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北海道議会 宿泊税導入をめぐり紛糾 「事の重大性を知事は十分理解していないのでは…」最大会派から指摘

観光予算確保のために、道が導入を目指す宿泊税。道議会で始まった議論の中で、知事の姿勢に最大会派が異例の指摘をしました。

■鈴木知事:
「宿泊税を導入し、安定的な財源のもと、質、量ともに充実した施策を展開することが必要と考えております。」

道の条例案では、宿泊料金に応じて1人100円から500円を課税する「段階的定額制」を採用しています。

一方で、先行して導入している後志の倶知安町の宿泊税は、宿泊料金の2%を徴収する「定率性」を採用していて、2つの方式が混在することに町が反発しています。

鈴木知事は先月、町と合意したうえで条例案を道議会に出す方針を示しましたが、合意しないまま先週、提出しました。

■鈴木知事:
「3定議会で答弁申し上げた。合意に至らなかったことは、反省しなければならない状況と考えており、大変心苦しく思っております。」

道の方針転換に、知事を支える最大会派の自民党・道民会議は一般質問の最後に異例の指摘を行いました。

■宮下准一道議:
「(自治体などとの)信頼関係にどれほどの影響を及ぼすこととなるのか、そのことの重大性を知事は十分に理解していないのではないか。」

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