子育ても店舗SNSも配達も…毎日全力「これが私のスタイル」札幌市 “青果店ギャル”
2026年 7月 8日 12:04 掲載
記者
「今これインスタグラム?」
黒壁佳織さん
「そうインスタグラム。朝一のインスタをアップします。寝る前に来たやつ(発注)は全部返して、朝起きて新しく来たやつ(発注)は全部返します」
黒壁佳織(くろかべ・かおり)さん。
札幌市西区西野で両親が営む青果店に勤めています。店の情報を発信するSNSの朝の更新が終わると、子供たちの弁当と朝食づくりの時間。佳織さんは、3人の子どもの母親です。
記者
「毎朝この時間なんですか?」
佳織さん
「もうちょっと早いかな、きょうは寝坊しちゃった。洗濯してお風呂洗ったら弁当作りから始まる」
高校生の娘の弁当を作った後に、お店に向かいます。
佳織さん
「(ネイルが)見る人の中には、不衛生と思う人がいっぱいいると思うけど、全然衛生的なんだよね。ちゃんと消毒しているから。消毒液持ち歩いて、一日何回消毒しているかわからない」
高校生の娘にとって、佳織さんは?
高校生の娘
「お母さんは、普段は面白いんですけど、礼儀に厳しくて楽しい人です。(自分も)目上の人との接し方とか、ありがとうとかの挨拶をやっています。朝いそがしいのにお弁当を丁寧に作ってくれて、いつもありがとうっていう感じです。」
記者
「ですって、お母さん」
佳織さん
「ありがとうございます。」
子どもたちの見送りが終わると…。いよいよ、メイクタイムです。佳織さんは、中学生のころから、このスタイルを貫いてきました。
佳織さん
「(きっかけは)やっぱり先輩ですね先輩とか友達もみんなこんな感じだったので。(否定的な反応を)言われているかもしれないですけど私が多分気にしなさ過ぎて。やることやっていれば、見た目は関係ないんじゃないかなと思っている。」
「顔面は完成、イェイ。」
佳織さんの主な仕事は配達です。市内の飲食店などへ野菜や果物を届けます。
佳織さん
「私が間に合わなかったら責任重大じゃないですか仕込みがあるので。『遅れましたすいません』では済まされないので」
受け取りのタイミングが合わず、いわゆる「置き配」をするときは、手書きのメッセージを添えることを忘れません。
佳織さん
「すいません、佐藤青果でーす」
元気も、届けます。
保育園職員
「お姉さんもすごい明るく、いつも元気に挨拶してくれるので、こちらも嬉しい気持ちになりますしとてもいい野菜を持ってきてくれているので、助かってます。」
配達の合間に、昼のSNSの更新も。
母・真由美さん
「ささぎ、めっちゃ美味いんだよ。こんにゃくと一緒に甘醤油で炒めて食べてみてください。こういう風に斜めに切ります。赤まきまぎ 青まきまぎ、黄まきまぎ…青巻紙 赤まきまぎ 黄まき○※△…」
この日は、話題づくりにお母さんが登場。週5日、娘と共に店を支えます。
母・真由美さん
「(近所の)子供たちが『ギャルいないの』って来るんですよ。ギャルの歳ではないんだけどギャルって言われてて、そのギャルを見たさに親たちが買い物に来るという。いいことでしょう」
いまやお店にとって欠かせない存在となった佳織さんですが、6年前は専業主婦でした。手伝い始めたきっかけは、コロナ禍の影響により、店の売り上げが大きく減ったことだったといいます。
佳織さん
「私がどうにか絶対に売り上げを元に戻すかそれ以上にしてやると思って勉強した。税理士さんとかにもすごい聞いて、何もわからなかったしなんせ頭がいい方じゃないから全然」
社長でもある父にとって、佳織さんは。
記者
「『一緒に働く』と言われた時どうでしたか?」
父・雄幸さん
「嬉しかったよ。経理はやっているし、子育てしているしだもん。むちゃくちゃやっているから、頼りにしているよ」
佳織さん
「やっぱり楽をさせてあげたいから両親に。でも親たちが完全に仕事から離れてからですね。(独り立ちの)スタートが。(今は)そのための修行」
最後に、聞きました。
佳織さん
「私は自分のスタイルがこれだと思っているので、これを崩すつもりはなくて、このまんま突き通してやっていきたいと思っています。だってこれが私だから。」



















