的ないじめを受けたとして、道教委は25日、第三者委の調査結果を公表しました。

第三者委がまとめた調査報告書によりますと、道立高校に通う当時1年生の男子生徒は、2022年6月からおよそ半年間、同じ高校の3年生の男子生徒4人から校内のトイレで逆さづりにされたり、わいせつ行為をされるなどのいじめを受けました。男子生徒は4人のうち3人と寮の同じ部屋で生活していたということです。保護者からの学校や警察への通報で発覚し、道教委はいじめの重大事態に認定。第三者委は学校側がいじめを一部把握していたにも関わらず軽微と捉え、指導や情報共有を行わなかったと指摘しました。

いじめ調査部会・佐藤由佳利委員
「本当に違和感があって(教師らが)なぜ気付かなかったかっていうところは色々聞いた。先生方の業務が過多でなるべく見たくないという潜在的な無意識が働いたのではないか」

いじめを受けた男子生徒は現在も高校に通っていて、いじめた4人のうち3人は家庭裁判所に送致され保護観察処分となっています。

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