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北海道知事が環境省へ法整備要望 釧路メガソーラー問題、事業者と行政の対立 協議平行線のまま工事再開か

釧路湿原周辺で相次ぐメガソーラーの建設。
釧路市内15カ所で建設を計画しているのは大阪に本社を置く日本エコロジーです。

日本エコロジーのメガソーラー建設をめぐっては、国の特別天然記念物・タンチョウやキタサンショウウオなどの希少生物の調査が不十分だったことが発覚しています。

日本エコロジー 松井政憲社長)
「調査を複数回行っているにもかかわらず釧路市として調査の信用性がないというような文書がきたので、市に対してはこれ以上のことはできない」

これに対し、日本エコロジーの松井政憲社長は適切に希少生物の生息調査を行っていて、釧路市の審査体制が不十分だと主張。釧路市との協議は平行線をたどっています。

そんな中、日本エコロジーは12月1日から順次、市内12カ所で工事を再開する意向を表明。そのうち8カ所は希少生物の調査が不十分だとして釧路市が再調査を求めている場所です。

市との協議が続く中で工事が再開されかねない事態に鶴間市長は…

釧路市・鶴間秀典市長)
「これまで法令等に基づき適正な調査手法を明示するなど、事業者に対して助言、指導を重ねてまいりましたが、理解されることがなく工事に着手するというようなことは他に例を見ない事案であり極めて残念である」

午後3時半ごろ、東京の石原宏高環境大臣のもとを訪れたのは鈴木知事です。
地域と共生しないメガソーラー開発に対する早急な法整備に加え、法律の改正前に国としてガイドラインを策定してほしいと要望しました。

北海道 鈴木直道知事)
「行政指導に従わない状況もあって、悪質性があると考えていますし、極めて遺憾だと言わざるを得ない事案だと思っています。道としてはこの法令違反が発覚し、中止勧告、従わない場合は中止命令を発出する厳しい対応を取っていきたいと考えている」

釧路湿原周辺のメガソーラー問題、協議が続く中で本当に工事が再開するのか、今後の動きが注目されます。

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