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旭山動物園元園長が語る「奇跡の子夢野に舞う」の魅力…タンチョウ復活までの記録が札幌で再上映

HTB製作のドキュメンタリー映画が1日から札幌で再上映されます。
旭山動物園の小菅正夫名誉園長が映画の魅力を語ってくれました。

長沼町の農家が地域にタンチョウを呼び戻す活動を記録した「奇跡の子夢野に舞う」。
東京では劇場が満席になるなど好評を博し、名古屋、大阪、九州など全国で上映が続いています。
11月1日から、札幌での再上映が決まりました。
2日には、旭山動物園の名誉園長で現在、円山動物園の運営にも携わる小菅正夫さんが、トークイベントに登場します。

■旭山動物園 小菅正夫名誉園長:

Q映画を観た感想は?
「よくこんなことができたなと思いましたわ。世界中でね。いなくなってしまった動物を元に戻そうということは、いろんな方がいろいろなやり方でやってはいるんだけど、一番難しいのはそこへ野生の個体を、呼び戻すというあれが1番難しいんですよ。」

Q誰に観てほしいですか?
「これは7年の記録を1時間半ぐらいだっけ、で、観て本当あれよあれよという間だったんだけど、至るところにね。考えさせられることがたくさんあるんだよ。すべての年代の人に見てほしい。あれやったのはさ、結構年配の人だよ。ああいう人たちがね。また行政を動かしてさ、子供たちを巻き込んでね、やった仕事だよ。
これだからいくつになっても能動的っちゅうかさ、素晴らしい迫力のある仕事ができるし、俺たちもああいう大人になろうって思えるような人たちだもん。」

Q感じ取ってほしいことは?
「この映画はだけどね、作り物じゃないわけでしょ。誰も作った演出があってできるもんでないもん。動物と人々が共生することができればさ、本当に素晴らしい地球の別天地に北海道なるんじゃないかなっていう。そういう期待が持てるようなそれほど印象的な映画だったんだわ。」

ナレーションを務めたのは歌手で俳優の上白石萌音さんです。

1日から札幌のサツゲキで、17日から浦河町でも上映が始まります。小菅正夫さんのトークイベントは2日の上映後に行われます。

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