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【「パンどろぼうひろば さっぽろ」開催見合わせに関するお知らせとお詫び】:10月2日(金)よりサッポロファクトリー特設会場にて開催を予定していた体験型イベント「パンどろぼうひろば さっぽろ」は開催を見合わせることとなりました。心よりお詫び申し上げます。

ヒグマ最前線

【ノースサファリサッポロ】閉園から1年…撤去期限が迫る違法建築物と残された220匹の動物たちの今

動物との距離の近さから、
「日本一危険な動物園」とも紹介され、注目を集めていた
札幌市南区の民間動物園、ノースサファリサッポロ。

加藤諒也記者
「ノースサファリの営業が終了し、
園内からは続々と人が出てきます」

去年9月、
20年間続けてきた営業に幕を下ろしました。
きっかけとなったのは、建物でした。

閉園日(2025年9月30日)
閉園日(2025年9月30日)

園があったのは、
建物の建築が原則認められない市街化調整区域。
建築物をめぐっては、
問題が明るみに出る去年2月までに、
札幌市から17回の指導や勧告を受けてきましたが、
それでも違法に建物を増やしてきました。

このことついて、
園の運営会社「サクセス観光」の当時の社長、星野氏は、
HTBの取材にこう答えていました。

サクセス観光 星野和生前社長
「調整区域に建物を建てる方々が
(他にも)たくさんいた中で
そこはちょっと甘く考えていたのが、
一番の原因だったと思います」
Q調整区域内ということは知っていたんですか?
「知っていました。指導を受けたので」

閉園から1年。違法建築物は。

鈴木麻友記者
「建物の撤去は少しずつ進んでいるようです。
入口には、一部解体された建物が置かれています。
すぐ隣にはグランピングの施設として使われていた建物が
ずらりと並んでいます」

園内から撤去された建物(2026年9月28日)
園内から撤去された建物(2026年9月28日)

閉園した去年9月、122棟あった違法建築物。
直近の札幌市の立ち入り検査では、
27棟まで減っていることが分かっています。

ただ、空から見ると、
大きな獣舎などの飼育施設を中心に
建物が残ったままです。
これらの建物には重大なタイムリミットが。

今年3月、札幌市はサクセス観光に対し、
法的拘束力のある「除却命令」に踏み切りました。
園に残る全ての建物の撤去を求めていて、
その期限が来月末に迫っています。

札幌市が発出した除却命令
札幌市が発出した除却命令

サクセス観光は命令を不服としていて、
現在、第三者機関が
その妥当性について審理中です。

サクセス観光の代理人弁護士
「動物の福祉を考えると撤去の速度には限界がある。
適切かどうか改めて審理いただきたい」

秋元札幌市長
「動物の専門部署の意見も取り入れながら設定したもの。
春・秋であれば動物の移動は可能だろうということで
10月末ということで設定しました。
そういう意味では札幌市としては
適切な期間設定であったという風に考えております」

撤去の際に避けることができないのが、「動物の移送」。
閉園時300匹以上いた動物は、
およそ220匹に減りました。

しかし、
人に危害を加えるおそれのあるライオンや、
高齢となった動物の移送は、
リスクが高く、難航していました。

この問題について、
去年12月、新たな動きが。

北海道アニマルワールド 赤澤芳樹社長(当時)
「動物が困っていると、居場所がなくて。
何かお手伝いできないですかと」

東京の投資会社が動物を救おうと設立した新会社、
「北海道アニマルワールド」。

提供:北海道アニマルワールド
提供:北海道アニマルワールド

現在、サクセス観光で雇っていた
およそ20人の従業員を受け入れ、
動物の飼育・管理を引き継いでいます。
飼育費、人件費などには
月々1000万円ほどかかりますが、
その費用は
全てアニマルワールドが負担していると言います。

さらに、札幌近郊で新たな動物園を造り、
そこに動物を移送する計画です。

北海道アニマルワールド
「最も重視しているのは、
動物たちが現在よりもゆとりのある、
できる限り自然に近い環境で安心して暮らせることです。
北海道の冬季を踏まえた飼育環境、地域の皆様との共生、
長期的に安定した運営が可能な体制などについても
慎重に検討しています」

ただ、これまで近隣住民の理解が得られず
立ち消えた候補地もあり、
今も移送のめどは立っていません。

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