
映画「孤高のメス」息子の脳死に戸惑う母親
孤高のメス公開
6月5日に全国で公開された映画「孤高のメス」。舞台は1980年代、当時の法律では認められていなかった脳死での臓器移植がテーマです。「あの子の手は、あんなに温かいのに…。」交通事故で脳死状態に陥った息子を前に、母親は戸惑いながらも脳死下での臓器提供を決断します。
7月に施行された改正臓器移植法では、本人の意思がわからなくても、家族が承諾すれば脳死状態でも臓器提供が可能になります。突然降りかかった深い悲しみの中、臓器提供の決断を下す家族の心の負担は計り知れません。