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北電管理の取水堰でサクラマス大量死 約3900匹の死骸 魚道の開放遅れで酸欠死か ふ化放流事業に影響は?

北海道蘭越町にある北電が管理する取水堰で、サクラマスおよそ3900匹が死んでいたことが分かりました。魚道の開放の遅れなどで、酸欠死したとみられています。

尻別川の取水堰で、今月11日に撮影された写真。魚道の奥の川の中に見えるのは、すべてサクラマスの死骸です。

加藤諒也記者:「フェンスの先の敷地内に魚道があります。近くの川では、大量のサクラマスが死んでいるのが見つかりました」。

13日、蘭越町の尻別川にある北電が管理する取水堰で、サクラマスが大量に死んでいるのが見つかりました。15日までに確認されたその数は、およそ3900匹に上ります。

北電によりますと3日、取水堰に設置された魚道を開放しようとしたところ、入り口に流木などが堆積して開けられず、10日に流木の除去作業を行おうとしたところ、大量の死骸が見つかったということです。上流から水がせき止められて下流の水が減り、水温の上昇などによりサクラマスが酸欠死したとみられています。

道総研の下田研究主幹によると、今はサクラマスの遡上の時期にあたり、これから産卵するサクラマスが大量死したとみられることから、今後、ふ化放流事業などに影響が出る可能性があるということです。

北電はHTBの取材に対し、「原因調査など最大限協力していきたい」とコメントしています。

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